スキルアップや趣味でプログラミングをやってみようか・・・と検討する方が最近増えていますよね。プログラミング入門しようとしても、プログラミングはやったことがないから難しそう・・・と感じる人もいますが、心配はいりません。プログラミング入門者の方でも諦めずに正しい方法や情報を知って取り組めば、プログラミングができるようになります。
しかしその反面でプログラミングは根気が必要で、いきなりプログラミングをするのはハードルが高いです。またプログラミングを始める時には、目標を設定する事が大切。プログラミングを学ぶ事でどうなりたいのか?をイメージしないと、途中で挫折してしまうこともあります。
そこで、今回はプログラミング入門者の方でも順調にステップアップできる学習方法についてお伝えします。
そもそもプログラミングとは?
プログラミングとは、パソコンや機器を動作させるためコードを書く作業のこと。プログラミングの言語を学んで使いこなせるようになれば、自分のWebサイトやWebサービス、システムを作ることができます。
プログラミングはWebサイトだけではなく、身の回りにある家電やパソコンにも使われています。家電やパソコンは小さなコンピュータである「マイコン」を元に動いていて、このコンピュータにプログラムを書くことで、動作できます。そのマイコンはC、C++、java、Python等のコードを元にして動作します。
また、このほかにもプログラミングができるようになれば、以下3つのメリットがあります。
- スキルアップや転職も視野に入れる事で年収が上がる
- 副業ができる
- 自分の作品ができる
まず、エンジニアになるとスキルアップや転職も視野に入れて年収が上がります。システムエンジニアの平均年収は550万円(厚生労働省の発表の賃金構造基本統計調査:平成29年)で、日本の全129職種中の18位に属する給料です。またスキルアップや転職で年収を上げられるかもしれません。
またエンジニアとしてキャリアを積み重ねていくことで、一生涯役に立つスキルを身につけることができます。例えば、エンジニアとしてWebサイト関連のプログラムを組む事ができれば、プログラマーやWebサイトの製作者として活躍できるでしょう。さらにプログラミングを学ぶ事でIT業界はもちろん、自動車業界や家電メーカーに行くことも可能です。
「副業ができる」はWebサイトの作成やエクセルの自動処理などのニーズがあり、その案件がクラウドワークスなどのサイトに多数掲載され、エンジニアとしてプログラミングをする事が出来ます。実際にクラウドワークスの単価ではWebサイトの簡単なバグ修正が5000円~大規模なサイトの改修で10~20万円もの単価で募集しているとのこと。
「自分の作品ができる」は仕事面だけでなく、趣味の面でもプログラミングは活用することを指します。プログラミングを学ぶ事でゲームやiOSのアプリなどの形に残るものを作る事ができるので、やりがいを感じる事ができるでしょう。
プログラミングに必要な知識
プログラミング入門者の方にとって、プログラミングに必要な知識は基本的な数学の知識です。その中でも特に必要なのが、2進数、10進数、16進数。何故必要かというと、多くのパソコンは2進数や10進数、16進数が元となり動いているからです。2進数を10進数に変換したり、10進数を2進数に変換する事ができれば、プログラミングでは困りません。
また、他のコードを書く際の知識はコードを書きながら覚えていく事で習得できるでしょう。コードを書く以外での知識はパソコンのショートカット(Ctrl+CやCtrl+Vで貼り付け)の知識やタッチタイピングができた方がプログラミングを早く行えます。
プログラミングを学ぶステップ
プログラミング入門者の方が、プログラミングを学ぶステップを解説します。
開発したいものが何かを考える
まずプログラミングでどんなサービスを作りたいかをまず明確に考えましょう。例えばスマホアプリを作りたいのか、Webサイトを作りたいのかでも学ぶ言語は変わります。このため、どんなサービスを作ってみたいかを明確にする事が1番初めにやる事です。
プログラミング言語を決める
次に自分の行きたい分野や興味のある分野の言語をまずは1つマスターしましょう。Web関連のアプリを作りたい方はruby on rails、HTML、cssを、スマホアプリを作りたい方はswiftやpythonを学びましょう。またメーカーで物作りがやりたい方はC、C++、Java、Pythonあたりを学ぶ必要があります。何故一つかと言うと、他の言語も基礎は共通している部分が多いからです。
プログラミングスクール・書籍などで学ぶ
プログラミング言語を学ぶためにプログラミングスクールに通えば、課題を出されますし、周りもプログラミングをやる人が多いので、切磋琢磨してスキルアップを目指せます。実際にプログラミング入門者の方がプログラミングスクールに通って、スキルを身につけ、ITエンジニアとして転職を決めるケースも多いです。
