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AI×IoTはこんなにすごい!暮らしの役に立つ 事例2選

AI×IoTのイメージ

最近は本当にスマートスピーカーなど、AI(人工知能)を使ったものに触れる機会が多くなりましたよね。そして、AI(人工知能)自体に拒否感を示す人も少なくなり、これから生まれてくる子供たちにとってはAI(人工知能)が当たり前のものになっていくでしょう。

また、耳にしている人もいるでしょうが、現在ではAI(人工知能)とIoTのものを組み合わせたAI(人工知能)×IoTの商品やサービスなどが日々リリースされています。

そこで今回は、暮らしに役立つAI(人工知能)×IoTの事例について2例お伝えしていきましょう。なお、紹介するのはサービス業と住宅におけるAI(人工知能)×IoTの事例。なぜ、このようなAI(人工知能)×IoTのものが普及し始めているのか、その背景を説明した後で暮らしに役立つAI(人工知能)×IoTの事例について知ってください。

なぜAI×IoTは普及し始めているのか

IoT製品のイメージ

そもそもAI(人工知能)×IoTのものがなぜ日々リリースされているのかといえば、以下の2つによるものよります。

  • 付加価値をより作れる
  • 人手不足を解消できる

まず、AI(人工知能)×IoTのものは既存のサービスや商品にある付加価値をさらに高めてくれます。

例えば、これまでもIoT家電というものはありましたが、それらは同様のメーカーのもので共通で使える程度。しかし、今日ではスマートスピーカーやそれに関係する機器を取り付けることで、言葉1つで家電を動かせるようになりました。

すごい時代が到来しましたよね。こちらは一例ですが、

この他にもAI(人工知能)の特性である処理能力や特徴をみつけ出す能力を使って、工程を最適化や販売予測を行ったり、まったく新しいサービスを生むことが可能になりました。

そのため、AI(人工知能)×IoTのものが生み出され、普及しているのでしょう。

次に、AI(人工知能)×IoTのものは人手不足を解消できるというメリットがあります。

ご存知でしょうが日本の景気は比較的良いですが、一方で特定の職業では人材不足が叫ばれています。特に、サービス業に至ってはアルバイトを集めることができず、24時間営業を辞める店舗が数年前から増加。しかも最近では、店舗のオーナーと本社との問題にも発展しているところもあり、日本社会の問題の1つといえるでしょう。

したがって、この問題を解決するためにもAI(人工知能)×IoTを駆使する事例が生まれています。

また、人手が足りていても安全性をさらに上げるためにAI(人工知能)×IoTを用いる事例も存在。

例えば、みなさんが普段当たり前に使っているインフラなどでは、事故が発生してもみなさんの暮らしに影響を出さないや、もしくは命を守るためにAI(人工知能)×IoTを取り入れています。

このように、AI(人工知能)とIoTの技術によって快適で安全な生活を送れるようにしているのです。

…これでAI(人工知能)×IoTのものがなぜ日々リリースされているのかについては以上です。

それでは次からは、どんなAI(人工知能)×IoTの事例が私たちの生活に役立っているのか紹介しましょう。

パンを見分けるAI×IoTレジの事例

パンのイメージ

前にも述べたように、今サービス業においての人手不足は社会問題になっていますし、その中でサービスの質をどう上げていくのも課題の1つですよね。

ここでは、この両方を解決したBakeryScan(ベーカリースキャン)のAI(人工知能)×IoTの事例をお伝えしていきます。

こちらがどのようなものであるかといえば、簡潔にいえばパン専用のレジ

ただし、これはただのレジではなくAI(人工知能)の画像認識を用いてパンを自動で認識できるという、世界初の試みを成功させたAI(人工知能)×IoTの事例です。

流れとしては以下のようになります。

  • レジにトレイを置く
  • 店員がトレイをレジに認識させる
  • レジが購入するパンを認識
  • 購入代金をお客自身の手で支払う

上をみればわかるように非常に簡単でありながら、スムーズにパンを購入できる仕組みになっているでしょう。

なお、少し補足していくとこのレジは全てのパンを完全に認識できるものではありません。もちろん、焼き色の差程度であればわかりますが、当然どのパンであるのかわからないことも出てきます。

その場合には店員の手を借りて何のパンか確定する必要がありますが、AI(人工知能)を使っているため、パンの情報を学習していけばわかるようになるのです。これは非常に大きなポイントでしょう。

そのため、店員からの視点でまとめると、使っていけばどんどんレジの手間が省かれていくシステムであり、人手不足や研修の期間を少なくできるでしょう。

一方で、購入者である私たちにも大きなメリットがあります。

まず、購入者にとっても時間が掛からないので、ストレスなくパンを購入できるでしょう。

接客の技術不足で長蛇の列が発生しないことはよいことですよね。

また、レジでの衛生面の不安を払拭してくれます。

これまでのレジではパンの包装を店員が行い、現金を受けとって支払いを行うシステムでしたが、やはり現金に触れてパンを触ることに抵抗を持ってしまう人もいるでしょう。しかし、このBakeryScanは店員はパネルをタッチするだけでパンには触れないため、この種の不安は生まれません。

