AIって言葉めっちゃ耳にするし、なんなら自分も使ってるけど「AIの意味は?」「AIって何の略?」って聞かれたときに、わかって使っている言葉のはずなのにうまく説明できない・・・そんなことありますよね。
実はわたし(タルミホ)も、AIZINEで記事を書いているのに、AIのことを上手に説明ができない!と気付いてしまいました・・お恥ずかしい笑
実は先日、15歳の息子からAIについて聞かれ、うまく答えられずしどろもどろしてしまい、醜態をさらしてしまいました。
AIって何の略なの?
AIの略?えーとね、つまり人工知能のことで、えーと
AIの略は、アートなんとかインターネットじゃなくて・・・
なんやっけ!?
そんなんでAIの記事書いてていいの?やばない?
確かにめっちゃマズイ!的確に端的にどんぴしゃな説明したいやん!何より息子に母の威厳見せたいやん!
そこで今回は、「AIってどういう意味?」って聞かれたときに、こんな風にスラスラ答えたらかっこいい!というAIの説明をどこよりもやさしく簡単に、3分でわかるようにお伝えしちゃいます。
AIってどういう意味?何の略?
Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)
アーティフィシャルも、インテリジェンスも日常では使わない言葉ですよね。
インテリジェンスの意味は、知能
つまり人工知能のことです!
まずはこの使い慣れない言葉を覚えるために、「アーティフィシャル インテリジェンス」を10回唱えましょう!
アーティフィシャル インテリジェンス、アーティフィシャル インテリジェンス・・・
AIってどういう意味?何の略なの?
AIは「アーティフィシャル インテリジェンス」の略で、人工知能って意味だよ
要するにAI(人工知能)って何なの?
AI(人工知能)の話をしていたら起こりうる、あるあるな質問ですよね。つまりAI(人工知能)は何なのか。まずは困った時のみんなのWikipediaから、AI(人工知能)の説明をチェックしましょう。
AI(人工知能)とは、『計算(computation)』という概念と『コンピュータ(computer)』という道具を用いて『知能』を研究する計算機科学(computer science)の一分野」を指す語。「言語の理解や推論、問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピューターに行わせる技術」、または、「計算機(コンピュータ)による知的な情報処理システムの設計や実現に関する研究分野」ともされる。
Wikipedia
???
Wikipediaむずー!!!全然入ってこない・・・!
もっとわかりやすい説明ないかなぁ。と調べていると、どこも微妙に違う長ったらしい説明をしていて、国語辞典のように共通言語ですんなり入ってきません。
そして、ついに驚愕の事実が判明しました。AI(人工知能)の定義は専門家の中でもまだ定まっていません!そりゃ説明も色々なわけですよ!そりゃしゃーないっす!w
そして、AI(人工知能)研究者のそれぞれの定義がこちらです。
国内の主な研究者による人工知能(AI)の定義
中島秀之(公立はこだて未来大学)、武田英明(国立情報学研究所)
人工的につくられた、知能を持つ実態。あるいはそれをつくろうとすることによって知能自体を研究する分野である
研究者:西田豊明(京都大学)
「知能を持つメカ」ないしは「心を持つメカ」である
溝口理一郎(北陸先端科学技術大学院)
人工的につくった知的な振る舞いをするためのもの(システム)である
長尾真(京都大学)
人間の頭脳活動を極限までシミュレートするシステムである
堀浩一(東京大学)
人工的に作る新しい知能の世界である
浅田稔(大阪大学)
知能の定義が明確でないので、人工知能を明確に定義できない
松原仁(公立はこだて未来大学)
究極には人間と区別が付かない人工的な知能のこと
池上高志(東京大学)
自然にわれわれがペットや人に接触するような、情動と冗談に満ちた相互作用を、物理法則に関係なく、あるいは逆らって、人工的につくり出せるシステム
山口高平(慶應義塾大学)
人の知的な振る舞いを模倣・支援・超越するための構成的システム
栗原聡(電気通信大学)
人工的につくられる知能であるが、その知能のレベルは人を超えているものを想像している
山川宏(ドワンゴ人工知能研究所)
計算機知能のうちで、人間が直接・間接に設計する場合を人工知能と呼んで良いのではないかと思う
松尾豊(東京大学)
人工的につくられた人間のような知能、ないしはそれをつくる技術。人間のように知的であるとは、「気づくことのできる」コンピュータ、つまり、データの中から特徴量を生成し現象をモデル化することのできるコンピュータという意味である。
「情動と冗談に満ちた相互作用を、物理法則に関係なく、あるいは逆らって、人工的につくり出す」とか、、むしろ難しいです・・・3回くらい読んだらなんとなくわかりましたw 「心を持つメカ」とかはズバッと端的で個人的には好きだな〜。
目指すところは「人間と全く同じことができるコンピューター」なんだけど、まだ完成していないから、うまく説明できないんでしょうね。そして、現在のAI(人工知能)はそのゴールを目指している途中で生まれている「副産物的なもの」なんです。
では、研究者レベルではなくわたしたちレベルで、ベストな回答を作っちゃいましょう!
