最近、本当ににAI(人工知能)の話題はよく耳にしますよね。
AI(人工知能)は人類の究極の発明品で、近い将来、「人類を超えてしまう」的な本当なのか嘘なのか分からない何となくの不安があるようで、まったくAI(人工知能)に関心のない僕の友人たちに何かと話題となり、質問されます。
確かにAI、AIって言っても「すごいモノ!」「最先端!」「未来が変わる!」とかふんわりとしたイメージしか思いついてきません・・・。
また、巷の噂だけ聞くと「AI(人工知能)同士が人間以外の言語で話した」や「AI(人工知能)が人間は滅ぶべきだと発言した」など実例で怖い話もチラホラ。
やっぱり何をしているか良く分からない事って不安になりますし、ストレスですよね。この悩みを解決したい!
ですので、今日はいわゆるFAQ、AI(人工知能)についてのよくある質問をお伝えします。
人工知能についての小さな疑問
FAQ!AI(人工知能)ってなんの略?
Artificial Intelligenceの略称です。ちなみにAI(人工知能)の誕生は1956年アメリカ、ダートマス大学で開催された「ダートマス会議」でAI(人工知能)に関する提案書が発表された事が最初で、この時に初めてAI(人工知能)という言葉が使われました。
意外と歴史が古いのです。
FAQ!AI(人工知能)とは何でしょうか?
辞書によると、
人工知能とは、人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで模倣したソフトウェアやシステム。
具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習したりするコンピュータプログラムなどのことをいう。
http://e-words.jp/w/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E7%9F%A5%E8%83%BD.html
とあります。無茶苦茶かんたんに言うと「人間の脳を機械で再現!」です。
FAQ!チャットボットはAI(人工知能)です?
チャットボットはもちろんAI(人工知能)です!
ボットとは自動で動作するプログラムの名前で、自動で返信する部分にAIが使われています。
LINEのアプリが有名ですが、現在は様々なところで見かけられますよね。
FAQ!AI(人工知能)は学習させるためにデータが大量に必要と聞きましたが本当ですか?
本当です。現在のAI(人工知能)は、第三次ブームと言われており、ブームの火付け役は「ディープラーニング」と言われています。
この「ディープラーニング」は、与えられたデータを解析し、新しい答えをAI(人工知能)自身で導き出します。
しかし、精度の高い答えを導きだすには大量のデータが必要で、このデータを与えれるのは、現在時点では人間の入力になってしまいます。
AI(人工知能)もよくよく考えると意外とアナログですよね。
FAQ!アニメで見たようなAI(人工知能)はもう存在するんですか?
これは誰もが知りたい質問でしょう!子供のころに見たアニメや漫画の自分で考え動くAI(人工知能)!
お答えします!存在しません!!
実は今現在、存在するAI(人工知能)は、「弱いAI」と呼ばれ、そしてアニメや漫画である自分で考え、答えを導きだすAI(人工知能)は「強いAI」と呼ばれますが、まだまだ存在していません。
しかし、AI(人工知能)の特徴は、データを取り込めば取り込む程、成長する事です。「今すぐ」ではないですが、近い未来必ずアニメや漫画で見たAI(人工知能)が登場するでしょう。
FAQ!AI(人工知能)知能指数IQがあるんですか?
お答えします!ありません!
そもそも知能指数IQは、子供の知能の発育の度合いを指し、その子供の年齢に対する発育具合によってIQの数値が決まります。そしてこのシステムを成人にも適用できるようにしています。
もちろんIQテストをAI(人工知能)に受けた場合、高いIQの数値を出すことができます。なにせ半端じゃない演算能力を持っています。
でも例えば、子供が高度な数学の計算を一瞬ですればスゴイことですが、AI(人工知能)が一瞬で計算してもスゴイとは言えませんよね。だってそういう計算に特化したのがコンピュータですから。
FAQ!AI(人工知能)感情はあるの?
残念ながら、感情はございません。
しかし感情を持たそうする研究も進められていますが、それも正確に言うと人間の「感情」とは異なります。
それは人間が「こうされるとこう思う」と言うデータを詰め込み、人間の感情に似て非なるモノです。
でも、その感情のデータを積み重ね、異様に精度が高まった先には、それが「データによる反応」なのか、「本物の感情」か分からないかも知れませんよね・・・。
FAQ!AI(人工知能)と仲良くなれるの?
なれます!ペッパーくんは子供に大人気です。
しかし、上記の様にAI(人工知能)には感情がありませんので、人間と心を通わすと意味ではできません。
悲しい話ですが、人間の側から「仲良くなった感じがする」というだけです。
FAQ!AI(人工知能)は将棋では強いと聞いたけど、チェスや囲碁でも強いの?
将棋では電王戦などで、名人のタイトル保持者が公の場で将棋ソフトに負けたと言う話は有名ですよね。じゃチェスや囲碁でもAI(人工知能)は強いの?って話になります。
まずはチェスですが、これは当時衝撃的でしたから覚えてられる方も多いかも知れません。1997年にIBMが開発した「Deep Blue」が当時のチェス世界チャンピオンカスパロフに勝利しました!
では囲碁は?囲碁はチェスと比べて有効な手が多く、そのAI(人工知能)の開発はとても難しかったそうです。チェスに遅れること実に20年!2017年にようやく当時の世界最高峰の囲碁棋士に勝利しました。
もうテーブルゲームではAI(人工知能)に負けまくってるんですね・・・。
ちなみに、将棋に至っては、AI(人工知能)が、将棋のタイトル保持者に無敗を誇り、もう「人間が勝つことは不可能」なレベルとも言われだしてます・・・。
FAQ!AI(人工知能)が人間を超えてと言われてますが、本当ですか?
これは本当というか、嘘というか難しいところですが、そういう説があると言う話なんです。
これは人工知能の権威であるレイ・カーツワイル博士が唱えたシンギュラリティポイント(技術的特異点)と言い、かんたん説明すると2045年にAI(人工知能)が人間の知性を超えてしまうと言う未来予測です。
現時点では未来予測ですので、本当か嘘かと言えないという事なんです。
もし、この未来予測が本当なら、2045年時点でAI(人工知能)はAI自身を開発していく事になります。つまり人類最後の発明がAI(人工知能)となるそうです。
さて、今日はFAQ、AI(人工知能)についてのよくある質問をお伝えしました。
ちまたで、AI搭載やAI使用などよく耳にするようになり、色々な噂を聞いたりもしますが、実際にちゃんとAI(人工知能)とはなんぞやと知ってる事は少ないですよね。
人間ってその物事を知ると愛着が湧いたり、もっと知ろうとします。AI(人工知能)も同じで、知れば知る程、もっと知ろうとなります。
データを入力すればする程、賢くなるAI(人工知能)、物事を知れば知る程、もっと知りたくなり、結果賢くなる人間・・・。
意外とAI(人工知能)と人間って、似ているかの知れません。
AI(人工知能)にはポジティブな噂があったり、ネガティブな噂もありますが、AI(人工知能)とより良い未来があるといいですよね!