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売り上げアップ!ビジネス現場にAI(人工知能)を導入した事例

売り上げアップ!ビジネス現場にAI(人工知能)を導入した事例

毎日の業務の中で、これがもっと効率化できれば売り上げアップにつながるのに、と思うことがありますよね。例えば営業だったら、アタックをかけるべき企業をリストアップしてくれるとか、一度接触した企業の中で期待度が高い企業にもう一度アタックを仕掛けてみるなど。

これらは手作業でやると膨大な仕事量となってしまって、営業の本分である「相手に自社製品を売り込み契約を取る」という時間が削られてしまいます。だからといって、無差別に自動一斉メールを送ってしまうと、相手側に嫌われてしまう可能性もあるでしょう。

そんなときは、今話題のAI(人工知能)に任せてしまいましょう!そこでこの記事では、ちょっと面倒だし、自分の本来の仕事ではないこと…例えば営業先のリストアップ、会議の議事録や事務作業などを支援するAI(人工知能)の事例をご紹介します。

まずは、そもそもAI(人工知能)って何だろうということから見ていきましょう。

AI(人工知能)って何

AIと人間が協力するイメージ

AI(人工知能)って何?と聞かれると、何となく頭が良くてすごそうなコンピューター?プログラム?でも何がすごいのか分からない!という方も多いですよね。

三輪奈美子
三輪奈美子

かく言う私も、こういった記事を書きながらも、突然質問されたら「んーっと、と、とにかくすごいの!」と答えてしまうと思います。

実はAI(人工知能)の定義は専門家によってまちまちですが、ざっくりざっくり「人工的に作った、人間のような思考をするプログラム。たくさんのデータを一気に扱い、学習をする」と思っておけば間違いがないでしょう。具体的には、人間の言葉を聞き取って返事をしてくれるSiri、Googleの画像検索、車の自動運転、将棋を指すものなど、目的によってさまざまなAI(人工知能)が作られています。

AI(人工知能)についてもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

では、そのAI(人工知能)がビジネス現場ではどのような活躍を見せるのでしょうか。まずは、営業をサポートしてくれるAI(人工知能)の事例をご紹介します。

営業を支援するAI(人工知能)の実例とは

営業のイメージ

営業マンの本分とは、営業先へ行って自社製品を紹介し、その契約を取ることですよね。そうして売り上げが生まれ、多くの契約を取る営業マンは評価されることとなります。

しかし、実際に会社勤めをしていると、「売り込んでいる時間」というのは案外少ないでしょう。新規営業先のピックアップや売り上げの入力、交通費の精算や稟議書の作成など、煩雑なデスクワークが営業マンの時間を削ってしまいます。

それらの中でも特に営業マンに大切な「新規営業先のピックアップ」をしてくれるAI(人工知能)支援システム事例といえば、GeAlneこのシステムでは、展示会などで交換した大量の名刺を読み込ませるだけで、AI(人工知能)がWEB上で企業の関連情報を解析・精査し、「営業オススメ度」を教えてくれます。

さらに、そこから営業メールを送ることも可能。営業メールは、名刺にあるメールアドレスへ送ったり、メールアドレスの記載がない場合はHPの問い合わせフォームから送ったりするなど、人間がやると煩雑になる作業ですが、そちらもサササーっと入力してくれます。
さらにさらに、その営業メールの本文も作ってくれます。内容はAI(人工知能)が作成して、しかもメール本文中のURLのクリック率などを集計することで、顧客がメールに興味を持ったのかが分かるのだとか!
三輪奈美子
三輪奈美子

これすごい!あんなに面倒だったことが、一瞬で終わる!

