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通訳やガイドもできる!AI(人工知能)の観光業界の活躍事例5つ

通訳やガイドもできる!AI(人工知能)の観光業界の活躍事例5つ

旅行をした時に「言葉がわからない・・・」「おすすめの観光地は?」「どんなルートで行けば効率的に回ることができるかな?」と悩むことはありますよね。そんな時AI(人工知能)が言葉を翻訳して、おすすめの観光地やルートを提案してくれたら旅行が何十倍も楽しくなるのではないでしょうか。

現在日本のAI(人工知能)は、主に増える訪日外国人観光客のために多言語の問合せに対応しています。また、AI(人工知能は)言語の翻訳だけでなく位置情報なども取得し、おすすめの観光スポットも提案するようになりました。さらにこの他にも、AI(人工知能)が効率の良いルートでバスを運転してくれたり、ガイドブックにも乗っていない観光スポットを提案してくれるAI(人工知能)もあるのです。この中に、きっとあなたも使ってみたいAI(人工知能)があるかもしれません。

そこで、今回は「AI(人工知能)の観光業界における活躍事例」をご紹介いたします。

外国語の質問も対応!「talkappi」

talkappi

例えば海外旅行に行った際、道に迷ったり宿泊先で言葉が通じなくて困った経験はありませんか。しかし、ご心配いりません。これからは、AI(人工知能)が通訳をしてくれるようになります。

株式会社アクティバリューズが開発した「talkappi」日本語、英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語に対応しています。今回、増加する外国人への対応を行うために、洞爺湖温泉観光協会が「talkappi」を導入しました。

北海道の洞爺湖温泉は、インバウンドの外国人観光客が年間約50万人もいる人気スポットです。そんな中で「talkappi」は外国人の質問に対して24時間対応することができるので、困ったことがあってもいつでも使用することができます。またLINEやMessengerなどの普段使っているSNSに対応しているため、気軽に話しかける感覚で質問することができるようになるのです。もし旅先のスタッフで言葉が通じない、ということがあっても「talkappi」を使えば話が通じるでしょう。

宿泊前の問合せに回答!「トリップAIコンシェルジュ」

トリップAIコンシェルジュ

宿泊先のホテルの周りには何があるのか、浴衣やドライヤーがあるのか、など事前に調べる人は多いのではないでしょうか。私も宿泊先のチェックアウトの時間や周辺の観光スポットなど、事前に知っておきたいタイプです。そんな中、同じく洞爺湖温泉にある「洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス」「トリップAIコンシェルジュ」では、AI(人工知能)が備品、アクセス、駐車場、周辺スポットについての質問に24時間体制で対応してくれます。旅行前の計画のためにあれこれ知っておきたい!という方は是非「トリップAIコンシェルジュ」に質問してみましょう。

AI(人工知能)が運転をサポート!「AI運行バス」

バスのイメージ

旅行の計画を練ってルートと決めたのにもかかわらず、バスで渋滞に巻き込まれた!という経験はありませんか。JTBNTTドコモ会津電力の共同事業である「モビリティ・シェア事業」では、AI(人工知能)を利用した観光バスの実験を行っています。これは会津若松市内25ヶ所で乗り降り場所を設定し、相乗りバスをアプリから場所、人数を指定することでバスを予約することができるシステムです。この時、車両が今いるのかをリアルタイムで地域情報を表示でき、また、乗車後ももっとも効率的なルートを計算し、運転席のタブレットに情報が送られます。このため、リアルタイムな渋滞情報やルートの変更にも対応することができるのです。このため、観光客にとっても効率よく観光地を回ることが出来るようになるでしょう。

いつかバスがAI(人工知能)による自動運転になって、時刻表も決まったルートも持たないバスが出てくるかもしれません。

SNSが隠れスポットを提案!「Deaps」

Deaps

私は旅行の際、ガイドブックも隅々までチェックします。しかし、もしAI(人工知能)がガイドブックにも乗っていない旅行先・観光スポットを提案してくれたら、行ってみたくなるのではなりますよね。Deaps Technologies株式会社が開発したアプリ「Deaps」は、AI(人工知能)が「趣味嗜好」「時間」「場所」に合わせて観光の情報を提供してくれます。アプリのユーザーがおすすめのスポットの情報を自由に閲覧、投稿することで、ガイドマップに掲載されていない隠れスポットの情報も手に入れることができるようになるでしょう。また、「Deaps」はAI(人工知能)が位置情報とハッシュタグをつけた投稿を集めることで、オリジナルの観光地図を作ることができます。これによってユーザーオリジナルの観光ルートを作ることもできるのです。

この中で、「Deaps」は三重県大紀町地域活性化協議会と連携し、美容・健康・癒やしをテーマとした「美容ツーリズム」や郷土料理の「ぶりのべっこう寿司」など、大紀町のタイアップ特集を行います。「伊勢神宮の帰り道」としていつか大紀町が有名になって人が溢れかえっている、という日が来るかもしれません。

京都の心強いガイドどすえ!「Kyoto Guide ENA」

Kyoto Guide Ena

もし京都で道やお店選びに迷った際は、「Kyoto Guide ENA」を使ってみましょう。株式会社FKAIR京都南丹広域振興局は、外国人向けのAI(人工知能)のチャットボット「Kyoto Guide ENA」を開発しました。「Kyoto Guide ENA」は「近くのお土産屋さんはどこ?」「保津川下りの場所はどこ?」などの京都観光に必要な情報をチャットで答えます。また、位置情報を取得し、目的地にたどり着くまでの効率の良いルートも提案してくれます。この寄せられた質問や情報をAI(人工知能)でデータ分析し、今後の観光案内などに役立てる予定です。

「Kyoto Guide ENA」は現在英語のみの対応ですが、今後は日本語や中国語などの多言語にも対応し、音声入力もできるようになります。いずれ日本語にも対応するようになった際は、是非利用してみましょう。

以上、観光業界におけるAI(人工知能)の活躍事例をご紹介いたしました。

  • 外国語の通訳
  • 備品、周辺スポットなどの問合せ対応
  • 運転ルートの案内
  • SNSで隠れスポットを提案
  • 京都の観光ガイド

など、AI(人工知能)が様々な役割で活躍していることとは驚きですよね。これらが実用化されると、きっと皆さんの旅行がより楽しいものになるのではないでしょうか。近い未来、観光案内所でAI(人工知能)があなたをご案内、ということが多くなるかもしれません。

参照元 AIの京都観光案内、チャットボット「Kyoto Guide ENA」の実証を開始
AIの京都観光案内、チャットボット「Kyoto Guide ENA」の実証を開始
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