今話題のDeep Learningですが、セミナーが各地で開かれるようになるほど盛り上がってきました。この流れに追いくためにDeep Learningのセミナーに参加している方も多いですよね。
ここ数年でAI（人工知能）という言葉をよく耳にするようになってきました。実はDeep Learningによってモデルの精度が飛躍的に向上し、一気にDeep Learningが組み込まれたサービスは身近な存在になりました。また私たちの身近なものでいうと、iPhoneに搭載されているSiriやFacebookなどに使われている画像認識機能、Googleの自動翻訳機能などにもこのDeep Learningが使われています。今後もDeep Learningを利用したサービスが増えていくのは間違いないでしょう｡
ではDeep Learningについて、セミナー並みに詳しくお伝えしていきます。
Deep Learningとは認識・関連付け・思考を行う学習法
まずDeep Learningとは何かと考えるにはAI（人工知能）とは何かを捉える必要があります。知能の定義が明確でないので、AI（人工知能）の定義には専門家によって様々なものがありますが、AI（人工知能）の研究とは人間の脳機能と同じものを持った知能を作りだそうという試みのことを言います。人間の脳機能とは認識、推測、思考、関連付け、創造などに当たります。
認識の面ではFacebookの顔認証、関連付けの面ではGoogleの自動翻訳、推測・思考の面ではAlpha Goなどの例が示しているように、かなり人間に近いところまで発達してきているように見受けられます。思考などに関してはそう見えるだけで、実際にはAI（人工知能）が思考することなどないと考える人達もいるようです。また創造に関しては人間の領域であり、いくら発達してもAI（人工知能）にはできない領域であると言えるでしょう。AI（人工知能）の課題や苦手とすることについては、以下のページでわかりやすく解説しています。
AI（人工知能）が人間の脳を模倣した”モノ”であるのに対してDeep Learningは人間の脳がどのように認識・関連付け・思考を行っているかという”学習法”のことです。そのためDeep LearningはAI（人工知能）を支える技術のうちの一つと言えるでしょう。ではDeep Learningについてさらに詳しく見ていきましょう。
Deep Learningは大量のデータにより自動で学習する
Deep Learningの学習にはデータが必要です。例えば人間も生まれたばかりの頃、猫を見てもそれを猫だと認識しません。猫を見て、誰かが猫と呼ぶのを聴いて、それが猫だと次第にわかるようになります。つまりデータを蓄積し、学習します。
Deep Learningは人間の脳と同じ構造のニューラルネットワークを持つため、大量のデータを与えれば自動で特徴を検出し、自動で学習していきます。今までの機械学習ではこの特徴を捉えるために『色と形』など人間が部分を指定する必要がありましたが、Deep Learning ではここが自動化されたために、人間の労力の大幅な削減が可能となりました。
Deep Learningの理論自体は1980年代からありましたが、ラベル付けされたデータが入手可能になったことと、コンピューター処理能力が担保された今、実現可能になりました。
こんな面白い使い方が!?Deep Learningの自動認識機能
例えば会社での業務中、パソコンで関係のないページを閲覧していて、上司に怒られたという方もいるのではないでしょうか？そんな方必見の『Deep Learningで上司を認識して画面を隠す』という試みをしている方がいます。画像認識機能を持ったAI（人工知能）に上司の顔を学習させ、上司が後ろに来たときに画面を自動的に切り替えるというものです。
また商品のレビューがポジティブなのかネガティブなのか、文章を元に当てる精度が96％まで上がっています。ドワンゴ社は同社サービスのニコニコ動画でDeep LearningやをベースにしたAI（人工知能）を使用しており、こちらでも精度は90％を超えています。
また、オンライン上に投稿されたイラストを認識し、未来の閲覧を予測することもできるようになりました。現状の精度はそこそこのようであるが、これが100％になるともはや人間にはマネできませんよね。
Deep Learningはそんなに難しいものではなく、誰にでも学べるものです。Deep Learningのセミナーでも語られていましたが、半年も勉強すれば充分キャッチアップできるそうです。興味を持たれた方はWebや本で勉強するのもいいかもしれませんが、初めはDeep Learningのセミナーに参加することをおすすめします。いきなり本で勉強すると専門用語なども使われおり難しく感じますが、Deep Learningのセミナーでは初めての人にもわかりやすいように説明してくれるので、面白さを体感するにはとても適しています。
以上、Deep Learningについてお伝えしてきました。
- Deep Learningとはなにか
- Deep Learningはどのように学ぶのか
- Deep Learningの面白い使い方
など、普段なんとなく耳にするDeep Learningですが、勉強してみると面白いことがわかりますよね。Deep Learningとは一言で言うと、人間の脳を模倣したニューラルネットワークが用いられた、大量のデータを自動で学習できるAI（人工知能）の学習方法の一つでした。
Facebookの顔認識機能、Googleの自動翻訳、自動運転を始めとし、Deep Learningは私たちの生活の案外身近にありますよね。普段使っているものが、どのような仕組みで動いているのか調べて知ると、面白いかもしれません。
コンピューターの中のAI（人工知能）に体を与えてどのように動くかという人工生命と呼ばれる実験もあります。人間の脳を模倣したDeep Learningがどこまで発展するのか楽しみですよね。実際のDeep Learningのセミナーではプレゼンテーションの写真や、実際の学習する姿などを見ながら、学ぶことができます。この記事を読んで面白い！と思われた方はぜひDeep Learningのセミナーに参加してみましょう。
参照元
DeepLearningで上司を認識して画面を隠す
ドワンゴ川上会長単独インタビュー｢僕らがディープラーニングで狙うもの｣
