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簡単に作れるAIメーカー、その画像認識の精度がすごかった!

簡単に作れるAIメーカー、その画像認識の精度がすごかった!

最近ではAI(人工知能)についてニュースで聞いたり、インターネットで情報を集めたり、実際にAI(人工知能)を使ったサービスやアプリを利用する・・・という人も多くなりましたよね。その中で、AI(人工知能)を作って試してみたいという人もいるかもしれません。けれどもいざAI(人工知能)を作ろうとすると、専門知識やスキルはないし、勉強する時間もないから、手軽に作れるツールはないかと探すのではないでしょうか。

実際AI(人工知能)を開発しようと思うと、膨大な専門知識やスキルに加え、安くない費用がかかることが多いため、気軽に始めるにはハードルが高いです。だからといって、AI(人工知能)の作成がまったくできないかというと、そんなことはありません。今では「AIメーカー」を使えば、簡単に作ることができます!

しかもAIメーカーを利用すれば簡単に画像認識のAI(人工知能)が作成でき、その画像認識の精度もすごいんだとか。そこで今回は、AIメーカーとはどのようなものなのか、画像認識の精度も含めてご紹介しましょう。

AIメーカーは機械学習のWebプラットフォーム

AIメーカー

AIメーカーとは2z氏の開発した、簡単にAI(人工知能)が作れるWebサービスです。

「誰でも手軽に機械学習を始められるWebプラットフォーム。学習データを準備するだけ。サーバも、面倒な環境構築も必要ありません」

と、公式サイトで紹介されています。補足して説明すると、機械学習とは反復的な学習により、コンピュータがデータに潜むパターンを見つけ出すというAI(人工知能)を支える技術の一つで、Webプラットフォームとはサービスが動く土台がWebであることを指します。つまり簡単に説明するとAIメーカーとは、機械学習によりAI(人工知能)を作成し、実際に動かせるWebサービスと言えます。

AI(人工知能)を作成するにはサーバ(サービスを提供するコンピュータ)を用意したり、プログラムを組むための開発環境を構築したりしないといけませんが、AIメーカーではその面倒で専門知識が必要な作業は不要です(ただし、学習データとTwitterアカウントは事前に用意する必要があります)。

とはいえ、そんな手軽なものならお金がかかると考えがちですよね。実はAIメーカーはなんと無料で利用することができるので、気軽で手軽にAI(人工知能)を作成し、動かして楽しめます。無料でできるので、一度試してみましょう。

さて、一口にAI(人工知能)といっても、できることはさまざま。次ではAIメーカーではどのようなことができるのか、見ていきましょう。

現在AIメーカーでできることは画像認識と文字起こし

画像分類のイメージ

2019年11月現在、AIメーカーにてできることは、画像認識と文字起こしの2つで、画像生成や音楽生成、自然言語処理(単語分割や機械翻訳など、人間が普段使う自然言語をコンピュータにより処理させること)は対応していません。

AIメーカーの画像認識では、画像へのラベル付け(犬の画像なら「犬」というラベルを付け、猫の画像なら「猫」というラベルを付けるなどの操作)を行ない、学習を実行することで、画像の認識及び分類が可能となっています。AI(人工知能)の認識技術の多くは、データからの「学習」と、与えられたものを「認識」することの2つの仕組みで成り立っており、AIメーカーでの画像認識も例外ではありません。

一方、AIメーカーの文字起こしでは画像や音声、動画などのデータに含まれる文字や音声から文字起こしをすることができます。手元に分析できそうなデータを持っていなくても、YouTubeの動画の文字起こしが可能であり、AI(人工知能)の便利さを手軽に強く実感することができるでしょう。

AI(人工知能)を作れるとはいったものの、その手順が煩雑なのではないか、精度は低いのではないか、とついつい考えてしまいますよね。ここから、AIメーカーによるAI(人工知能)の作り方と実際の精度を、今回は画像認識について見ていきましょう。まずは作成方法です。

AIメーカーによる画像認識のAI(人工知能)の作成方法

犬猫のイメージ
結論からいうと、AIメーカーを使って画像認識のAI(人工知能)を作るのは非常に簡単です。専門知識はもちろん、Twitterアカウントと連携させる以外に特別必要なことはほとんどありません。さらにさまざまな人たちが作ったAI(人工知能)は「みんなのAI」として一般公開されており、そのAI(人工知能)を使って遊ぶこともできます。