そのため、安心してパンを購入することができます。

その他、このレジに関しては既存のPOSがあった場合には画像処理用のパソコンや客面ディスプレイなどを導入すればよいので、負担が少なく導入が可能です。

以上のようにこのBakeryScanは人手不足の現場と、これまでみなさんが会計の際に抱いていた不満や不安を解消できるものになっています。

このレジはパン専用のレジですが、将来はこのAI(人工知能)×IoTを活用したレジの事例は増えていくかもしれません。そして、買い物で会計までの時間が劇的に改善され、顧客満足度の高いサービスが増えていくと予想できます。

IoTアパートを賃貸、住宅におけるAI×IoTの事例

スマートホームのイメージ

ところで、住宅においてのAI×IoTの事例といえば何を想像しますか。

おそらく現在ではGooglehomeなどのスマートスピーカーを想像する人が多いでしょうが、仮にすべての家電をスマートスピーカーにつなげることは知識があればできるでしょう。しかしそれは素人には難しい。また、賃貸では部屋を最終的には引っ越すでしょうから、思い切った決断ができない人もいるでしょう。

そのような人にスマートスピーカーとつながった環境を提供するのが、この住宅におけるAI(人工知能)×IoTの事例です。

こちらの事例はTATERUという不動産のプラットフォームを開発しているメーカーが行っているもので、これまでのIoTアパートを作って賃貸として提供するという考えではなく、IoT化すればすればよいのではないかと考えました。

具体的には、AI(人工知能)搭載のスマートスピーカーとルーター、IoT家電を提供することで、すべての家電をスマートスピーカーにつなげることができる環境、IoTアパートをどの賃貸でも利用できるように開発。

これによって、以下のようなメリットが生まれました。

  • 既存の賃貸アパートに付加価値を付けることに成功
  • 同程度の物件と比べて安くIoTアパートを利用できる

まず、前者の既存の賃貸アパートに付加価値を付けることに成功したことについて説明しましょう。

これはアパートオーナーに対してのメリットであり、下落傾向の賃貸アパートの価格を付加価値を付けることで、賃貸料を高くすることができるという点。

どのようなアパートであっても導入ができ、リフォームを行った時と比べて費用も掛からないため、コストパフォーマンスが高くなっています。そのため、アパートオーナーにとってみれば、ありがたいAI(人工知能)×IoTの事例といえるでしょう。

次に、後者の安くIoTアパートを利用できることについて説明します。

上で付加価値を付けることで家賃が高くなると説明しましたが、普通に考えればこちらはアパートの借主であるみなさんにとってはマイナスになることでしょう。しかし、おおよそこの家賃上昇は5,000円ほどになるとのこと。具体的な上昇額を考えてみると安いと思いませんか。

実際、仮にあなた自身の手でスマートスピーカーやIoT家電を買い集めて、自身の手でシステムを構築することを考えるとそれ相応のお金も時間も掛かります。しかし、こちらがこのIoTアパートであれば、同価値の賃貸アパートと比較して+5,000円ほど支払えば利用できるんです。

こう考えていけば、このIoTアパートはみなさんにとって決して高くはないでしょう。むしろ安くIoTアパートを利用でき、日々の暮らしを快適なものにできると考えれば素晴らしいものですよね。

以上のようにこのIoTアパートは、アパートオーナーに対しては家賃上昇によりありがたいAI(人工知能)×IoTの事例でありながら、利用者にとっては安くIoTアパートに住むことができる、お得なAI(人工知能)×IoTの事例といえるでしょう。

また、両社にとってメリットを与えている点はAI(人工知能)×IoTの成功事例であるともいえます。

 

AI×IoTのイメージ

今回は、Ai(人工知能)×IoTの事例をお伝えしました。それでは最後に、今後のAI(人工知能)×IoTの事例がどうなっていくのかお話していきましょう。

まず、間違いなくさまざまな業種でAI(人工知能)×IoTの事例は増えていくでしょう。

これは日本が人手不足であるということもありますが、一方で付加価値をつけ質を上げられるという点が大きいです。

おわかりでしょうが資本主義では、生き残りをかけた戦いをしていかなくてはならないもの。そのため、あるメーカーが優れたAI(人工知能)×IoTの事例を生み出せば、他のメーカーも追随していくので、結果として技術革新が進むことでAI(人工知能)×IoTの事例は増えていくでしょう。そして、AI(人工知能)×IoTの事例という言葉は過去のものとなり、それが普通になるのかもしれません。

ただし、AI(人工知能)×IoTの事例の増加には課題もあります。

実は、現在の日本ではAI(人工知能)やIoTなどの先端技術を使っていると答えた会社は、財務省のデータによると64.7%と過半数を超えている結果。しかし、AI(人工知能)に関しては10.9%、IoTは23.1%と低い水準と呼べるもの。

これをみていくと、AI(人工知能)×IoTの事例が現状では爆発的に増えるとはいえないものです。しかし、あくまでもこれは現在の状況であり、AI(人工知能)やIoTは今や深く周知されています。そのため、10年後には現在学んでいる学生などが技術者として頭角を現し、たくさんのAI(人工知能)×IoTの事例を生み出しているとは考えられないでしょうか。

おそらくそんな世の中になれば、きっと今よりも暮らしやすい世の中になっているはずです。そんな未来が訪れることを考えながら、AI(人工知能)×IoTの事例に注目していきましょう。

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