AIとは何か

これであなたも説明できる!AI(人工知能)の定義を詳しく解説

AIのイメージ

AI(人工知能)という言葉は、1956年の夏、世界中のコンピューター技術の第一人者が集めて行った「ダートマス会議」でジョン・マッカーシーという人物によって初めて使われました。それから60年近く経った今でも私たちはさまざまな場面でAI(人工知能)という言葉を耳にします。

ではAI(人工知能)の定義とは何で、私たちはどのようにAI(人工知能)を認識しておいたらよいのでしょう。そして、私たちが「AI(人工知能)とは何ですか?」と聞かれたときは、なんと答えたらよいのかわからないですよね。

そこで今回は、小さい子供に「AI(人工知能)ってなぁに?」と聞かれても焦らずにスラスラ~っと説明できるようになっていただけるよう、私たちの身の回りにあるAI(人工知能)に関連したサービス、商品を見ながら、AI(人工知能)の定義についてお話していきます。

AI(人工知能)の定義「人間のように考える機械やシステム」

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まず「AI」とは、Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)の略字で、直訳すると「人工知能」となります。

そして肝心のAI(人工知能)の定義ですが、実は専門家の間でも定まっていません。

そこで今回は「人間のように考える機械やシステム」と考えていきましょう。

「人間のように考える機械やシステム」をお掃除ロボや検索エンジンのような実用的なものを見る視点で考えるときには

「人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで模倣したソフトウェアやシステム 」(引用元:IT用語辞典 e-Words )

という定義がしっくりきます。

しかし、ドラえもんなどのようなまるで人間のように思考する機械を指す場合は

「人工的に作られた、知能を持つ実体」(国立情報研究所教授:武田英明氏)

あるいは

「人工的に作られた人間のような知能(東京大学大学院工学研究科准教授 松尾豊氏)」

という言葉がふさわしいですよね。

この「人間のように」といっても、お掃除ロボがお部屋の障害物を避けながら床を隅々まで掃除するのも「人間のように」でしょうし、ドラえもんのように自分で考えて話したり、泣いたり、笑ったりしているのも「人間のように」です。

同じ「人間のように」でも意味が異なります。前者はまだできることがまだ限られていて、幼い部類に入る「人間のように」なのに対し、後者はできることの多い大人の部類に入る「人間のように」。

では「人間のように」というのをさまざまなパターンで定義できるようにAI(人工知能)の定義をこの人間の成長に合わせて考えてみましょう。

AI(人工知能)を人間成長に合わせて定義してみる

aiを人に例えるイメージ

よちよち歩きのあかちゃんAI(人工知能)の定義

「単純な制御プログラムを搭載した何か考えているようにみえるもの」

これは、エアコンや掃除機、洗濯機など、人がいるところに風を送ったり、障害物を避けて床を掃除したり、洗濯物の量や温度、湿度に応じて洗濯の仕方を変えたり空気清浄機が周りの空気の汚れを感知して空気清浄したりするものを指します。

センサーによって様々な情報を受け取り、それを受けて行動を変えるといった感じ。スイッチのON-OFFやリモコンの操作だけでなく機械が考えて行動しているように見えますよね。

人間でも赤ちゃんはお腹が減ったときなど、不快な状態を訴えたいときに泣いたり、お母さんを認識して甘えたりします。

なんでもチャレンジなちっちゃい子AI(人工知能)の定義

「探索と推論ができる機械またはシステム」

少し難しい言い方になってしまいましたが、迷路やパズルを解いたり、チェスや将棋のソフトなどのように明確に定義されたルールの中で、場合分けやシュミレーションを繰り返して、答えを出すもの。

分かりやすく言うと、知っていることを使って自分で考えて、知らない答えを出すことができる。

身近なもので言うと、先ほども書いた自動掃除機が自分でお部屋をくまなく掃除する最短ルートを計算したり、スマートホームのように朝起きたらカーテン開けてエアコンを付けてというルーティンを学習したり、自動翻訳サービスが長文から文脈で判断して翻訳したり、チェスや将棋のソフトが名人に勝てる最善手を計算したりなどです。

人間では、なんでも食べたり舐めたり、すぐ迷子になったりする好奇心旺盛な幼年期時代と言えるでしょう。

いろいろ世間が分かってきた学生AI(人工知能)の定義

「知識をもとに特徴を判別判断できる機械またはシステム」

与えられた膨大なデータをもとに自分で特徴を見出し、それを表現できる状態。自ら考えて教えられていないことでも新しい概念で答えを出せる状態で、一つの情報を与えてたときに関連のある情報とつなげて考えて判断できます。これは画像認識や自動運転、検索エンジンなどにあたりますよね。

私たちが目にするインターネット広告もこういった技術が用いられていて、ネットの閲覧履歴などからおすすめの商品がピックアップされます。あなたの好みという特徴を学習しているのです。

さらに画像認識では人間が「これはネコですよ」と教えなくても「この耳が三角でひげが生えていて、大きさはこのぐらいなこの生き物はネコですね」と、沢山の画像から自分で学んでいきます。

人間ではある程度経験を積んだ思春期の少年少女が当てはまると言えるでしょう。もう半分大人なので自分で考えて行動し、さらに学んでいきます。

経験豊富な大人AI(人工知能)の定義

「人工的に作られた人間のような知能」

画像だけでな音、ニオイなどの莫大な情報から様々な特徴を見出すことで、概念を作り出し、言葉を理解した上で、さらに自分から新しい情報を得るために試行錯誤を繰り返しさらに賢くなった状態のAI(人工知能)。感情を持ったように振舞ったり、人間と違和感なく会話できるようになるでしょう。

まだこれは実現できていないと言えますが、コンピューター技術の発達でそうと遠くない未来に実現ができそうですよね。人と自然にお話してそのお話のなかから学び、人間のサポートをする。まさに自分専属のアシスタントが常についているようなイメージです。

ビジネスだけでなく医療や介護、そして家庭まで色んな場面でAI(人工知能)が欠かせなくなる未来が待っています。

超人間AI(人工知能)の定義

「人間が作ったものより賢いAI(人工知能)を作るAI(人工知能)」
シンギュラリティ(技術的特異点)という言葉でよく語られる、人間を超えたAI(人工知能)は自分自身で自分より強いAI(人工知能)を作り、そのAI(人工知能)がまたそれを繰り返し、ということを繰り返して、もはや人間では手も足も出なくなってしまったAI(人工知能)をさします。

その危険性は多くの専門家が警鐘を鳴らしていて「完全なAI(人工知能)が人類最後の発明になる」とも言われていたりも。人間を超えた知性は人間をどう判断するのか、想像が膨らみますよね。

 

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今回はAI(人工知能)の定義について、人間の成長に喩えてお話してきました。

さまざまなケースに分けてみましたが、つまるところAI(人工知能)の定義は会話の状況によって使い分けたほうがよさそうです。

厳密にはAI(人工知能)は完成していませんが、家電量販店では広告宣伝にAI(人工知能)という言葉がいろんな商品に使われていて、一方では人工知能学会の会長さんが「AI(人工知能)とは心をもつメカだ」と言っていて、はたまた脳科学的にアプローチする人もいますので、さまざまな分野の方々がAI(人工知能)という言葉を使い、もはや意味があやふやになってしまっています。

しかし、AI(人工知能)を幅広い意味、そしてさまざまな定義を把握しておくことはAI(人工知能)を考える上で大事です。

これからさらにAI(人工知能)は日常に溶け込んできます。そうなった時のためにも今のうちに理解を深めておきましょう。

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