画像認識のAI(人工知能)を作るにはTwitterアカウントと連携する必要があるため、Twitterにログインしてアプリを認証する手間がありますが、あとは簡単。識別させたいラベル、例えば犬と猫を判別させたいなら「犬」と「猫」を設定し、学習データを登録し、学習させるだけです。学習データは自分の持っている画像や画像検索から追加することもできますが、なんと自動でWeb上から収集することも可能です。

画像の自動収集や学習に時間がかかったり、ラベル付は自分で考えて行う必要が絶対にあったりしますが、これほど単純なステップでAI(人工知能)が完成するなんてすごいですよね。これによって、多くの人が手軽にAI(人工知能)を作成できるようになりました。

AIメーカーのAI(人工知能)作成の手軽さも大事ですが、その精度も気になるところですよね。つぎに精度の話に移ります。

AIメーカーで作られた画像認識のAI(人工知能)の精度

精度のイメージ

AIメーカーではとても精度のいい画像認識のAI(人工知能)を作ることが可能です。ただし、AI(人工知能)の精度は学習方法だけでなく、作り手のラベル付けや学習データの選択によっても左右しますし、精度を妥当に測るには高度なテストを大規模で体系的に組まなければならないこともあり、AIメーカーで作られた画像認識のAI(人工知能)の精度が良いか悪いかは厳密に、かつ一概にいえません。

それでもなぜ精度がとてもいいといえるのかというと、次に詳しく述べるように、ラベルとの類似度合をパーセント表記にして診断結果は返されるという特徴を生かして、得られたパーセントの検討からそれぞれのAI(人工知能)の精度を推測することができるためです。

できあがったAI(人工知能)は自由に試すことができ、画像データを指定して診断させると画像認識し、ラベル付けしたラベルとの類似度合をパーセントにして診断結果を返します。これはどういうことかというと、例えば「犬」と「猫」でラベル付けを行なった、犬と猫を判別するAI(人工知能)なら、「犬99%、猫1%」のように類似度合をパーセントで結果を返すということです。この類似度合が「犬60%、猫40%」だと精度が低いといえますよね。

となると、犬や猫の画像を与えてパーセントのぶれが少ないなら、できあがったAI(人工知能)の画像認識の精度は高いといえるでしょう。実際に犬のイラストでは「犬99%」の精度をたたき出し、猫のイラストでも「猫70%」という高精度で認識した、犬と猫を判別するAI(人工知能)が作成された例もあるのだとか。このような前例から考えるに、AIメーカーで高精度なAI(人工知能)を作ることも可能です。

まとめ
さて、今回は、AIメーカーについて、その画像認識の精度も合わせてご紹介しました。AIメーカーを利用すれば簡単に画像認識のAI(人工知能)が作成でき、その画像認識の精度もすごく高いことがわかりましたよね。非常に良くできたサービスなので、一度使ってみて自分の作ったAI(人工知能)や人の作ったAI(人工知能)で遊んでみましょう。

AIメーカーはWeb上のサービスであり、Webの環境があればどこでも誰でも、スマホでもPCでも使うことができます。作ったAI(人工知能)はみんなに公開され、みんなで遊ぶことができるというユニークなサービスもありましたよね。今回は画像認識の紹介でしたが、文字起こしも試すことができて、こちらも簡単な手続きで行なうことができます。

AIメーカーによる画像認識のAI(人工知能)作成はごく簡単な方法で実行することができ、専門知識は特別必要ありません。どんな画像を画像認識で認識し、どのように分類したいかを頭の中で考えてラベル付けを行ない、画像の自動収集し、学習することですぐに完成です。

今後、AIメーカーは現在備わっている画像認識や文字起こしだけでなく、画像生成や音楽生成、自然言語処理にも手を広げていくかもしれません。AIメーカーでできることの幅が増えれば、AI(人工知能)の種類も増え、さまざまなAI(人工知能)をさまざまな人が自由に使える世界になります。AIメーカーが将来どのように発展していくか、とても楽しみですよね!

ちなみに当サイト(AIZINE)を運営しているお多福ラボでは、同じように画像分類AI「Medeeps」があります。こちらもAIメーカーと同じく専門知識がなくても大丈夫。操作画面に従うだけで、簡単に画像分類のAI(人工知能)を作ることができます!もしこの記事を読んで画像分類のAI(人工知能)について興味がわいたら、ぜひこちらのページもご覧ください。

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