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AIが発達してもシンギュラリティをおそれる必要なんてない

幸福な女性のシルエットのイメージ

AI(人工知能)が発達していくとシンギュラリティに到達すると言われています。シンギュラリティとは「技術的特異点」とも言われており、物理学や数学の世界では「他と同じようなルールを適用することができない点」を表しています。

もう少し詳しく説明すると、シンギュラリティとは、2045年には全人類を合わせたよりも優れた知能を持つAI(人工知能)が誕生し、そのAI(人工知能)の成長が止まらなくなり予測不可能な存在になると言われていますが。そんな未来は当然誰にもわからないので、世の中がどうなるのか不安になりますよね。

しかしAIが発達してシンギュラリティに到達したとしても恐れる必要はありません。今回は実際にシンギュラリティに到達したら、世の中がどうなっていくのか、どう影響してくるのかお伝えしていきます。

シンギュラリティは起きるのか?

2進数のイメージ

現在、多くの研究者や経済学者が、遅くとも2045年までにシンギュラリティが起こると言っています。今後、人間の技術が進歩して「知性」を持つAI(人工知能)ができるブレイクスルーと、そのAI(人工知能)が新たなAI(人工知能)を作り出すブレイクスルーがあれば、人間の想像力が及ばない超越的な世界が訪れる可能性は十分にあります。

人間がAI(人工知能)より優れている点は?

現時点のAIは「知識」はありますが、「知恵」や「知性」はありません。アハ体験で有名な茂木健一郎さんは、「論理的思考や知識量は人工知能には絶対に勝つことができませんが、「Emotion(感情)」だけは人間が人工知能に優っている」と語っています。

また、「10年後の仕事図鑑」の著者である落合陽一さんはこれからはAI(人工知能)に解けない問題を脳で解いたり、AI(人工知能)にできない運動を人間の手で行ったり、頭と体を重点的にフル活用して行かないといけないと予想してます。
そのためには、脳と同じくらい体も鍛えておくべきと落合陽一さんは語っています。テクノロジーの時代になっても「体が資本」であり、脳の働きを良くし、AI(人工知能)の脅威に脅かされるよりも、AI(人工知能)を知り、人間特有の感情や感性でAI(人工知能)を上手に使い、人生を楽しく過ごせるといいですよね。

近い将来AI(人工知能)に代替される可能性の高い職業

今後AI(人工知能)の発展によって、働き方にどんな変化が起こってくるのか興味ありますよね。人生の大半を仕事に費やしているからこそ正しく理解をしていく必要があります。近い将来、AI(人工知能)が人になり代わっていく仕事は「単純作業」や「弁理士」「税理士」など知識偏重の特殊技能のデスク系が多いと言われています。反復作業や、フォーマットを覚えることで仕事ができる仕事はAI(人工知能)へ移行していく可能性が高いです。

逆にAI(人工知能)が人の代理になることが難しい仕事は「警察官」や「弁護士」「クリエイター」など高度な人間関係が必要となる仕事は現在AI(人工知能)にはできないのです。

スペシャリストになるべき?

今後AIに代替されないためには、その分野でのスペシャリストになることが必要になります。さらには、専門性があるスペシャリストと、バランスよく知識を持つジェネラリストの部分を持ち合わせることが重要です。

そのためには、あらゆるものに手をかけながら専門性を磨いていく必要があります。落合陽一さんは、フックをかける機会として意外にも受験勉強がよい機会と言っています。社会人の方であれば資格を取るために勉強することが受験勉強の例の一つとして該当するかもしれません。今まで資格を取ったりしたことがない方はこの機会にぜひトライしてみるのもよいかもしれないでしょう。

スキルと成長目標のイメージ

シンギュラリティが起こる可能性はありますが、今後人間がAI(人工知能)に対して、正しく理解し、柔軟に対応できるかが大事になりそうですよね。間違えた理解の仕方、間違った運用をすればAI(人工知能)は間違った方向に進み、正しく理解し、正しく運用していけば、良い方向にAI(人工知能)は運用していけるでしょう。

また、正しく活用するには人間がAI(人工知能)を理解できるようにならなくてはいけません。そしてその人間を育てることができる人間が必要となりますよね。要は人間が変わることが重要なことなのです。

今後もAI(人工知能)が進歩していくことは間違いありませんが、AI(人工知能)を正しく理解し上手に活用できれば、シンギュラリティを恐れることは決してないのかもしれません。これから新しく目の前に広がるであろう世界をしっかり理解し、恐れるのではなく胸をおどらせながら待ち、それぞれの働き方や生活ビジョンを深めながら、自分の生き方をあらためて考える時がきているのかもしれませんよね。

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