プログラムは英語の文章がずらずらと並べられてる上に数字が得意でないとプログラミングの世界への入門は厳しいというようなイメージがありますよね。プログラマーには理系出身者でないと働けないイメージがありますが、IT人材白書によると、実際に働いているIT人材の3分の1が文系出身者だとか。つまり、プログラマーは数学ができなくてもなれる可能性はあります。
とはいえプログラムを入門から学ぶと聞いても、結局何から始めて良いか分からないか迷う人も多いはず。この記事ではブログラム入門の1歩を踏み出したいけど、何から始めれば良いのかわからない方や、プログラム入門の前に何か必要なスキルがあるのではないかと不安を感じている方に少しでもプログラムを身近に感じるきっかけになるかもしれません。
そこで今回はプログラム入門のきっかけになる、プログラミングの概要と、プログラムに挫折しない方法をお伝えします。ぜひこの記事をきっかけに、プログラム入門の1歩を踏み出しましょう。
プログラムでできること
プログラムでできることは、主に2つです。順番に解説します。
自分のオリジナルの作品でもあるWebサイト
1つ目は、Webサイト。Webサイトを作成するためには、html、css、javascript、javaといった言語が必要です。それぞれどんな言語がどんな役割をするのか、ご説明しましょう。
html、cssは主に画面内の項目の形式を表現したり、装飾を行います。例えば、Webサイトのお問合せフォームであれば、お問い合わせのための入力欄の「氏名」や「メールアドレス」等がhtmlで、入力欄を赤線で囲ったり、入力欄内の文字を中央揃えにしたりするのが、cssです。
Javascriptはお問合せ内容を入力して「送信」ボタンを押下した際に、入力不足の項目の箇所まで画面をスクロールする動き等を表現します。Javascriptは自分のメールアドレスから、送信先の相手のメールアドレスにメールの内容を送信するときの見えない裏側の処理を担当します。つまりJavascriptのような私たちの目に見えない裏側の処理を担当してくれるような言語のことをサーバー側の言語と表現します。
プログラミングを使いWebサイトを作成することで、自分の作品を作れます。ときにはその作った作品で第三者を喜ばせることができるでしょう。
自由自在に動けるシステム
2つ目の人が生活をする上で人の行動を手助けする物を作ることができるシステムです。例えばロボットを動かすには、ロボットの身体となる部品とロボットが動くための指令を与えるプログラムが必要です。
システムを作るときにで使われている言語としては、Python、Java等などが。Pythonは文字を画像として処理し音声出力を行うことができます。Javaはメール送信等の情報を他の機械等に転送する際に使われます。
上記のようにプログラムが出来れば、自分の思いを形にして様々な物を作ることができるようになるでしょう。次は、プログラミング入門のためのおすすめのプログラミング学習法を紹介します。
プログラム学習のおすすめステップ
まずは作りたいものをイメージする
1つ目は、作りたいものを先にイメージしましょう。現在人々をつなぐコミュニケーションツール「facebook」の創設者で有名な、マックザッカーバーグは、幼少期のころから、「人々を幸せにする物を作る」ことを意識して、プログラムを書いていたのだとか。
また作りたい物があれば、作りたい物に向かって効率よく勉強することになるのでモチベーション的や知識の吸収のスピード的にも、プログラミング入門のきっかけにはおすすめです。例えば参考資料でプログラムの構文を1から読まずとも、作りたい物を作るために必要な構文を都度確認します。
すでに出来上がっている完成形を確認する
2つ目は、即座に物ができていることを確認できる言語をプログラミング入門時には選びましょう。例えばhtml、css、javascriptなどの言語はフロント側のプログラミング言語で、プログラムコードを書くとすぐにウェブサイトのように作ったものを見ることができます。
実際にプログラミング言語を学ぶ
3つ目は、プログラム入門の学習のために実際に物ができあがるまでの、プログラム解説動画を見ましょう。例えば「ドットインストール」や「Udemy」というアプリがおすすめです。
これらのサービスは、現役のプログラマーが初心者の目線で1からプログラムで物が完成するまでの流れを説明しています。動画内には、スロットゲームや、運勢占いゲームの作り方を1から説明している動画があります。
プログラム学習で挫折しやすい人の共通点
プログラム入門で挫折しやすい人には共通点があります。
