AIとVRがあれば視覚の体験共有で世界一周旅行もできちゃう！

AI（人工知能）とゲームにもよくあるVRで、世界一周旅行をリアルに体験できるとしたら・・・興味ありますよね。例えばのんびりと海外旅行に行きたいけど、そんな長期休暇もお金もないでしょう。そんなとき、せめて世界一周旅行の夢を見て癒やされたいと考えたことはあるのではないでしょうか。

毎日旅行会社大手のJTBによると、2018年夏（7月15日～8月31日）の海外旅行者数は前年比４％増の283万人と、2000年以降の調査では過去最多となったようです。行き先にもよりますが、海外旅行平均費用は21.5万円（前年並）と、国内旅行の3.4万円に比べると、やはりかなり高額ですよね。

働き方改革により長期休暇が取得しやすくなったとはいえ、海外旅行となると費用面に加えて、ある程度まとまった期間の捻出が必要なため、日々仕事に追われている状況ではなかなか海外旅行に踏み出せないという方も多いのではないでしょうか？

そんな忙しいあなたにGood Newsです。AI（人工知能）とVRがあれば日帰り感覚で海外旅行を楽しむことができますよ。

今回は、AI（人工知能）とVRを活用した海外旅行の楽しみ方についてお伝えします。

池袋の雑居ビルで世界旅行：FIRST AIRLINES
ガイドと会話しながら海外旅行：SYNC TRAVEL（KDDI/ナビタイムジャパン）
自宅で友人と海外旅行：ANA VIRTUAL TRIP（ANAセールス）

池袋の雑居ビルで世界旅行：FIRST AIRLINES

東京・池袋にファーストクラスのシートで機内食を楽しみながら、気軽に海外旅行が体験できるVRを利用した施設「FIRST AIRLINES」があります。

旅客機の室内空間を再現した部屋には実際の旅客機で使用されているのと同じファーストクラスのシートが設置されており、このシートでVRヘッドセットを着用し海外旅行を楽しみます。また、機内ではドリンクサービス（これはリアルです）や本格的な機内食サービス（リアル）を、CAさん（リアル）が提供してくれます。本格的な機内食（フルコース）はかなり好評のようです。

施設内における演出は相当なもので、旅客機の室内空間を再現した部屋に至るまでの空間演出としては、リアルな行き先掲示板、空港ターミナルにおける離発着アナウンスやターミナル利用者によるざわめきなどの効果音、行き先に合わせた香りの演出、実際に行われる搭乗手続きなどの他に出発時刻まで待機するためのラウンジもあり、海外旅行気分を味わえるような様々な工夫がなされています。さらに、離陸時には効果音とシートへの振動といった演出もあるんです。

離陸後はVRヘッドセットを着用し、行き先の主要観光スポットの散策を楽しむことができます。なお、残念ながら本サービスは現時点ではAI（人工知能）とVRの融合は実現できておりませんが、今後はAI（人工知能）ロボットガイドがVR映像の中に登場し、利用者が行きたいところ/観たいところについて会話/相談しながら仮想旅行を楽しむことができるようになるかもしれません。

フライト先はニューヨーク、パリ、ローマ、ハワイ、フィンランドより選択可能で、所要時間は約２時間で料金は約６千円となっています。（2018年8月時点）

週末に約6千円で日帰りニューヨークが楽しめるなんて、ぜひ試してみたいですよね。

ガイドと会話しながら海外旅行：SYNC TRAVEL（KDDI/ナビタイムジャパン）

SYNC TRAVELはVRヘッドセットを着用し、海外の現地のガイドと会話をしながら仮想旅行を楽しむサービスです。

仕組みとしては、海外の現地ガイドが360度カメラを持って観光スポットを案内してくれると、その映像と音声をリアルタイムでKDDIの通信技術を介して日本の利用者がVRヘッドセットで受信し楽しむ、というものです。

海外の現地ガイドとはリアルアイムに会話することができますし、利用者が行きたいところ/観たいところについて現地ガイドと会話/相談しながら仮想旅行を楽しむことができます。旅行中にショッピングを楽しむことも可能で、現地ガイドがあなたに代わり商品を購入、購入した商品は後日利用者宛に送付されます。

なお、現地ガイドとドローン型のAI（人工知能）ロボットガイドおよびVRを組合せることにより、場所によっては、現地ガイドからドローン型のAI（人工知能）ロボットガイドにVR映像撮影作業をバトンタッチすることにより、空からの風景を楽しむことができるようになるかもしれません。このように、AI（人工知能）とVRなどの最新技術が融合することで、あなたの求めている景色や体験がスムーズに手に入るようになっていくでしょう。