営業をサポートしてくれるAI(人工知能)については、こちらの記事も参考になります。

しかし、営業マンの作業を圧迫するのは、新規営業先のピックアップだけではないですよね。次に、稟議書の作成など、煩雑な事務作業をサポートしてくれるAI(人工知能)の事例をご紹介します。

事務作業を支援するAI(人工知能)の実例とは

事務作業に気が進まないイメージ

事務作業、面倒ですよね。営業先と話をするのは苦にならなくても、会社に帰ってからデスクに向かって色々するのは面倒という方も多いでしょう。しかし事務作業も、AI(人工知能)に任せることができます。例えば何かを買うとき、出張するとき、いちいち稟議を上げる必要がありますよね。

三輪奈美子
三輪奈美子

そのたびに、タイトルとか、理由とか、もう何を書いたらいいのー!?って悩む…。

しかも頭を悩ませて書いた稟議書がなかなか通らなかったり、記入漏れを指摘されたり、再提出を言い渡されたりすると、がっくりしてしまいます。しかし実は、稟議を精査する経理部なども、現場が記入漏れ書類を提出してきたり、社内ルールを守らずに出してくる書類に、悩みを抱えていたりします。

そういった双方のストレスを解決するためにNTTテクノクロス株式会社が開発しているシステムでは、業務ルールや申請のワークフローをAI(人工知能)に学習させることで稟議書のひな形を作ったり、気をつけるべきポイントをチェック項目として可視化してくれます。

そうすることで、稟議を提出する側はミスなく書類が作れますし、稟議をチェックする側は守られたフォーマットと可視化されたチェック項目で、手早く稟議内容を確認することができるでしょう。
三輪奈美子
三輪奈美子

これがあれば、稟議が通るスピードが速くなりそう!

次に、会議の時に必要な議事録作成をAI(人工知能)に任せる事例をご紹介します。

会議を支援するAI(人工知能)の実例とは

大勢で会議をするイメージ

チームで仕事をしていれば、会議というのは必ず行いますよね。会議は”みんなで話し合う”ということが重要視されがちですが、もっと大切なことは、その会議で決まったことをみんなで共有し実行することです。そして共有のために議事録を作成しますが、これはかなりの手間になっているはず。

レコーダーをセットしながらその会議のメモを取り、会議が終わってからメモと録音を頼りに文字起こし。ちなみに音声データを文字にするのに、ベテランでも録音時間の3倍が必要となります。
三輪奈美子
三輪奈美子

つまり、1時間の会議だったら、3時間もかかっちゃう!!

さらにこの作業は新人がやらされることが多く、社内の専門用語や先輩たちの名前や役割が一致しないまま行うため、かなり大変な作業となってしまいます。

三輪奈美子
三輪奈美子

議事録の係、回ってきてほしくないー!!

議事録づくりも、AI(人工知能)に任せてしまいましょう!COTOHA Meeting Assistというサービスでは、AI(人工知能)が音声データを自動でテキスト化してくれます。

音声をテキスト化するだけでしたらGoogleアシスタントなどもやってくれますが、こちらは発言者までを認識して、チャット方式で表示してくれます。
三輪奈美子
三輪奈美子

そうか、会議って色々な人が発言するもんね!

さらに「Aさんは明日までに提案書を提出してください」「僕は今週中にデザイン案を2案出します」などのタスクをAI(人工知能)が自動的に認識担当者や期限なども設定し、チームで共有が可能です。

三輪奈美子
三輪奈美子

新人だと、会議で決まった先輩のタスクを改めて伝えるのも、なんだか言いづらかったりしますよねー。でもAI(人工知能)なら、サラッと伝えられる!

次に、あなたもヘッドハンティングされるかもしれない?AI(人工知能)が人事を行う事例をご紹介します。

人事を支援するAI(人工知能)の実例とは

新しい社員を迎え入れるイメージ

採用を行うときは優秀な人材は絶対、ほしいですよね。特に中途採用の場合は、すでにスキルを持っていることを望まれます。しかし面接をしてみても、そのスキルの高さまでは分からなかったりします。

三輪奈美子
三輪奈美子

面接する側は人事であって現場の人間ではないから、現場が本当に求めているスキルがあまり分からなかったりするんですよね。そして、悲しいミスマッチが起きる…(涙)