無計画にあれこれやってしまう
1つ目は、無計画にとりあえず本を読んではいけません。作りたいものを決めずに、本を読むと、完成形のイメージがつかないため、プログラムの処理の流れも覚えることができなくなります。
イメージが湧かないと楽しいイメージが全くないため、プログラムを書くモチベーションとなるものがありません。このためプログラムの入門書を選ぶときは、作りたい物を決めてから、その物を作るために必要なプログラムの構文の説明が書かれているかどうかで判断しましょう。
いろんな情報を得ようとしてしまう
2つ目は様々な情報を一気に得ようとするのは避けましょう。プログラムの入門学習で挫折しやすい人は、あれもこれもと様々な情報を得ようとしていまいがちです。プログラム言語を統一せずに様々な言語に着手してみたり、自分の作りたい物と関係のないプログラムのサイトを見たりしがちですが、それでは頭がパンクして脳の整理ができずに、挫折する可能性が高いです。
このため何か作る物を決めたら、その物を作るためにどのようにプログラムを書けばいいかのみを考えて行動しましょう。
全てを1人で解決しようとする
3つ目は、すべてを1人で解決しないようにしましょう。プログラムは1人で学習することに限界を感じるときもありますよね。例えば、プログラミング入門書どおりにプログラムコードを書いても、プログラムのエラーが解消されない、などはよくあることです。
その時に1人で悩むのではなく、プログラムの書ける人に質問しましょう。また質問できる環境がないのであれば、自分でプログラム入門の学習の場に参加しに行くなどの行動が非常に大切です。
上記3点を意識して、プログラム入門時の勉強を楽しく、効率よく学習しましょう。次にプログラム入門のための教材選びについてお話しします。
プログラムを学ぶ教材を選ぶ際に注意したいこと
サンプルのコードがついている教材がおすすめ
1つ目は、プログラムコードのサンプルがダウンロードできるプログラミング入門の教材を選ぶことです。プログラムコードがダウンロードできれば、自分のPCに、そのプログラムコードを取り込んで、実際に完成した物を確認することができるでしょう。完成した物は即座に確認することができるので、実際に学習する際に完成形をイメージしながら、プログラミング入門の学習を進められます。
丁寧な説明がついている教材が○
2つ目は、プログラムの文を1行ずつ丁寧に説明してくれているプログラミング入門の教材を選ぶことです。
プログラミング教材の中には、プログラムのサンプル文が書かれているだけで説明が少ないものも沢山あります。プログラムのサンプル分がないと、せっかく覚えたプログラミングの構文をどのように応用して、物を作ったら良いかが分かりませんよね。
このためなぜこの文を書くとこの画面が表示されるのか、文の構造を説明してくれている本を選びましょう。
応用がきく教材を選ぼう
3つ目は、アドリブ方法を紹介しているプログラミング入門の教材を選ぶことです。アドリブ方法とは、自分が作りたいものをすぐに実現できるような方法を指します。例えば、ボタンを作成するための教材でも、色んな形や色のボタンのサンプルがあった方が、自分がボタンを作成するときに自由にイメージしたものを作りやすいですよね。
多くの物が実際に作れるサンプルが豊富だと、プログラミングの文の書き方にバリエーションができるので、プログラミング入門の学習にはおすすめです。つまり完成形に辿りつくまでの丁寧な説明に加えて、完成形をアドリブして、様々な物を作るためのサンプルを提供してくれいているプログラミング入門教材がおすすめです。
さて、今回はプログラム入門についてお伝えしました。
プログラム入門の壁を乗り越えれば、システムやウェブサイトを作ることができるようになります。「こういうものがあったらいいのに」と考えたものを実際に物として作ることができる手段が一つ増える、と言っても過言ではないでしょう。
プログラム入門時に学習を挫折せずに続けるためには、実際に作った物が目で確認でき、達成感を味わいながら楽しく学習しましょう。また、プログラム入門ではあまり手広くやりすぎるのは良くないでしょう。
学習するためのプログラミング入門の教材も自分がモチベーションがあがり、作りたい物を実現してくれるような教材選びが大切です。例えばサンプルのコードがついていたり、丁寧な説明がついていたり、応用がきくと、プログラムを学んでいてバッチリ役立つに違いありません。
プログラムの技術を習得すると、自分が作りたいものを作れるようになります。皆さんもプログラム入門に少しでも興味をもったら、学習の1歩を踏み出しましょう。