チームでのタスク管理の方法はいろいろありますよね。
そんな中、営業が「これ急ぎ!明日出荷よろ!」なんて仕事をとってきたら、ホワイトボードの一番上に無理やりねじ込むことになります。
ホワイトボードはあっという間にぐちゃぐちゃになって、結局どれから手を付けたらいいのーっ!?となりますよね。
そこで便利なのが、タスクを管理するアプリです。コミュニケーションに特化したチャットワーク、シンプルにタスク管理できるTodoistなどが有名ですが、ひそかに人気があるのが「タスクワールド」。
こちらのタスクワールド、無料プランのあるチャットワークやTodoistと違って、有料プランのみの展開となっています。それでも人気があるのはやはり、その便利さです。そこで今回は、その便利なタスクワールドの機能をご紹介しましょう!
たくさんある!タスクワールドの機能
有料プラン(10.99$/1人・1ヶ月)のみの展開!という少しとっつきづらく漢気があふれているタスクワールドですが、その人気の秘密は、便利で豊富な機能です。いくつかご紹介します。
デバイスを選ばない
ブラウザアプリのため、Googlechromeなどのブラウザが使えれば、どんなデバイスでも利用できます。iOSとandroid専用のアプリもあるため、出先でも気軽にプロジェクトの進捗を確認できるのが、便利な点のうちの一つです。
つまり外出先で見られると、顧客先にいてもチームのタスクが見られるため、いちいち会社に電話をしなくても、納期の検討をつけたり、進行中のプロジェクトの状況を説明したりできますよね。
看板方式で直感的
看板方式とは、ボードに付箋を貼るように、各タスクを1画面で確認できる方法です。
今誰が、どんなタスクをこなしているのか、進捗はどうなのかが直感的に一目で分かるのがいいですよね!
ガントチャート
チームでのタスク管理には欠かせない機能が、ガントチャート(工程表)です。縦軸にタスクや担当者、横軸は時間とすることで、現在はどのあたりまで作業が進んでいるのかが分かりますし、予定通りに進んでいるかどうか、負担が大きい場所はないか、などが一目で分かります。
タイム計測
ガントチャートや看板方式などはタスク管理の方法としてはメジャーですので、よくある機能と言えば機能ですが、タイム計測がついているアプリはあまり見たことがありませんよね。
あと、私のようにサボり癖のあるタイプは、時間を測ることで「ちゃんとやらなきゃ!」と思うため、尻を叩く効果も期待できます(笑)
チャットでコミュニケーション
プロジェクト内のグループチャットや、ダイレクトメールでコミュニケーションを取ることができます。メールやSkypeなど、他のコミュニケーションツールを使わず、タスクワールド内でコミュニケーションが完結するので、いちいち他のツールを開く必要がありません。
やっぱり、コミュニケーションって大切ですよね!
チャットはプロジェクトメンバー全員、特定の人々(例えば、幹部のみなど)、誰かと直接、などグループ範囲を選べるため、使い分けをすることができます。次の担当者に引き継ぐときの注意点や、タスクに表しきれない細かい作業の確認、相談などを、グループを作って話し合うことができ、とても便利でしょう。
このようにタスクワールドは、チームでのタスク管理に必要な機能をすべて詰め込んだ夢のようなツールですが、チームでプロジェクトというと、何となく自分の日々の仕事には関係ないような、なんだか意識の高いFacebook社あたりが言っていそうな気がしますよね。
めちゃくちゃ偏見ですが…w
しかし、ほとんどの会社にはチームで動き、常にプロジェクトに追われているようなものです。ということで、少し身近な例として、私が以前勤めていた会社の状況を見ていきましょう。
もしあの頃、あの会社にタスクワールドがあったら
私は以前、オリジナルのぼりを手掛ける会社に勤めていました。顧客からのヒアリングをもとにデザインし、それを布へプリントして、のぼりを棒に取り付けるループ(「チチ」といいます)付けて納品するお仕事です。
営業2人、デザイナー2人、作業員6名、事務員1人(私です)と、とってもアットホームな会社でした。もちろんタスクワールドなどという便利ツールはなく、全体を把握している人はいない状況。あえて言うなら営業が把握していましたが、2人いるために、どの仕事がどちらの担当かわからない状態です。
こうやって改めて書き出してみるとヤバい感じがしますが、小規模な会社にあるあるの状況ですよね。
さてこんな会社で、「あったか美味し〜い味噌ラーメン」ののぼりを作る仕事を、営業が取ってきました。味噌ラーメンのぼり作成プロジェクト、開始です!
さて、このプロジェクト、どのようなタスクがあるでしょうか。
- デザイナー営業のヒアリングをもとにデザイナーがデザイン案を作る
- 営業デザインを顧客に見せ確認を取る
- デザイナーデザインを完成させる
- 事務員インク、布、チチの在庫を確認、必要なら発注をする
- プリント作業員布へプリントをする
- カット作業員布をカットし、端を処理する
- 仕上げ作業員チチを取り付ける
- 作業員たたんで袋詰めをする
- 営業商品を確認し、宅配の兄ちゃんへ預ける
ざっとこれだけのタスクを通過し、味噌ラーメンののぼりは顧客へと届けられます。
たったこれだけといえばこれだけですが、同時にいくつものプロジェクトが進んでいる状態ですし、デザインのダメ出しが続く場合や、急ぎの仕事が割り込んでくることもあるために把握は難しいですよね。
さらに布へ印刷するプリンターも、時間あたりにプリントできる量が決まっていて、人間以上に融通が利きません。意気揚々と急ぎの仕事をとっても、プリンターの順番待ちになってしまって、印刷ができないなんてことも…。
そんななか、事務員である私が、顧客から「味噌ラーメンののぼりは、もう印刷に入ってしまったのか。入っていなければ、納期を伸ばしてもいいからこの写真を入れたい」という問い合わせをもらったとします。
出先でもプロジェクトの状況がわかるため、営業も作業の進行状況を見ながら、急ぎの仕事をぶち込むことができますし、どちらのデザイナーの手が空いているのかも一目で分かり、作業の振り分けが簡単にできるようになるでしょう。
あの頃、こんな便利なツールがあったら良かったなあ。
さて、便利なタスク管理ツール、タスクワールドについてご紹介しました。タスクワールドの便利な機能について、ざっとおさらいしてみましょう。
- どのデバイスからも確認可能!外出先でもタスク管理
- ボードに付箋を貼ったように全体を見渡せる看板方式
- ガントチャートで進捗状況を直感で把握
- タスク完了までにかかったタイムを計測・記録
- グループチャットでコミュニケーション
タスクワールドは1人につき1ヶ月10.99$と有料ですが、15日間は無料お試しができるため、インターフェイスを確認したり、現在使っているツールと代替が可能なのかを検討してから導入することも可能です。
どんな会社にもプロジェクトは存在しますし、チームで動くものですよね。この機会に、タスクワールドで日々のチーム業務を効率よくこなしましょう!
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