LAPRAS(ラプラス)というツールでは、ネット上で公開しているTwitterのつぶやきやブログ内容をAI(人工知能)が分析し、その発信者が自社の求める人物像なのかを精査。どんなスキルを持っているのか、ブログではどんなことを発信しているのかなどをAI(人工知能)が総合的に判断します。

そうしてAI(人工知能)が見つけた人物にヘッドハンティングのメールをし、求めるスキルを持っている人を自社に引き込むことが可能となります。

ちなみにこちらのAI(人工知能)、採用予定者や社員のSNSも探し出し、攻撃的な発言をしたり、会社の情報を漏洩させる人物ではないかということも確認できるのだとか。
三輪奈美子
三輪奈美子

SNSは本音を書くことが多いので、その人の人となりを知るにはいいのかも…。でも、Twitter廃人としてはちょっと怖さも感じる…((((;゚Д゚))))

次にAI(人工知能)は仕事のパートナーとなりうるのかを見ていきましょう。

AI(人工知能)は仕事のパートナーになれる

タブレットを手に持つ女性のイメージ

ここまで、営業、事務作業、会議、人事をサポートするAI(人工知能)の事例をご紹介しました。さまざまなビジネスシーンで、AI(人工知能)は活躍してくれそうでしたよね!

三輪奈美子
三輪奈美子

特に人力でやると時間がかかってしまう面倒なことを一気に引き受けてくれるのが嬉しい!

ビジネスをサポートしてくれるAI(人工知能)の利用シーンをもう一度振り返ってみましょう。

・営業シーンで
展示会で交換した、100を超える名刺…。さてここから営業をかけようと思ったら、まずは名刺に書かれた会社名をググってどんな企業かを確認、自社の製品・サービスが売り込めるかを検討しますよね。それを、AI(人工知能)が一気に精査、期待度の点数付けをしさらに営業メールまで自動で送ってくれます。
・稟議書を上げるとき
出張するときはいちいち稟議を上げるのが社内ルールだから、仕方なくwordを開いて…前回の日付をちょちょいと変更して提出、と思ったら提出日付を出張日より後にしてしまって差し戻し…。そんな煩雑な日常事務を、AI(人工知能)がサクッとやってくれます。
・会議の議事録を作成
会議中はメモを取りながら自分の発言もして、会議が終わったらレコーダーの音源とメモを元に文字起こし。3時間かかってやっと議事録を作成し、決まったタスクを先輩に伝えたいけれど、なんだか言い出しづらい…。これをAI(人工知能)に任せてしまえば、議事録の作成にかかる時間はかなり短縮されるうえ、タスクも自動で認識、チームで共有が可能です。
・優秀な人材が欲しいとき
エクセルをバリバリに使いこなせる人が欲しくて、募集をかけて面接、「エクセルはできる?」と聞いたら元気よく「はい!」なんて答えるから採用してみたら、マス目に数字を入れることしかできず、「コピペ?合計の関数?何ソレ」な大型新人爆誕。そんな悲しいミスマッチが起きないように、自社が求める理想の人物を、AI(人工知能)が探し出してきてくれます。あとはその人へヘッドハンティングのお誘いをするだけです。

このように、私たちのサポートをしてくれるAI(人工知能)、必ず仕事のよきパートナーとなれそうですよね!

ビジネスシーンのイメージ

さて、ビジネスにAI(人工知能)を導入した事例をご紹介しました。どのような事例があったのか、ざっとおさらいしてみましょう。

  • 新規営業先をピックアップ!営業を支援してくれるAI(人工知能)の事例
  • 音声データから会議の議事録を簡単作成、発言のタスク化もしてくれるAI(人工知能)の事例
  • 面倒な稟議書をサクッと!事務作業をサポートするAI(人工知能)の事例
  • 自社が求める優秀な人材を見つけ出す!さらに採用予定者のSNSもチェックするAI(人工知能)の事例

どれも、普段面倒だと思っていることをAI(人工知能)が手早くやってくれるステキな事例でしたよね。これからますます、ビジネスシーンでAI(人工知能)が身近な存在となるに違いありません。

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