事業の規模が大きくなるにつれ、商品の管理も複雑になりがちですよね。
在庫を適切に数えられていない状態では正確な売上を把握できず、健全な経営から遠のいてしまいます。そこで管理を徹底しようとしても、商品管理に関するノウハウがなければ、膨大な時間と手間をかけた割には効果の薄い結果となってしまうでしょう。
そこでおすすめなのが、商品管理システムの導入です。商品管理システムを活用すれば、物品の管理に関わる一連の業務を効率化させることができます。
今回は商品管理システムの概要やおすすめの商品管理システム、選定時のポイントや注意点についてお伝えします。自社で商品管理システムを導入したい、という人はぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも商品管理とは
商品管理がきちんとおこなわれていないと、売上金を正確に把握できない、在庫の余剰や不足が発生する、といった問題が生じるかもしれません。
在庫の健全化のために、商品管理は非常に重要な役割を担っているといえるでしょう。
では商品管理システムって?




このように商品管理システムの導入は、業務効率の改善につながるでしょう。
導入しやすい!フリーの商品管理システム3選
商品管理システムを導入したいけれど、本格的なシステムを使うのはためらわれる…という場合は、まずフリーの商品管理システムを試してみましょう。そこでここからは無料で使用可能な商品管理システムを3つご紹介します。
ロジクラ
まず無料プランから始め、機能に物足りなさを感じたら有料プランへ移行するのもよいでしょう。
ZAICO
その手軽さと多機能な点が高く評価され、使用者は10万人を突破しています。無料プランも用意されていますが機能に制限があるので、商品管理システムの機能を試してみたい、という場合におすすめです。
SASO
しかしシンプルな設計で汎用性が高いため、どのような業種であっても活用できるでしょう。オープンソース型なので使用する環境にあわせてカスタマイズできるところも嬉しいポイントですよね。
無料で利用できる商品管理システムは以上です。それでは今度はさらに本格的に使える商品管理システムについてお話しましょう。
本格的に商品管理ができるシステム3選
無料のシステムでは十分な商品管理がおこなえないという場合はやはり出てきますよね。そこで本格的な商品管理システムを導入をおすすめします。
ここからは厳選した商品管理システムを3つご紹介しましょう。
アラジンオフィス
5,000社以上の導入実績から培われたノウハウを生かし、あらゆる業種・業界における商品管理業務を強力にサポートします。
楽商
「楽商」は中堅・中小規模の卸売業向け商品管理システムです。
導入からアフターサポートまでワンストップでおこなえる体制が整っているため、システムの導入に不安がある、といった場合でも安心です。
ユビレジ
「ユビレジ」は在庫管理システムを搭載したPOSレジです。
飲食・小売・サービス業をはじめ、さまざまな業種で導入されており、登録店舗数は30,000社以上。継続率が99%ということもあり、多くの企業から信頼されていることがうかがえます。
業務に合わせた商品管理システムが欲しい場合
ここまでは既存の商品管理システムについてお話しました。しかし業務に合わせたシステムを導入したい企業もあるでしょう。
実は商品管理システムには「クラウド」「オンプレミス」「パッケージソフト」の3つの種類があります。しかし企業の導入環境や業務にそぐわないシステムを導入してしまっては効果を得られません。
そこでそれぞれの特徴を簡単に説明しますので、どのようなシステムが適しているのか検討してみましょう。
クラウド
インターネットを介して利用するシステムです。
オンプレミス
自社でサーバを用意し、一からシステムを構築していきます。
パッケージソフト
PCにインストールすることで利用できます。
ただし機能に制限が多いため、最低限の機能だけあればいい、という場合に使用するのがよいでしょう。
商品管理システムを選ぶポイントと注意点
それではここからは商品管理システムを選ぶポイントを解説します。どのような点に注意すればよいのかもあわせて説明しているので、システム選定時の参考にしてみてください。
自社の課題を解決できるか
在庫数の把握ができていないのであればリアルタイムに共有できる機能が必要ですし、在庫の確認作業に時間がかかっているのであればハンディターミナルを導入すれば効率化が期待できます。
他のシステムとの連携は可能か
連携性の高さやどのシステムに対応しているか、などを事前に確認しておきましょう。
今回は商品管理システムの概要やおすすめの商品管理システム、選定時のポイントや注意点についてお伝えしました。商品管理システムにはどのようなものがあるのか、お分かりいただけたでしょうか。
自社の課題やニーズを洗い出す作業は、商品管理システムに限らず、あらゆるシステムの導入時において必須といえます。課題やニーズに的確に応えられないシステムを導入してしまっては、費用対効果が低くなってしまうからです。
多額の費用を投下したにもかかわらず、効果が得られないうえに経営を圧迫してしまうようでは意味がありませんよね。システムを導入する前に、導入の目的や課題、ニーズの抽出作業に時間をかけて取り組んでみてください。
今回の記事を参考に、自社に適した商品管理システムを検討してみましょう。
弊メディアを運営している株式会社お多福labでも商品管理システムの開発など、企業のDXをサポートしております。興味がある方は、ぜひお問い合わせください。