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AI(人工知能)で音楽シーンが変わる!ポイントは人間の知らない音

AI(人工知能)で音楽シーンが変わる!ポイントは人間の知らない音

AI(人工知能)が音楽を作っている!と聞くと驚く方もいますよね。しかし、音楽の製作現場において、現在はコンピュータによる制作が主流になっています。もちろん、人間の演奏者による制作もありますが、音楽業界全体の流れとしては、明らかにコンピュータによる制作にシフトしつつあります。

ところで最近、このAI(人工知能)が音楽制作現場に浸透しつつあります。AI(人工知能)による作曲、さらにはAI(人工知能)により制作されたアルバムも発表されています。音楽制作におけるAI(人工知能)の役割は、今後益々大きくなってゆくことが予想されるでしょう。

さて、今回はAI(人工知能)による音楽制作への取り組みの中で、Googleが進める、ディープラーニングを活用したユニークな取り組みについてお伝えいたします。

AI(人工知能)による音楽創作システム:Magenta

Magenta
Googleには、ディープラーニングの芸術創作への適用を試行するMagentaプロジェクトがあります。Magentaプロジェクトの活動の一つとして、AI(人工知能)による音楽創作システムMagentaがあります。

AI(人工知能)による音楽作曲については、与えられた旋律にバッハ風の伴奏を生成する「MiniBach System」などのようなAI(人工知能)による音楽作曲システムは既に多数存在しますが、Magentaがこれらのシステムと大きく異なるのは、〇〇風の音楽の作曲ではなく、Magenta自らがオリジナルの曲を創り上げる、という点です。

あのアルファ碁がディープラーニングにより次の一手を考えてゆくのと同じように、Magentaがディープラーニングにより次の音符を考えながら作曲してゆきます。MagentaはAI(人工知能)による音楽創作への新しい取り組みなんです。AI(人工知能)が音楽を創作するなんて、まさに画期的ですよね!

残念ながら現時点ではMagentaのAI(人工知能)が創作した音楽作品は、まだまだ人間の作曲レベルからはほど遠い状況のようですが、アルファ碁がそうであったように、今後、私達の予想を大きく裏切るスピードでAI(人工知能)が創作した音楽が人間レベルに到達するかもしれませんね。

全く新しい楽器の音色を生み出すAI(人工知能)シンセサイザー:NSynth

NSynth
同じくMagentaの活動として、ディープラーニングを使用したAI(人工知能)シンセサイザーNSynthがあります。NSynthは、様々な楽器の音色の特性をディープラーニングにより学習し、全く新しいサウンドを生成するAI(人工知能)シンセサイザーです。

例えばフルートとピアノの音色を合成する場合を考えてみましょう。従来のシンセサイザーの場合、フルートとピアノの波形を重ね合わせることにより実現します。この場合、私達にはフルートとピアノを同時に演奏したように聴こえます。

NSynthの場合、ディープラーニングによりフルートとピアノ、各々の音色の特徴(要素)を学習し、それぞれの要素(例:ピアノのアタック感や倍音など)に分解したうえで、それらの要素を自由に組み合わせることにより、今まで人類が聴いたことのない、新しい音色を創り上げることが可能となります。例えば、フルートとピアノの間をとったような音色でしょうか。NSynthにより私達は全く新しい楽器の音色を生み出すことができるんです!

なお、遠い将来には「夏の夕暮れの浜辺に合う音色」など、人間が指示するキーワードに応じてAI(人工知能)がピッタリの音色を作り出してくれるようになるかもしれませんね。

以上、今回はGoogle Magentaプロジェクトによるディープラーニングを活用したユニークな取り組みとして、AI(人工知能)による音楽創作システムおよびAI(人工知能)シンセサイザーについてお伝えしました。

  • Magenta(AI(人工知能)による音楽創作システム):ディープラーニングにより次の音符を考えながら音楽を創作します
  • NSynth(AI(人工知能)シンセサイザー):ディープラーニングにより学習した楽器の音色の特徴を自由に組合せることができます

アルファ碁は当時のAI(人工知能)専門家の予想「人間を超えるために10年かかる」を大きく裏切り短期間で人類を超え、しかも人類が今まで考えつかなかった新手を生み出しました。当時は人類の長い囲碁の歴史を通して、結局人類は一部の局面しか見ていなかったのか、と落胆の意見もありました。

今後のAI(人工知能)の進歩により、人類が今までに全く経験したことのないジャンルの音楽をMagentaが生み出し、NSynthが今まで聴いたことのない音色で演奏してくれる日は案外近いかもしれませんね。

はたして、私達は将来Magentaが生み出した新しいジャンルの音楽を受け入れることができるかのどうか、ちょっと心配ではありますが、どういった音楽が生み出されるのか本当に楽しみですよね。期待して待つことにしましょう。

参照元DTMの終焉について。自宅が本当にスタジオになった日。
音楽で食っていきたいならDTM技術は身に着けておけ。これは絶対だ。ト
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