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AIを使った魔法の文房具!メモからスクラップまでおすすめ5点!

パソコンとスマホとメモ書きをしているイメージ

AI(人工知能)は電子レンジやお掃除ロボットなど、既に私達の身の回りに活用され始めていますが、最近はなんと文房具にもAI(人工知能)活用が進んでいるようで、ちょっとビックリですよね。

なお、文房具といっても文房具そのものにAI(人工知能)が組み込まれるというよりも、文房具がスマホと連動することによりAI(人工知能)の文字認識機能あるいは音声認識機能を活用するパターンが多いようです。

さて、今回は、AI(人工知能)を使った文房具としてメモからスクラップまで、おすすめ5製品をお伝えします。

手書きメモをスマホにリアルタイムに反映:スマートライティングセット


株式会社トランスの「スマートライティングセット」は、ノートに書いた内容をリアルタイムにスマホに画像表示します。

専用ノートに専用ペンで書いた手書きメモが、リアルタイムにスマホアプリに画像として表示されるのですが、体感としてはノートに書いた内容が即座にスマホアプリに表示される感じで、まるで魔法でも見ているようです!

スマホアプリはどのページに書かれたかを認識しており、以前書いたページに追記するとスマホアプリの該当する画像データに追記されます。専用ノートの紙に印刷されたドットを専用ペンのカメラが読み取り、ページとペン先の位置を認識することにより実現しています。

【使い方】
1) 専用ペンの電源を入れ、スマホアプリを起動します(ペンとスマホはBluetoothでつながっています)。
2) 専用ノートを開き、専用ペンで書きます。リアルタイムにスマホアプリ画面に画像として表示されます。ペン先はボールペンで一色のみですが、スマホアプリ側で文字や線の色/太さなどを変更することができます。また、AI(人工知能)により手書きメモに含まれている文字をテキストデータに変換することもできます。

モレスキン スマートライティングセット

写真からメモを作成:ClipOCR


雑誌や新聞を読んでいて、記事の中の文章(日付や住所など)をメモとして残しておきたいことってありますよね。こんな時はスマホアプリ「ClipOCR」がとても便利ですよ。

ClipOCRならメモしたい文章を含む記事を撮影するだけでOKです。ClipOCRが撮影した写真に含まれている文字データのみを抜き取り、AI(人工知能)によりテキストデータに変換しメモとして保存してくれます。

【使い方】
1) スマホアプリを起動し、雑誌あるいは新聞記事を撮影します。
2) AI(人工知能)が文字データをテキストデータに変換しメモとして保存してくれます。

やるべきことを音声でメモできる:ピクトレリ


うっかり忘れ物の多いあなたにおすすめなのが、株式会社Nextremerが提供するスマホアプ

「いつ」「どこで」「何をする」について音声で話かけるだけで、やるべきことをメモすることができます。簡単ですよね。

やるべきことを登録すると、AI(人工知能)がメモの「いつ」「どこで」を認識し、あなたが忘れ物しないようキッチリフォローしてくれるんです。

例えば「明日コンビニで牛乳を買う」とメモした場合、AI(人工知能)が「コンビニ」を認識し、近辺のコンビニ候補一覧を表示してくれるのでいずれかを指定しておきます。すると翌日、あなたが指定したコンビニに近づいた時、ピクトレリがアラームで通知してくれるんです!

さらに、近辺のコンビニ候補一覧が表示された際に「どこかのコンビニ」を指定すると、明日(どこかの)コンビニに近づいた時にアラームで通知してくれます。また、事前に自宅の場所を登録しておけば、AI(人工知能)がメモの「家についたら」という言葉に対応してくれます。う~ん、これは便利ですね!

このアプリの「どこで」という場所の情報を認識してくれる点がSiriなどの他のアプリにはない機能なんです。

【使い方】
1) スマホアプリを起動し、画面右下の「+」をタップします。
2) 「いつ」「どこで」「何をする」について音声で話しかけます

【PV】リマインダーアプリ、ピクレトリがあなたの「忘れてた!」をなくします♪

新聞スクラップ用ペン:CUTPEN

新聞のイメージ
ナカバヤシ株式会社の「CUTPEN」を使えば、あの面倒な新聞記事のスクラップ作業がとても楽しくなりますよ。

新聞記事をスマホで撮影すると、CUTPENで囲んだ記事のみを読み込んでデータ化してくれます。また、関連する複数の記事をスマホ上でレイアウトすることにより、一つの画像としてまとめることもできます。登録、さらにAI(人工知能)が読み込んだ新聞記事に含まれている文章よりキーワードを自動選出し、関連する記事のWeb検索もしてくれるというスグレものなんです!CUTPENなら、新聞記事とWeb上の関連記事を簡単に一元管理できますよね。

【使い方】
1 )スクラップしたい新聞記事をCUTPENで囲みます。CUTPENのペン先はボールペンタイプなので容易に記事周辺を囲むことができます。
2) スマホの専用アプリを起動し、CUTPENで囲んだ部分のみカメラで撮影します。
3) CUTPENで囲んだ部分のみがスマホに登録されます。なお、AI(人工知能)により新聞記事に含まれている文字をテキストデータに変換することもできます。
4) AI(人工知能)が登録した新聞記事の段組や各文章を認識し、文章より重要キーワードを選出します。
5) 重要キーワードによるWeb検索を行い関連記事を表示してくれます。

CUTPENのご紹介

話してメモ作成:Google音声入力/iPhone音声入力


最後にスマホの標準機能ながら案外その便利さが知られていない、AI(人工知能)を使用したメモ機能である音声入力機能についてお伝えします。Android端末であれば「Google音声入力」、iPhoneであれば「音声入力」を使用することにより、画面キーボード入力よりもラクに文字入力しメモとして残すことができます。

AI(人工知能)による音声入力の文字変換精度は相当高く、音声入力機能を使用してまるごと一冊、本を作成した例もあるんです。経済学者の野口悠紀氏による「話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる」です。

この本の中で野口氏は音声入力のメリットとして、思いついた時に気軽にメモとして残せる点を指摘しています。PC(キーボード入力)の場合、ある程度アイディアが固まってからでないと文字入力できない傾向があって少しハードルが高く、せっかくのアイディアを逃してしまうことがあるかもしれませんね。

使い方は、Android端末/iPhone共にマイクのアイコンをタップして話しかけるだけです。

以上、今回はAI(人工知能)を使った文房具としてメモからスクラップまで、おすすめ5製品をお伝えしました。

  • 手書きメモをスマホにリアルタイムに反映:スマートライティングセット
  • 写真からメモを作成:ClipOCR
  • やるべきことを音声でメモできる:ピクトレリ
  • 新聞スクラップ用ペン:CUTPEN
  • 話してメモ作成:Google音声入力/iPhone音声入力

今後、スマホやPCの普及が進んでも、私達がペンを使用する「手書き」という行為はなくなることはないでしょう。

現在、文具業界ではペンで手書き入力した文字/線/絵などをデータ化(ペンの座標や圧力/軌跡をデジタルデータ化したもの)したうえでAI(人工知能)と連携することにより、単語や絵の意味を解釈できる製品の検討もなされているようです。

文房具は現在でも便利で楽しいモノですが、今後AI(人工知能)との連携が進むことにより、さらに便利で楽しい画期的な文房具の誕生が期待できますよね。

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