要するにAI(人工知能)って何なの?
厳密な定義はなくて、色んな言い方があるんだけど
AI(人工知能)をわかりやす〜く簡単に説明すると、「記憶や学習、推測や判断とか、人間の脳ができることをコンピューターに肩代わりさせる技術」だよ。
AI(人工知能)って何ができるの?
どんどん深い話題になってきましたよね。AI(人工知能)の意味はわかってきたけれど、実際にはどんなものなのかは想像しにくいものです。
「特化型人工知能(applied AI、Narrow AI)」や「汎用人工知能(AGI)」他にも「強いAI(人工知能)」や「弱いAI(人工知能)」などいろんな種類があるのですが、今回は簡単にわかりやすく3分でAI(人工知能)の意味を理解するのが目的なので、身近なもので説明しましょう!
※特化型人工知能と汎用人工知能をさらに詳しく知りたい方はコチラ↓
とりあえずAI(人工知能)を5種類にわけてみよう!
1. 言語がわかるAI(人工知能)
文章を読んでその構成や意味を理解して、内容が似たものを選択したり、新しく文章を作ることもできます。
▼ 言語がわかるAI(人工知能)を使った事例
- Google翻訳
- 女子高生AI りんな
2. 音声がわかるAI(人工知能)
人の声だけを解析して抽出したり、人の声から文章に変換できる。逆にテキストを読み上げる音声合成の技術もあります。
▼ 音声がわかるAI(人工知能)を使った事例
- Siri
- Google アシスタント
3. 画像がわかるAI(人工知能)
画像や映像に写っている物を認識し、判定できる。ちなみに盛り盛りに撮影できる美肌系の画像加工アプリや、写メを絵画風に加工できるのもこの技術です。
▼ 画像がわかるAI(人工知能)を使った事例
- Google画像検索
- SNOW ビューティー効果&メイク機能付き自撮りカメラ
4. 制御ができるAI(人工知能)
データを元に機械の制御や操作を行う技術で、身近なものでは自動車や家電製品にもつかわれています。
▼ 制御ができるAI(人工知能)を使った事例
- 自動車の自動ブレーキ
- エアコンやルンバなどのIoT家電
5. 推論と最適化ができるAI(人工知能)
過去の事例など判断するための材料など、データを蓄積することで分析して予測し、最適な判断をすること。
▼ 推論と最適化ができるAI(人工知能)を使った事例
- Google検索で出てくる広告の最適化
- ショッピングサイトなどのおすすめ表示
- 囲碁や将棋などゲームの攻略
5つに分けて考えると、色んな場面でAI(人工知能)が使われていることがわかるし、一概にAI(人工知能)搭載!と言ってもどの技術にあたるのか、なんとなく予想できますよね。
これら5つの技術のどれかに特化したAI(人工知能)ではなくすべて兼ね備えて、人間みたいに考えたり、理解したり、予想して、判断をして行動をできるのが、現在目指しているAI(人工知能)の意味です。
そんなAI(人工知能)を搭載したロボットができたら、ドラえもんやアラレちゃん、鉄腕アトムみたいな存在ですよね。ドラえもんのひみつ道具はまた別の話ですが!w
AI(人工知能)って何ができるの?
