教育

子供たちが遊び感覚で学ぶ!人工知能(AI)の子供向けアプリ3選+α!

こどもたちが森のなかで勉強しているイメージ

近頃では、子供向け教育アプリのサービスやニュースをよく見かけるようになりましたよね。人工知能(AI)の進化は子供向けを対象とした分野にも広がりを見せており、中でも子供の教育については気になるという方も多いのではないでしょうか。

現在、人工知能(AI)を子供向け教育に活用しようという試みがすでに行われています。学校教育だけでなく英語教育や、人工知能(AI)時代に必要になるとされるプログラミング教育など、多くの分野で人工知能(AI)を活用した子供向け教育アプリが開発されているのです。これらのアプリは子供が遊びながら学ぶことができるというのが特徴といえるでしょう。

そこで今回は、人工知能(AI)を活用した子供向けの教育アプリをお伝えしていきます。手軽に入手できるアプリもありますから、とりあえず試してみるというのもいいですよね。

子供の教育にも人工知能(AI)が活用される時代

こともたちがパソコンで学んでいるイメージ
人工知能(AI)の進化によって子供向けの教育はどのような変化をしていくのでしょうか。今後、予想される子供向け教育の特徴としては
・教育そのものに人工知能(AI)が活用される。
・人工知能(AI)を使いこなす能力を身につけるための教育が必要となる。

人工知能(AI)が子供向け教育に活用されることで、これまでの教師一人に対して生徒数十人という一方通行な内容ではなく、生徒一人一人の能力を把握してそれに合わせた教育ができそうですよね。

また人工知能(AI)を使いこなす能力として、人工知能(AI)に早期から触れさせることや人工知能(AI)に関わりの深いプログラミング能力の習得などが必要になってくるかもしれません。

このような人工知能(AI)を活用した子供向け教育は、すでにアプリとして形となり実用化されようとしています。それでは、その人工知能(AI)を活用した子供向け教育アプリをお伝えしていきましょう。

「学校教育」における人工知能(AI)による子供向けアプリ

遊んで学べるというものではありませんが、これまでの学校教育に一石を投じたのが「キュビナ」です。

キュビナは株式会社COMPASSが開発した人工知能(AI)搭載のタブレット教材で、用意された問題を解いていく中でプロセスやスピードを解析。生徒がどこでつまずいているのかを判断して、それに合わせた学習が可能となっています。

どの生徒も同じ時間に同じ授業を受けるというこれまでの学習と違って一人一人の弱点を明確にしつつ、弱点を克服して先に進めるシステムですから、授業についていけず置いていかれるといったケースも少なくなりそうですよね。

また株式会社COMPASSが運営している学習塾での導入実験によれば、中学校数学1年分の学習範囲を平均32時間で終了したというデータを出しています。これは従来の学校教育よりも7倍という速さ。効率的な授業によって空いた時間を別の学習の時間にあてることも可能ですよね。

キュビナ自体は中学3年生向けのアプリですが、これを幼児向けや小学校低学年向けの教材に応用することもできそうです。学習でつまずいた時にどこでつまずいたのかわからないというのはよくある話ですが、学習段階初期から人工知能(AI)による子供向け教育を活用することで、挫折してあきらめてしまう子供を少なくすることができるかもしれません。

「英語教育」におけるAI(人工知能)による子供向けロボット

子供の頃から英語に慣れ親しんでおきたいという方には「MUSIO X」というものがあります。

MUSIO XはAKA株式会社が開発した英語学習用の人工知能(AI)搭載の子供向けロボットで、こちらが英語で話しかけるとMUSIO Xも英語で答えてくれるのです。人工知能(AI)によって会話の内容を学習することができるので、最初はぎこちなかった受け答えも慣れ親しむうちにスムーズになっていくでしょう。

