うちの会社にも業務改善のためにもAI(人工知能)を導入してみたい!と思っているけれど一体いくらするのかというのは一番気になるところですよね。確かにAI(人工知能)というと最先端の技術であり、多くの人にとっては、導入に当たってそもそもいくらするのか相場の感覚がわからないものです。
どれだけ優れた技術であっても、どれだけ有益であっても、見積もりをしたうえで判断しなければならず、予算オーバーであれば導入は難しいことでしょう。AI(人工知能)においても同じであり、いくらするのかは技術の導入を検討するうえで大事な要素の一つです。
そこで今回は、AI(人工知能)を導入するにあたって費用はいくらするのか例を3つあげてご紹介します。まずはチャットボットの開発の例についてです。
実例その1:チャットボットの開発はいくらするのか?
チャットボットとは音声やテキストを認識し、最適な返答をするAI(人工知能)の一種です。身近な例だと、Apple社のSiriやマイクロソフト社のりんながあげられるでしょう。
チャットボットの導入には、クラウド型のものであれば月額数千円で済むものもある一方で、個別開発によって提供されるものではなんと数百万円以上になるものまであります。商品数が少なく、問い合わせ内容もさほどバリエーションがない場合は低予算に、商品数が多く、対応も大規模になる場合は個別開発せざるを得なく高予算になる傾向にあります。
まずはヒアリングによって、どの部分の業務がAI(人工知能)に置き換えるのに適しているのかを判断します。AI(人工知能)化に関するヒアリングやコンサルティングがいくらするのかというと、相場で約30万円程度かかるそうです。
AI(人工知能)に置き換える業務を見極めたら、プロトタイプのシステム開発に移ります。これまで実際に利用のないものは一度試したいもので、そのためプロトタイプの開発が必要となってきます。チャットボット型AI(人工知能)のプロトタイプの開発はいくらするのかというと、相場は200万円以上のケースが多いそうです。
プロトタイプでどういったものか、どのように動くのか確認、調整し、システムが完成したら実際の運用へと移ります。業務の規模や使用するライセンス数によって相場金額も大幅に変わってくるため、チャットボット型AI(人工知能)の実際の運用がいくらするのかは一概にいえません。都度見積もりを取っていく必要があるでしょう。
これらの金額を安いとみるか、高いとみるかはそれぞれの事情によるでしょう。続いてAI(人工知能)であるWatsonの導入にいくらするのかの例です。
実例その2:Watsonの導入はいくらするのか?
WatsonとはIBM社が開発したAI(人工知能)で、株式会社アイアクトではWatsonを使って最適な回答をオペレーターに伝えるコールセンター業務やテキストマッチを超えて検索ができるマニュアル検索最適化、より統計的客観による人材開発・マネジメント、ローンなどの審査を過去の事例から判断する審査契約、先ほど紹介したチャットボット等ができると紹介しています。株式会社アイアクトでは「Watson導入・開発支援」サービスとして、「Watson適応可能レポート」、「Watsonプロトタイプ作成支援」、「Watsonラボ型開発」、「Watson本導入支援」を提供しています。
「Watson適応可能レポート」では2回以上のヒアリングでWatsonの実際をつかんでもらいます。導入が決まったプロジェクトではなく、社内での検討をするためのレポートとして有効です。株式会社アイアクトによる、AI(人工知能)であるWatsonの「Watson適応可能レポート」がいくらするのかというと30万円以上となっています。
「Watsonプロトタイプ作成支援」では、「Watson適応可能レポート」を実施後などに、実際にプロトタイプを作成し、2回程度の学習で精度向上を行ないます。アイアクト社による、AI(人工知能)であるWatsonの「Watsonプロトタイプ作成支援」がいくらするのかというと200万円以上となっています。
「Watsonラボ型開発」とは、小さな実験を複数回行なうことで効果のありそうなものを見つけるといった形で利用されます。株式会社アイアクトによる、AI(人工知能)であるWatsonの「Watsonラボ型開発」:がいくらするのかというと月額20万円~300万円以上となっています。
「Watson本導入支援」はその名の通り、事業や業務に本導入するWatsonとシステムの構築を行なうものです。株式会社アイアクトによる、AI(人工知能)であるWatsonの「Watson本導入支援」がいくらするのかというと「要件ヒアリングしての御見積」となっています。
その1でも同様でしたが、株式会社アイアクトの提供するサービスは本導入に近づくに従って、金額が大きくなっていくのが特徴ですよね。また本導入に当たっては別途見積もりが必要になるようです。最後にPepperの導入について紹介します。
実例その3:Pepperの導入
Pepperとは言わずと知れたAI(人工知能)を搭載したロボットで、ソフトバンク社が開発しました。一般家庭向けのPepperもありますが、法人向けの「Pepper for Biz」というものも存在し、2000社超の企業での導入事例があります。
例えば小売では、B-Rサーティワンアイスクリーム株式会社で「Pepper for Biz」を利用してLINEお友達登録促進を目的にテストマーケティングを行ない、来店者の顧客情報収集に貢献しました。小売では他にも株式会社エテュセ、株式会社ヤマダ電機、但馬農業協同組合、株式会社ロフト、株式会社ウォーターダイレクトなどで活躍しています。
飲食では、株式会社はま寿司が全491店舗に「Pepper for Biz」を導入し、受付や案内業務を行なうことで人手不足を解消しました。飲食では他にも有限会社はなとなどで活躍しています。
病院・薬局では順天堂大学医学部附属浦安病院が「Pepper for Biz」を導入することで、外来患者の案内業務や病気予防のガイダンスに加え、入院患者へのロボット・セラピーに活用し、効果をあげています。病院・薬局では他にも沖縄徳洲会湘南厚木病院、大手町さくらクリニック、株式会社エフアンドエフなどで活躍しています。
その他、サービス、金融、自動車、ホテル・観光、介護、オフィス、イベント・展示会などで「Pepper for Biz」は活躍しています。流石はAI(人工知能)ロボットの先駆者Pepper、様々なシーンで活躍していますよね。そんなAI(人工知能)のロボット「Pepper for Biz」ですが、いくらするのでしょうか。
公式サイトによれば税抜でPepper本体が月々27,500円、「Pepper for Biz基本プラン」が月々27,500円の合計55,000円となっています。これに別途ロボット手続き手数料9,800円がかかるそうです。契約期間は36か月であるため、全体で1,980,000円かかることになります。オプションで修理費負担を軽減できたりする「Pepper for Bizあんしん保証パック」を月額9,800円でつけることができるそうです。
さて、今回はAI(人工知能)を導入するにあたって費用はいくらするのか例を3つあげて紹介しました。チャットロボットの導入やWatsonの活用に当たっては、様々な段階で金銭が発生していきます。本番の運用に至ってはケースバイケースといったところです。決して小さいとは言えない額のお金が動くので複数の会社で見積もりをしてもらい、比較しながら導入を検討した方が良いでしょう。
AI(人工知能)がいくらするのか気になるのは当然のことですが、一番大事となるのは費用対効果になります。社内や業者と十分に検討して納得のいく形でAI(人工知能)を導入しましょう!
【お知らせ】
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