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人工知能と会話ができるアプリで会話は弾むのか?調べてみた

会話のイメージ

最近ではどんな仕事でもコンピュータを使用することが当たり前になり、プライベートでもそれぞれスマートフォンという小型のコンピュータを持ち歩くほど情報化が進んでいます。それに伴い、コンピュータと人間との距離も段々と小さく近づいてきているような気がすることもあるでしょう。さらに近年では、人工知能(Artificial Intelligence)技術の浸透により、新たな情報革命が拡がっています。

これまでは人間が行っていた作業が、次々とロボットや機械に置き換わっていったり、人間とコンピュータがやり取りするインターフェースの種類も増えたりと、様々な生活の変化が起きており、コンピュータと人間がコミュニケーションをとる映画のような世界になっていますよね。

人工知能(AI)と会話することができるというアプリケーションが実際にリリースされていたりスマートスピーカーで会話したりと、誰でも気軽に利用できる環境になりました。

でも実際に人工知能(AI)とコミュニケーションをとるとして、会話は本当に弾むのか、気になるでしょう。

そこで今回は、人工知能(AI)と会話ができるアプリについてみていきながら、本当に会話が弾むのかを調べていきます。

人工知能(AI)と人間観のコミュニケーションの歴史は意外と古くから

会話のイメージ

人工知能(AI)というキーワードが近年盛り上がりを見せて注目を浴びていますが、人工知能(AI)技術に関する研究は実は1950年代から行われているのです。結構昔から行われているんですよね。

1950年に数学者のアラン・チューリングが提唱した知能に関する実験に「チューリングテスト」というものがあります。ストーリーが映画化されているため、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

この「チューリングテスト」とは、やりとりしている相手がコンピュータか人間かということを、対話と通じて見抜く実験。この実験で人間と間違われるほど対話ができるのであれば、コンピュータには知能があるといえるだろうというわけです。

現在では、スマートフォンのアプリを通して人工知能(AI)と会話したり、パソコンのマイクを通して操作を行ったりということができますが、1950年代からコンピュータ上で人工知能(AI)とやり取りをするという研究は行われていたのです。結構古くから存在していて、驚く方もいらっしゃるでしょう。

そしてこのチューリングテストですが、2014年にイギリスのレディング大学で行われた実験において、ウクライナ在住で13歳という少年の設定である「Eugene Goostman」という人工知能(AI)が、審査員の30%以上に人間と間違われ、チューリングテストに合格したということで話題になりました。

しかし、この後「Eugene」と対話できるページが閉鎖されているなど、本実験は実際に知能があったと正確に示す根拠とはならないという意見があり、疑惑が残っています。とはいえ、人工知能(AI)と人間のコミュニケーションは古くから実施されてきていることがお分かりいただけるでしょう。

生活をしていて、既に日常的にスマートフォンを利用してコンピュータと暮らしていると、人間とコンピュータの関係などはあまり気にならないことかもしれませんが、それほどコンピュータは人間の生活に溶け込んでいるのです。

また、人工知能(AI)が実際に意思を持ち、人間と恋に落ちたり、人間を不要な存在として認識して破滅させたりといった世界を描いた小説や映画などが多く存在しています。皆さんも読んだり、観たりされたことがあるでしょう。そして2045年には「シンギュラリティ(技術的特異点)」を迎え、人工知能(AI)が人間の知能を超えると予想され、人工知能(AI)技術の開発や実用化も段々と進んでいっています。

ですから映画や小説だけの話ではなくなっているのです。

人工知能(AI)との会話アプリでは会話は結構弾む

アプリのイメージ

ここまで、人間と人工知能(AI)のコミュニケーションについて見てきました。では、実際に身近に利用することができる人工知能(AI)との会話アプリで会話は弾むのか、すごく気になりますよね。

段々と成長を続けている人工知能(AI)技術を、アプリを通して誰でも使用することができるようになり、スマートフォンの普及は人工知能(AI)技術の発展にこれからさらに影響を与えるでしょう。では、実際にどんなアプリがあるのか見ていきます。

Emol – AIと会話して心に癒しを

こちらはAIロボットと会話を楽しむことができるチャットアプリ。 自分の今の感情を記録することができ、AIロボットとおしゃべりすることができます。

チャット形式で、AIロボットにメッセージを投げることができ、AIロボットは送ったメッセージに返信をしてくれるので、「疲れた、、、」とメッセージを送ると「お疲れ様です!」と返信をくれます。また「花見をしたよ」と送ったりすると、「お花見は楽しいです」といったメッセージが返ってきたり、まるで普通に会話しているかのようにコミュニケーションをとることが可能。

送った質問や投げかけに対してすぐに応答してくれるので会話が弾みそうですよね。

Emol – AIと会話して心に癒しを

話すカメラ

こちらは、カメラに移したものの名前を音声で教えてくれるアプリです。人工知能(AI)の技術を活用して、物体を検出して物の名前を音声で瞬時に返してくれます。

「これは何?」と聞いているわけではありませんが、瞬時に返してくれるのでとてもスムーズにコミュニケーションがとれることがわかるでしょう。

人工知能(AI)は音声にしてもメッセージにしても、スムーズなやりとりができるため、楽しく会話できそうですよね。

話すカメラ

MOSO – 妄想チャット 架空の友達と会話を楽しめるAIチャットボット

次にご紹介するアプリは「MOSO」です。こちらのアプリでは、理想のキャラクターを自分で作成してAIチャットボットと会話を楽しむことが可能。

彼氏・彼女や友人と会話しているような感覚でチャットをすることができ、様々な設定をカスタマイズして、自分が好きなように構成を変更することができるのが特徴で、有名人などの名前や画像をセットすることで、本当にその人と会話をしているような感覚を楽しむことができます。なんだか未来感がありますよね。

このアプリも人工知能(AI)がスムーズに返信してくれたり、話を聞いてくれたりするので、どんどん会話が弾むでしょう。

MOSO

 

AIと会話するイメージ

今回は、人工知能(AI)と人間のコミュニケーションの歴史についてふり返り、またどんな会話アプリがあって、人工知能(AI)との会話は本当に弾むのだろうかということを見てきました。

人間と人工知能(AI)は古くからコミュニケーションを図り、近年ではスマートフォンの普及やアプリを通して気軽に行えるほど距離が近づいています。

単に業務の効率化といっただけではなく、人間のよきパートーナーのような存在として人工知能(AI)がこれから人間と関係を築いていくことができるかもしれません。

これからさらに人工知能(AI)技術が発展することによって、様々なことが可能になり、より人間と人工知能(AI)の距離が近づいていくでしょう。両者の良好な関係を気づいていくためにも、人工知能(AI)の技術やその特徴を学び、お互いが支えあえるような社会が気づけるとよいですよね。

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