独学はスキルを身につけるのが難しい面もありますが、本やサイトでプログラミングを教えてもらえます。また年が若い方はIT業界に飛び込んで、まずは実践を重ねてスキルを身につけることをおすすめします。学生の方は情報系学部か電気系の学部に行けばプログラミングをする機会があるので、そこで学びましょう。
プログラミングの知識をつけるおすすめの書籍
ではプログラミング入門者の方が、プログラミングの知識をつけるためのおすすめ書籍を以下に紹介します。
Webとプログラミングのきほんのきほん
この本はプログラミング入門者の方で、Webプログラミングを学びたい方にぴったりでしょう。PHPとJavaScriptを例にしながら、他のプログラミング言語にも共通する部分について詳しく解説しています。どんな言語でも通用する仕組みを理解することで、新しい言語を学ぶ際も短時間で習得できます。プログラミング入門者がプログラミングを学ぶ最初の本としておすすめの一冊です。
おうちで学べるプログラミングのきほん
プログラミングを独学で学ぶには不安な方におすすめです。プログラムが動く仕組みを、自分のPCで確認しながら勉強します。「ハードウェアとプログラムはどんなふうに関係しているのか」「OS とプログラムはどんな相互関係を持っているのか」等を一つ一つ体感しながら学ぶ事ができるので、初心者でも学習に役立ちます。バグが発生する仕組みや各プログラミング言語の違いについても説明され、プログラミングを行う上で役に立つに違いありません。
これからはじめるプログラミングの基礎の基礎
プログラミングの入門書「これからはじめるプログラミング基礎の基礎」はプログラミングに必要な概念に関する本で、大変定評あります。特定のプログラミング言語の基礎の解説書ではありませんが、プログラミング入門者におすすめの内容です。
プログラミングの知識をつけるおすすめのサイト
プログラミング入門者の方が、プログラミングの知識をつけるおすすめのサイトはProgateです。ProgateではHTML、CSS、python、Javaと言ったWebアプリケーションやWebサイト作成に関する技術をストーリー形式で学べます。ストーリー形式で学ぶ事で、一つずつステップを区切って学ぶ事ができるので、不明点を潰したり、不明点が出た度に前に戻って振り返ったりできるので、理解しながら学べるでしょう。
C言語を学びたい方は、苦しんで覚えるC言語というサイトがおすすめです。このサイトの内容はC言語でプログラムを書く時の肝となる技術について記載されています。このサイトで学ぶメリットは、プログラムの具体例がたくさんあり、実践に即したスキルを身につけられます。
また、Udemyというサイトもおすすめ。このサイトの内容はプログラミング学習やその他のオンライン講座が掲載されているサイトで、講座を購入して学びます。このサイトを学ぶメリットは、Progateに比べて難易度が高いプログラミング技術や実践に即した知識を提供しているため、更なるレベルアップを図れるでしょう。
プログラミングの腕を磨くには実践が大切
プログラミング入門者がプログラミングの腕を磨くには、実際に手を動かすことが大切です。ぜひコードの書き方を参考書やサイトを見ながらでも良いので、コードを書きましょう。
プログラミングは理論を学んで論理的に理解することも大事ですが、実践して間違って学んで行くのも大事です。何故なら、プログラムを書いて、動作をさせ、動作内容を確認してデバッグして自分で何ができていないかを考えることがプログラミング上達までの近道だからです。
さて、今回はプログラミング入門者がステップアップできる学習方法、プログラミングを仕事にするための方法をお伝えしました。お伝えした内容を箇条書きで以下に再度まとめます。
- プログラミングとは、パソコンや機器を動作させるためコードを書く作業のこと
- プログラミングを学ぶ事で年収も上がったり、趣味でサイトやスマホアプリの作成ができる
- プログラミングを学ぶ書籍でおすすめなのはでおすすめなのが「Webとプログラミングのきほんのきほん」「おうちで学べるプログラミングのきほん」「これからはじめるプログラミングの基礎の基礎」
- プログラミングを学ぶサイトでおすすめなのが、「Udemy」「苦しんで覚えるC言語」「Progate」
- プログラミングは何より手を動かしてコードを書き、習得する事が大切
プログラミングに取り組もうか悩んでいるプログラミング入門者の方はまず、1行でもコードを書いてみることをおすすめします。1行でもコードを書き、何かしらのゲームや物を作る事を繰り返す事でプログラミングのスキルは上がるはず。そして完成したモノづくりができたら自信になるでしょう。ぜひ、これをきっかけにプログラミングの世界に足を踏み入れましょう。