AIとは何か

AI(人工知能)の基本を学ぼう!汎用人工知能とは何かまとめてみた

AI(人工知能)の基本を学ぼう!汎用人工知能とは何かまとめてみた

近年、AI(人工知能)技術は、私たちの住む日本でも注目が集まっていますよね。それはAI(人工知能)技術を組み込んだロボットやサービスなどが非常に便利なため、私たちの生活をより豊かにしてくれるからでしょう。

そんなAI(人工知能)は、人に代わって何でもかんでもできるようなイメージを持たれがちですが実は違います。AI(人工知能)技術には車の自動運転など、一定の範囲のみ本領を発揮する特化型人工知能と自ら学習して成長していく汎用人工知能に大きく2種類にわけられます。特に、その汎用人工知能が人の知能を超える可能性があるのだとか。

この記事では、人のようにどんどんと成長していく汎用人工知能をメインにAI(人工知能)の基本的なポイントを解説します。汎用人工知能の知識を得ることで、これから訪れる新しい時代にも対応できる力を身につけられるでしょう。

それでは今回、AI(人工知能)の基本と汎用人工知能の可能性にスポットライトを当てて詳しく解説します。

まずおさらい!人工知能(AI)て何だろう

AIのイメージ

まずはAI(人工知能)とは何なのかを詳しく解説します。AIとはArtificial Intelligenceの略で日本語では人工知能と訳されます。そしてAI(人工知能)とは、言語の理解や問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピュータが行う技術のことを指します。

AI(人工知能)はどのような場面で対応しているのかというと、例えば身近なものだとスマートフォンに搭載されている音声認識サービスなどがあります。スマートフォンの音声認識サービスを利用すれば、目覚まし時計の役割、目的地の行き先のルート案内であったり、スケジュールの管理までできます。

こう聞くと、AI(人工知能)は何でもかんでも人に代わって考えてくれる、対応できるイメージを持たれがちですよね。実はすべてのAI(人工知能)がそのような機能は付いていません。

AI(人工知能)には大きく2つの種類に分類でき、ある一定の分野に限り人のような対応ができるAI(人工知能)は特化型人工知能と言われ、どんどんと学習して対応できる範囲を広げることができるAI(人工知能)を汎用人工知能と言います。

それでは汎用人工知能について詳しく解説しましょう。

では汎用人工知能とは

ロボットのイメージ

AI(人工知能)の中で、映画にでてくるようなロボット、またドラえもんに搭載されているようなAI(人工知能)は汎用人工知能と言います。この汎用人工知能はAGI(Artificial General Intelligence)とも訳されます。

主に画像、音声、文字情報を記憶させて自己学習ができるので、通常のAI(人工知能)では対応できない部分を対応するAI(人工知能)です。そして、そのような汎用人工知能の能力であれば、近い将来、人に代わって仕事ができる時代も遠くないかもしれません。

例えば今まで人がやっていた仕事がAI(人工知能)に移り変わるだけでなく、仕事のクオリティーや精度によってはAI(人工知能)の方が優れるものもあるでしょう。それぐらい汎用人工知能は優秀です汎用人工知能が全世界に普及すれば、人の働き方や価値観が大きく変わるに間違いありません。

汎用人工知能と特化型人工知能の違い

考えるイメージ

汎用人工知能と特化型人工知能の違いは、対応できる範囲に限りがあるかどうかです。

まず特化型人工知能は1つのタスクに特化し、それ以外のタスクに関して対応できません。例えば画像を認識するAI(人工知能)であれば音声による認識やテキストの読み取りは不可能です。昨今、世間をにぎわした囲碁や将棋のAI(人工知能)もこの特化型人工知能の分類に属されます。

一方、汎用人工知能は与えられた情報を元に自ら考え、行動することができるAI(人工知能)です。一つの情報からどんどんと問題解決をしていき、成長していくことが大きな特徴となるでしょう。たとえば、囲碁や将棋で例を挙げると、汎用人工知能であれば今までの手法や知識を蓄積することはもちろんのところ、新しい攻め方や新しい一手さえも考えて生み出すことが可能となります。

