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AIの対話BOTはこんなに使える!おすすめBOT5選

AIの対話BOTはこんなに使える!おすすめBOT5選

AI(人工知能)技術の発展によって、AI(人工知能)に対話させるサービスが人気を博しています。人間の代わりに会話や応答などを行うコンピュータプログラムやサービスを「対話BOT」といい、マイクロソフトの「コルタナ」やアップルの「Siri」、AI(人工知能)スピーカーなども同様の技術を用いたサービスです。使ったことがないという人でも、きっとお使いのスマホやPCに入っていますよね。

AI(人工知能)による対話は、まだまだ人間の自然な会話には程遠く、発展途上の技術です。しかしながら、AI(人工知能)による対話Botには、人間には不可能な独特のメリットがあります。それはすべての窓口で同品質の接客・対話を、膨大な顧客・ユーザーデータをすべて把握した上で、しかも年中無休で行えるという点です。言い換えれば、AI(人工知能)による対話Botがあなたの専属担当者として応答してくれるわけですから、なかなか役に立ってくれそうですよね。

そこで今回は、AI(人工知能)技術を使った対話Botのうち、「これは使える!」というものを厳選して5つご紹介します。ほとんどはインストールなど必要なく、すぐに試すことができますからぜひ自分にあったものを探してみてください。

LINE公式アカウント

アカウントのイメージ

スマホを持っていればすぐに使えるLINEは、普及率に関してトップクラス。サービスを提供しているLINE社は、独自にAI(人工知能)技術を利用した対話用BOTをLINEサービスに組み込んでいます。そのためLINEと提携している会社は、LINE公式アカウントに対してメッセージを送るだけで、それぞれの会社独自のサービスにアクセスできるシステムを構築可能になりました。

例を挙げますと、ヤマト運輸の公式LINEアカウントを自社のサービスに追加すれば、荷物の状況確認だけでなく到着日時変更などもオペレーターと通話する感覚で行えます。もちろんヤマト運輸には電話での対応サービスもありますが、電話対応は8:00~21:00までと時間がかぎられており、また年中無休ではあるもののクリスマスや年末には回線が込み合ってしまいます。しかしAI(人工知能)を活用したLINE公式アカウントなら、こういった問題はありません。

また、旅行をするときに旅館やホテルの宿泊予約を行える「Relux」の公式アカウントは非常に高い人気を博しています。最近はホテルの検索サイトも充実してきましたが、いろんなサイトを見比べて宿を選ぶのは意外と面倒ですよね。

Reluxを使えば、条件を伝えたら他の必要事項を向こうから聞いてくれる上に、AI(人工知能)技術を利用した対話形式で24時間対応となれば、人気が出るのも当然かもしれません。料金はもちろん喫煙・禁煙やお風呂の充実度など、人によって違うこだわりまでしっかりフォロー。2017年の調査では、CVR(コンバージョン率:契約率)がメールによる受け付けの3倍にもなったということで、予想以上に好評のようです。

他にも、NAVITIME公式LINEアカウントを追加すれば、電車の時刻表や運行状況を聞くことができます。同サービスは音声通話の感覚で聞けるため、手が離せないときなど非常に便利です。

続けて、Facebookが展開するAI(人工知能)を活用したBOTサービスを紹介しましょう。

Facebookメッセンジャー

Facebookのイメージ

SNS最大手のひとつFacebookも、AI(人工知能)技術を利用した対話BOTを重要なサービスとして位置づけており、2017年には対話BOTの開発会社「Ozlo(オズロ)」を買収しています。それだけ力を入れているということですよね。

Facebookでは遡ること2016年4月から、同サイトの機能としてFacebookメッセンジャーに対話ボットBOT機能を搭載しており、対応したサービスが展開されつつあります。日本国内ではまだLINEほどのラインナップはありませんが、国際的に注目されている有名なサービスが追加されており、今後のトレンドになっていくことは間違いありません。何よりFacebook利用者ならアプリなど等のインストールが必要なくすぐ使える点は、LINEと同じくお手軽といえますよね。

Facebookメッセンジャーを利用した対話BOTサービスで一番有名なのは、オンラインマッチングを実現した「Foxsy」でしょう。オンラインマッチングとは、恋愛や婚活で適した異性を見つける「マッチング」というサービスをオンラインで行うことです「Foxsy」の利用方法は簡単で、Facebookメッセンジャーで「Foxsy」と検索して登録をするだけ。登録するとFoxsy(フォクシー)というキャラクターが登場し、AI(人工知能)があなたとの対話を開始し、希望や好き嫌いを把握した上で、気が合いそうな友達やパートナーの候補を紹介してくれます。

また、すでにご紹介したLINE公式アカウントを利用した宿泊サポート対話BOT「Relux」も、LINEでの好評を受けて2016年よりFacebookメッセンジャーで、同様のサービスを開始しました。

