AI(人工知能)とファイナンス

人気上昇中のAI投信で、楽して資産を殖やせるか徹底調べ!

人気上昇中のAI投信で、楽して資産を殖やせるか徹底調べ!

AI(人工知能)による投資信託が、徐々に広がりを見せています。本当にAI(人工知能)に任せて儲かるなら、ものすごくおいしい話ですよね。

確かに、AI(人工知能)による投資信託は最初は「ただの色物」というイメージでした。投資する人も、チャレンジ精神旺盛な人やAI(人工知能)という名前につられた人たちで、誰もがお試しに投資する程度だったのが事実です。しかし、いまではメガバンクのグループ企業も市場参加し、大手の投資家も注目するような投資対象になりつつあります。

そんなAI(人工知能)の投資信託は、どんな仕組みになっていて、どう儲けるのか、なにより、本当に儲けられるのか、気になる人は多いでしょう。そこで今回は、そういった疑問にお答えすべく、AI投信(人工知能を利用した投資信託)について、詳しくお伝えいたします。

AI投信の魅力その1) AI(人工知能)が投資戦略を練る

戦略のイメージ
従来の投資信託を組み立てていたのは、経験豊富な金融担当者です。つまり、人間がその経験と勘を元にして、世界中の金融商品や世界情勢を鑑み、将来の利益が最大限になるような組み合わせを考えていたわけです。しかし、AI投信では、その名のとおり、AI(人工知能)が、莫大なデータとアルゴリズムに従って未来を予測し、最適な組み合わせでの投資戦略を作り出します。つまり、過去数十年来蓄積されたデータと、研究し尽くされた理論が組み合わさり、最適な戦略を導き出してくれるということでもあります。

AI(人工知能)が、テクニカル分析やファンダメンタル分析と大別される数多くの理論を使って分析してくれるというだけではなく、人が扱うことができないような膨大なビッグデータを背景にしているわけですから、期待できないはずはないですよね。

AI投信の魅力その2)感情が入らない取引

取引のイメージ
投資信託の運用そのものについても、AI(人工知能)は大きな違いを見せています。

例えば、値動きが大きくなり、利益の確定や損切りを考慮する時期を迎えたとき、人にはどうしても欲や恐怖が生まれます。そのため、取引すべき瞬間を逃して利益を減らしたり、売り切れずに塩漬けにせざるを得なくなったりしてしまうようなことが起こります。しかし、AI(人工知能)には、欲や恐怖はありません。ビッグデータと理論に基づき、その瞬間が来たら確実に取引を遂行するのです。仮に何らかの要因でタイミングを逃したとしても、慌てて動くようなことはせず、改めてビッグデータと理論に基づいた最適な取引へ移行します。

このように、AI(人工知能)は、人のように感情が入らないため、確実に効率よく、理論に基づいた取引を行うわけです。

AI投信の魅力その3)ニュースやアナリストの予測からの総合評価もできる

ニュースのイメージ
AI投信の場合、データや経済理論を元に機械的に動くだけではなく、新聞や経済アナリストの予測などの記事もほぼリアルタイムに取り込んで判断に利用することができます。つまり、AI投信のAI(人工知能)は、本当に最新の情報を元にしているわけです。これはつまり、機械的に「過去の事例」に従っているのではなく、私たち人間のように未来を見据えた真の予測を行っていると言えますよね。

