AI(人工知能)とファイナンス

機械学習で株価を予想!大儲けできそうか調べてみた

AI株価で予想イメージ

皆さんも、株式やFXなどの投資で大儲けをして、億単位の資産を築くことができたらいいなと考えたこときっとありますよね。ですが、そのためには株式やFXなど投資の勉強をする必要があります。自分の大事な資産を投資するわけですから、勉強せずに臨んで損を出すわけにはいきません。それに投資を始めたばかりの時は、いくら勉強していてもどの株式に投資すべきかなどわかりにくいでしょう

しかしそんな問題を解決できるかもしれない、夢のような技術があります。それが機械学習による株価の予測です。自分の代わりに勉強してくれて、しかも上がるかもしれない株式の情報を予測して教えてくれるんです。これはぜひ知りたいですよね。

そこで今回は、機械学習による株価の予測についてお伝えします。

どうやって機械学習で株価の予測をするの?

機械学習で株価の予測イメージ

「機械学習で株価の予測をすること」とは簡単に言うと、機械学習で株価データや為替、経済指標などの大量のデータ達に対して統計的な分析を行ったりシミュレーションを行ったりなどして、株価の今後の推移などをコンピューターが自動的に分析や予測をするということです。

ただし、あくまでも統計的な分析ですので、データで表現されている数値の推移の予測などはできますが、投資する方の購買意欲や目まぐるしく変わる経済情勢などを適切に反映して株価の予測をすることは難しいです。しかし、過去のデータからこれからどの銘柄の株価が上がるのか下がるのかがわかるようになるのは、一つの投資の目安としては十分な情報かもしれません。

さて、機械学習による株価の予測というのはデータを分析して行うものですが、その予測はどのような手法でなされているのでしょうか。

機械学習による株価予測の手法について

機械学習による株価予測の手法イメージ
機械学習によるデータ予測の手法
は、多岐にわたっていますが、代表的な「回帰分析」という手法をご紹介しましょう。

中でもよく使用される手法が「線形回帰」で、多数のデータプロット(データの集合)から誤差が少ない直線が引けるようにパラメーターを調整する分析方法で、線形回帰とよく似ている手法ですが、2種類のデータが分類できるように曲線のパラメーターを調整する「ロジスティック回帰」。条件により二つの枝分かれを繰り返す「決定木」。人間の脳の神経細胞にヒントを得て数理モデル化した「ニューロンネットワーク」などがあります。

様々な予測手法がありますが、機械学習による株価の予測の一例として、個人のプログラマーの方が使っている予測手法は「決定木」と「決定木」をたくさん集めた「ランダムフォレスト」でした。「決定木」というのは、段階的にデータを分割していき、木のような分析結果を出力するもので、イメージとしては、次のようなものです(図1)。

“傘を持つか持たないか”という決定問題を示す利得表(左)と、ディシジョンツリー(右)。事象が発生する確率(降水確率など)と、最終価値(この例では主観効用)が入手できれば期待値を算出し、最適経路を選択できる
図1“傘を持つか持たないか”という決定問題を示す利得表(左)と決定木(右)
出典:ITmediaエンタープライズ

このように機械学習による株価の予測では、様々な予測手法を使ってどの銘柄が上がるのか下がるのかを判断しています。

また現在、自らが機械学習を使って株価の予測を行って投資で利益を得ようとしている方もいますが、投資会社がAI(人工知能)を使って投資者にこれから上がる株の銘柄を紹介するサービスや資産を預かってAI(人工知能)に自動で運用させるなどのサービスも始めています。

機械学習による株価の予測で儲かるのか?

機械学習の株価予想で本当にもうかるのかイメージ
結論から言いますと、ある程度の利益を上げることは可能です。投資において大切なものの一つは情報です。何も知らないままに投資をするよりは、過去の膨大なデータを分析した機械学習による株価の予測データをもとに上がると思われる銘柄に投資をするため、利益を得る機会が多くなるでしょう。

実際に、ご自身でプログラムを作られた方には、年間で30万円ほど利益を出している方もいました。経済情勢などの調子が良い時などは1か月で100万ほどの利益が生まれることもあるようです。

しかし、機械学習による株価の予測はあくまでもデータの分析結果によるものです。その時々の大統領選挙や天災など経済情勢に影響を与える出来事を加味して予測しているわけではありませんので、経済情勢に影響を与えるかもしれない事柄に関しては自らが情報を収集して、投資の判断をしていく必要があります。

また、機械学習による株価の予測で上がる銘柄がわかったとしても、資金によってはその銘柄を買うことができないこともあります。投資は、無理をせず自分のできる範囲で行うのが良いでしょう。このようなデメリットはありますが、機械学習による株価の予測で上がる銘柄の情報を持つことができるので儲けることは可能です。

 

さて、今回は機械学習による株価の予測についてお伝えしました。

機械学習での株価の予測は、株価データや為替、経済指標などのデータに対して統計的な分析などを行って、株価の今後の推移などを自動的に分析するものです。あくまでも、統計分析なので経済情勢などは反映しづらいですが、投資をする際の判断基準として使えます。

そして、予測の手法は様々な方法があります。個人のプログラマーなどが主に使っているのは決定木」による予測の手法となります。そして、機械学習による株価の予測では、上がる銘柄などの情報を得ることができますので、投資によって利益を得ることが十分可能と言えるでしょう。

これからAI(人工知能)による技術はより発展していきます。機械学習による株価の予測も、もしかしたら経済情勢などを反映し、より精度の高いものとなることもありうるかもしれません。ですので、そういった技術を賢く使って、より良い生活を送れるようにできると良いですよね。

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