では次に、旅行をしたいときに大活躍してくれるAI(人工知能)対話BOTについてお伝えします。

JAL

マカナちゃん

航空大手のJALは、ハワイとグアムという特定の旅行先に特化したAI(人工知能)搭載の対話BOTを提供しています。対話BOTは内部にAI(人工知能)技術が使われていますが、会話の選択肢が広がりすぎると、トンチンカンな回答をしてしまうこともあります。逆に会話内容の範囲やジャンルが限定されると、対話BOT用に作られたAI(人工知能)データベース(学習内容)を有効に使って、利用者の要望に応えやすくなります。

現在、ハワイ担当の「マカナちゃん」と、グアム担当の「マイラちゃん」と名付けられたAI(人工知能)を試験的に導入中です。LINEやFacebookと違って専用のアプリをスマホにダウンロードする一手間はありますが、アプリを起動して話しかければ、お勧め写真スポットや人気店を案内してくれるため、まるで携帯する旅行ガイドさんのようだと人気が出ています。

せっかく旅行に来たのなら、現地をしっかり楽しみたいですよね。同様の「特定スポット限定対話BOT」は開発しやすくて利用者満足度も高いので、今後はますます増えてくると見られています。

4つめのおすすめ対話BOTは、AI(人工知能)と人間がそれぞれの得意分野を活かして、ユーザーにお好みの飲食店を見つけるというものです。

ペコッター

ペコッター

AI(人工知能)を利用した対話BOTは、色々な知識を蓄えてはいますが、味覚や嗅覚を持っているわけではありません。そこで、飲食店の好みを聞き出す処理からオススメ選びまではAI(人工知能)搭載の対話BOTに任せて、それ以降の店の雰囲気など細かいところを聞くときは人間に切り替わるようにしたのが、「ペコッター」です。

スマホアプリなのでインストールが必要ですが、AI(人工知能)と人間が上手く分業しているため、両方のいいところを利用できます。対話BOTのAI(人工知能)が苦手な分野をアナログで上手く補った手法で、服飾関係や高価な買い物においては同様の方法が多くなってきました。

AI(人工知能)を使った対話BOT、ラストは海外で人気のサービスをご紹介します。

海外の対話BOT

手続きのイメージ

最後にご紹介するのは、ぜひ日本にも入ってきて欲しい、海外で人気の対話Bot「DoNotPay」です。対話BotのAI(人工知能)部分はまだまだ開発途上で、自然な会話はかなり難しいのですがそれ以上に言語間の違いが大きな壁となり日本語化が進んでいません。

DoNotPayはイギリスで開発された極めて実用的な対話Botです。イギリスでは交通違反をしても場合によっては取り消し手続きができますが、その手続きはとても面倒なのだそうです。このDoNotPayは、いくつかの質問に答えるだけで手続き書類を自動で作成してくれます。現在では遅延した飛行機や電車の補償請求、ホームレスの住宅申請など、専門的な知識が必要な複雑な手続きまでどんどん肩代わりしてくれているそうです!面倒だから、できれば誰かに代わりに作っておいて欲しい書類ってがありますよね。

このような、ある程度型にはまった作業は、どんどんAI(人工知能)が対応していくといっていいでしょう。特に、書類を作成することも困難な社会的弱者の救済に期待がかけられています。

 

さて、今回はAI(人工知能)を使った対話BOTについてご紹介しました。AIを使った対話BOTは、人間には不可能なタイプの接客が可能なため、その利用はどんどん拡大しています。

LINE公式アカウントにはインストール不要の対話Botが沢山あり、ヤマト運輸の公式LINEアカウントを追加すれば、荷物に関する各種手続きが24時間可能です。また、NAVITIME公式LINEアカウントを追加すれば電車の運行に関わる情報が得られ、「Relux」では旅館やホテルの宿泊予約が可能です。

FacebookのメッセンジャーもLINE同様にインストールなしでサービスを利用できますし、「Foxsy」では個人の聞き取りに基づいたマッチングが可能です。さらに、人気の高まりから宿泊サポート対話BOT「Relux」も、Facebookのメッセンジャーに追加されました。

航空大手のJALは、特定の旅行先に特化したAI(人工知能)搭載の対話BOT、ハワイ担当の「マカナちゃん」と、グアム担当の「マイラちゃん」をそれぞれ提供しています。この2人は、適用範囲を限定することで役立つアプリとして人気となりました。

「ペコッター」は、グルメ情報の提供にAI(人工知能)と人間がうまく共存・分業した結果、重要な点では人間が対応する、良い意味でアナログなBOTサービスとなっています。同様に高額商品や人間的な感覚が大事な商品では、最終的な対応を人間が担当するサービスも増えてきました。

海外では書類の作成を代行する対話BOTが開発され、機能もどんどん追加されており、大きな期待が寄せられています。

あまりに手間がかかるため、ほとんど不可能だったサービス業での個別対応が、AI(人工知能)を利用した対話Botで可能になってきました。日本では労働人口がどんどん減少しているこの時代に、まさに必要とされている技術ですよね。これらのサービスを上手く使って、よりよい毎日を過ごしていきましょう!

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