まとめると、特化型人工知能はある程度絞られたタスクしか対応できないAI(人工知能)、汎用型人工知能は自分で学習し、どんどんと成長していける、さまざまなタスクに対応できるAI(人工知能)だと言えるでしょう。

とはいえAI(人工知能)技術で対応するレベルは、どちらも人が対応するクオリティーを超えるため、日本の将来を担うにはどちらのAI(人工知能)も非常に大切な技術です。

※こちらにも詳しい解説があります

汎用人工知能って存在するのか

脳のイメージ

結論からいうと汎用人工知能は、まだ存在しません。しかし、米国の未来学者レイ・カーツワイルは2029年に汎用人工知能が誕生すると著書で述べています。実際に特化型人工知能が世界的にも普及され始めているので、汎用人工知能が近い将来実現することが大いに期待できるでしょう。

汎用人工知能は日本を含む多くの世界各国で、実現すべく、さまざまな機関で研究されており、2つの方法のいずれかで実現される可能性が高いです。

汎用人工知能の実現される方法その1:全脳エミュレーション

全能エミュレーションは、人の脳や細胞、そしてシナプス結合を全てコンピュータ上にコピーし、そのデータを元に汎用人工知能を作る方式です。つまり、人の脳をコンピュータ上にエミュレート(模倣)し、人間のように考えて処理できる汎用人工知能ができあがります。

汎用人工知能の実現される方法その2:全脳アーキテクチャ

全脳アーキテクチャとは、人間の脳を完全に真似て人工的に構成された機械学習器を組み合わせることで、人間の能力をも超える汎用人工知能を実現する方式です。わかりやすく言うと小脳の機能を持つモジュール、大脳の機能を持つモジュールを組み合わせていき、人の脳の働きと似た集合体を作り、汎用人工知能を作り上げることです。

汎用人工知能は、まだ実現に至っていない技術ですが、実現することで人類に多大なる力を与えてくれる技術とも言えるでしょう。

汎用人工知能の未来

未来のイメージ

汎用人工知能が将来的に誕生すると、どのような未来が待っているのか気になるところですよね。もちろん人類に対してメリットとなる部分もありますが、デメリットももちろん存在します。汎用人工知能の登場により、どの様な影響があるのか解説します。

汎用人工知能は何でもできる成長するAI(人工知能)と期待されていますが、私たちが生きていく上で必要なライフスタイルの中に浸透していくことは間違いないでしょう。現時点でスマートフォンやエアコンやテレビなどの家電にさえAI(人工知能)が搭載されています。将来的には車の自動運転でタクシーの自動化やコンビニやスーパーの無人化も汎用人工知能で実現できるにちがいありません。近い将来、汎用人工知能の活躍で非常に便利な時代が到来するでしょう。

また一説では、2045年になると人工知能が人の脳を超えるとも言われています。その瞬間をシンギュラリティ、または技術的特異点と呼ばれています。となると、人の脳を超える汎用人工知能が新たな発明をすれば、人手は到達できない技術を生み出すことも可能でしょう。

まとめ
さて、今回はAI(人工知能)の基本から汎用人工知能について詳しく解説しました。

内容を振り返りましょう。

  • AI(人工知能)とは、言語の理解や問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピュータが行ってくれる技術のこと
  • 汎用人工知能はプログラムされた、限られた機能以上を自ら学習し、その課題を解決するところ
  • 特化型人工知能は、ある程度絞られた範囲のみ対応できるAI(人工知能)、そして汎用型人工知能は自分で学習し、どんどんと成長していくAI(人工知能)
  • 汎用人工知能はまだ存在しないが、近い将来、実現することが大いに期待できる
  • 汎用人工知能によって、今まで人が行っていた大半の仕事に対して労働する必要がなくなったり、一般経理事務員、受付係、クリーニング、スーパー店員の職業がAI(人工知能)に取って代わる、人工知能が人の脳を超える可能性がある

AI(人工知能)技術が世の中に登場し、現代社会では特化型人工知能が私たちの生活で大活躍しています。そして近い将来、誕生するであろう成長する汎用人工知能は、私たちの知能さえ超える可能性を持ち備えています。

汎用人工知能が創り出す未来は私たちの創造の範疇を大きく超える未来が来るかもしれません。

【お知らせ】

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