その上、AI(人工知能)はそれらを学習して、より正確な未来予測ができるようになっているわけです。これは、投資家にとって、とても魅力的な点に違いありません。

AI投信の種類をまとめて紹介

投信のイメージ
ここまでに説明したとおり、AI(人工知能)による投資信託は、とても魅力的な特徴があります。しかし、いまあるAI投信が、これらすべての魅力を持っているわけではありません。これらの魅力を元にすると、大きく3種類のAI投信があるのです。ここでは、そんな3種類のAI投信を紹介します。

a.提案型AI投信

魅力その1の投資戦略と、魅力その3の未来予測を併せ持ったAIで、購入すべき金融商品を紹介してくれるAI投信です。取引のタイミングは教えてくれますが、実際の売買は投資家に任されます。いままで証券会社の担当などが行っていた業務をAI(人工知能)が行うようなイメージですので、すでに投資を行っている人であれば、自然に導入できるかもしれません。

b.自動運用型AI投信

投資対象自体は、投資家が選びますが、その運用についてAI(人工知能)が自動で行うAI投信です。どこまでをAI(人工知能)に委ねるかは様々ですが、基本的にはAI(人工知能)がもっとも効率よく利益が上がる方法で運用してくれますので、ほったらかしにしておくこともできます。

c.提案および自動運用型AI投信

投資対象の選定、売買から、運用に至るまで、すべてをAI(人工知能)に任せる、完全なAI投信と言えるものです。投資家はお金をAI(人工知能)に委ね、あとは定期的に様子を見ているだけという、ほったらかしの投資信託です。もちろん、AI(人工知能)が考え出した最適な組み合わせの金融商品を使って、最高のパフォーマンスが出るような運用をするわけですので、AI投信の中でももっとも期待感のあるものです。

これら3つのAI投信は、どこまでAI(人工知能)に任せるかという線引きで分かれると考えれば分かりやすいです。a.よりもb.、b.よりもc.と、AI(人工知能)に任せる範囲は広がっています。そのため、せっかくAI投信をはじめるのであれば、c.の提案および自動運用型AI投信をおすすめします。

AI投信のデメリット

疑問点のイメージ
いいことばかり書いてきましたので、公平にAI投信のデメリットもお伝えします。

運用実績が乏しい

もっとも多く指摘されるのが、この点でしょう。AI投信は、まだサービスが提供されてから数年しか経っていません。そのため、「本当に儲かるかどうかは様子を見ないと分からない」という人も多いのです。でも、AI投信は、新しい理論や博打ではありません。過去の理論に基づいた未来予測です。きっと、この点はただの杞憂に終わることでしょう。

投資戦略、運用方法、内容が見にくい

AI投信は、AI(人工知能)が戦略を組んで、銘柄を選んで運用します。そのため、いままでのように、担当の人からきちんとした説明を受けて、銘柄や運用方法に納得して投資するようなことは簡単ではありません。これは、投資をすでに行っている人たちにとっては、不安な点でしょう。しかし、いつまでも自分で部品を買ってきて組み上げる自作パソコンよりも、完全にブラックボックスと化したスマートフォンの方が圧倒的に使いやすいように、AI投信は、手間なく簡単に投資ができる道具なのです。使わない手はありませんよね。

さて今回は、AI投信について、魅力とデメリットをお伝えしました。

  • AI投信は、ビッグデータと各種理論を元に、AI(人工知能)が投資戦略を練る
  • AI投信は、AI(人工知能)が売買するため、感情による失敗がない
  • AI(人工知能)は、ニュースやアナリストの解説理解し、そこから相場の未来予測もできる
  • AI投信には、「提案型」「運用型」「提案運用型」の3種類がある
  • 運用実績が乏しいため、AI投信を不安視する人もいる
  • AI(人工知能)による判断の仕組みが見ないため、AI投信に不信感を持っている人もいる

AI投信は、まだ発展途上です。しかし、そんな発展途上の状態であっても、ここに挙げたような魅力があり、確実に利益を上げている事実もあります。その上、AI(人工知能)はどんどんと学習していきますので、時間が経てば経つほど、より最適な判断ができるようになってくるのです。

そんなAI投信へ余剰資金を投資すれば、AI(人工知能)が最適な運用を続け、真の意味で「お金を働かせる」ことができる素晴らしい未来が待っているに違いありませんよね。

参照元 AIファンドの魅力に迫る

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