また専用スキャナが同梱されており、カードなどに書かれた英語を読み取らせることでMUSIO Xが読み上げてくれるという機能も。またおとぎ話やオリジナルストーリーの教材もあって、やはり専用スキャナを使って物語を語り聞かせるようにMUSIO Xが読み上げてくれたりします。

人工知能(AI)搭載の子供向けロボットということでお値段はお高めですが、英会話教室に通わせるよりも割安ということでかなりの人気を博しているようです。

「プログラミング教育」におけるAI(人工知能)による子供向けアプリ

人工知能(AI)が進化した時代を生きるために、人工知能(AI)をより高度に扱えるようにするためプログラミングを学ばせたいという方も多いようですね。

いきなりプログラム言語はムリでも、条件分岐やループ(繰り返し処理)といったプログラム言語ならではの考え方に子供の頃から慣れさせるという考えのもと、遊びながらプログラミングの世界を学べるアプリが次々と開発されました。

遊んで学ぶ人工知能(AI)搭載の子供向け教材として

といったアプリがあります。

「ライトボット」はキャラクターに命令を与えてゴールに導くというシンプルなアプリで、パズルの問題は段階的に難易度が上がっていきます。しだいに条件分岐やループといった要素が必要になってくる問題も出てくるため、自然にプログラミングの考え方を身につけることができるでしょう。

「スクラッチジュニア」は画面に表示されるキャラクターにブロック型の命令アイコンを配置することで、画面上のキャラクターを動かしていくアプリです。はめこんだ命令アイコンはそのままプログラムとなっているので、自然とプログラムの考え方を学んでいけるというわけですよね。

「グーグルブロックリー」はパズルや迷路といった単純な遊びから、しだいにプログラムの知識を駆使しないと解けないものにまで段階的に進めていくうちにプログラムの考え方を学べるアプリです。

「ムーンブロック」はPCとマウスで操作するアプリで、命令の書かれたブロックをいくつも組み合わせることでキャラクターを動かしたり、簡単なゲームを作ったりすることができます。この一連の流れはまさにプログラムを組むことであり、学校教育におけるプログラミング学習にも活用しやすいかもしれません。

AI(人工知能)による子供向けアプリは他の分野にも

医薬品・食料品メーカーである大塚製薬は「おいしいおえかきSketch Cook」というアプリの配信を開始しました。

子供が描いた料理の絵をグーグルが提供した人工知能(AI)の技術で画像に変換し、楽天レシピの膨大なレシピデータから栄養バランスのよいレシピや、足りない栄養素を補うための食べ合わせメニューのレシピを提案してくれるのです。

最近は「食育」という言葉も使われているように、正しい食生活や栄養バランスについての知識も大事な教育として位置づけられていますよね。このアプリを活用すれば親子でコミュニケーションを取りながら楽しく食育を学んでいくことができるでしょう。

食育だけでなく、さまざまな分野で人工知能(AI)による子供向けアプリが開発されることで、教育だけでなく親子のコミュニケーションを深めるツールとしても重要な役割を担っていくかもしれません。


さて、人工知能(AI)による子供向けアプリをいろいろとお伝えしてきました。

  • これからの時代は人工知能(AI)を活用し、人工知能(AI)に対する知識を身につけることが必要とされる。
  • 「学校教育」において人工知能(AI)を活用することで、生徒一人一人にあった学習をすることができる。
  • 「英語教育」においては子供の頃から楽しく英語に慣れ親しむためのロボットが開発された。
  • 「プログラミング教育」においては、遊びながら学べる人工知能(AI)搭載の子供向けアプリが多く配信されている。
  • 「食育」などさまざまな分野で人工知能(AI)の子供向け教材が開発され、また親子のコミュニケーションを図るツールとしても重要になるかもしれない。

人工知能(AI)による子供向け教材が充実することで、誰もが同じプラットフォームでさまざまなことを手軽に学習することができるようになるでしょう。子供たちが自分のやりたい学習をより充実させることができれば、子供の可能性や将来の選択肢をさらに広げることができますし、夢が広がりますよね。

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