言語、音声、画像の識別や、機械を制御したり最適化したり、それぞれの分野で人間の脳を超える技術が開発されていて、実際に使われてるんだよ!
でもすべてを兼ね備えた、人間の脳と同じ働きができるAI(人工知能)はまだ存在してないの。
AI(人工知能)の歴史はいつからあるの?
そんなことを聞かれたときのために、簡単にAI(人工知能)の歴史を頭に入れておきましょう!
ここでのポイントは、AI(人工知能)はブームと冬の時代を繰り返していて、現在は第3次ブームに当たるということです。
AI(人工知能)研究の歴史
第2次ブームが終わってからは存在感が薄くなっていたAI(人工知能)が、10年以上の冬の時代を経て第3次AI(人工知能)ブームを巻き起こせた理由は、ずばりディープラーニング(深層学習)のおかげなんです!春満開ですね!
ディープラーニングが発見される前までは、細かく細かく人間がルールを設定して、それにそってAI(人工知能)は判断していたのですが、人間の脳の情報伝達に似た仕組みを作ることができたおかげで、1から10まで指示してもらわなくても、AI(人工知能)が自ら学習し予測と判断ができるようになったんです。
ディープラーニングはちょっと専門的なお話になるので、詳しい説明はこちらで確認しましょう!
まだまだ新しい壁はいくらでもありますが、大きな飛躍を遂げて春を迎えた第3次ブーム、ここからの発展がますます楽しみです。
AI(人工知能)の歴史っていつからあるの?
1950年頃から現在までずーーーっとAI(人工知能)の研究は続いていて、ブームと冬の時代を繰り返しながら現在は第3次ブームの真っ最中!
ディープラーニングというAI(人工知能)が自ら学習する画期的な技術のおかげで、このブームは今後も続くし、飛躍的に進化していくのは間違いないよ!
まとめ
今回は「AI(人工知能)ってどう意味?」「AI(人工知能)ってなんの略なの?」と聞かれた時にスマートに答えるべく、どこよりもやさしく簡単に、3分でわかるようにお伝えしました!もうAI(人工知能)の意味も何の略なのかもしっかり理解できたし、誰かに聞かれても怖くないですよね!
念のため、もう一度答え方をおさらいしましょう!
- AIは「アーティフィシャル インテリジェンス」の略で、人工知能って意味である。
- AI(人工知能)をわかりやすく簡単に説明すると、「記憶や学習、推測や判断など人間の脳ができることをコンピューターに肩代わりさせる技術」である。
- AI(人工知能)は言語、音声、画像の識別や、機械を制御したり最適化したりできる。それぞれの分野で人間の脳を超える技術が開発されていて、実際に使われているが、すべてを兼ね備えた、人間の脳と同じ働きができるAI(人工知能)はまだ存在してない。
- AI(人工知能)は1950年頃から現在までずっと研究は続いていて、ブームと冬の時代を繰り返しながら現在は第3次ブームの真っ最中。AI(人工知能)が自ら学習するディープラーニングという画期的な技術のおかげで、このブームは今後も続き飛躍的に進化していくのは間違いない。
知っているようできちんと言語化できていなかったAI(人工知能)の基本的な意味を、改めて脳みそにインプットする良い機会になりましたよね。
AIZINEにはわたしのような初心者さんに向けた基本的な記事から、実際にAI(人工知能)を開発しているチームの濃ゆ〜い専門的な記事もあったり、情報盛りだくさん!これからも一緒にAI(人工知能)のことを知りながら、楽しく生活に取り入れていきましょう!
【お知らせ】
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