AI(人工知能)は、家庭や役所、ちょっと変わったところだとパン屋などの飲食店など、様々な場所で活躍されてきていますよね。
AI(人工知能)は、日を経るごとに活躍の場を拡げています。そしてこの拡がりは止まることはなく、どんどん拡がっていくでしょう。
しかし、AI(人工知能)によって便利になるのは喜ばしい事ですが、光の裏には影があるように、なぜかAI(人工知能)を喜ばない人たちも存在します。
その一つが就活生。その理由は、AI(人工知能)社会の申し子たる彼らは、企業の人事担当ではなく、AI(人工知能)によって採用選考される可能性が高いからなんです。人が人を判断するのが当たり前だった時代から、機械が人を判断する時代はくるんでしょうか。この議題は考え深いですよね。
ですので今日は、AI(人工知能)による採用の現状についてお伝えします!
まずは AI(人工知能)採用の現状
まずAI(人工知能)での採用の状況はどうなのかと言いますと、2017年、ソフトバンクがAI(人工知能)を導入たエントリーシートで書類選考を行いました。
そしてこれは、IBMのかの有名なWatsonを使っていて、おおよそエントリーシートでの選考でかかる時間がなんと75%も削減されたそうです。
またサッポロビールも2018年よりAI(人工知能)を使った採用計画を試験導入し、
エントリーシートで書類選考にかかる時間を40%削減が確認されたそうで、2019年から本格導入とのこと。
つまり現状、AI(人工知能)採用は進んでいると言えます。
では現状が分かったところで、就活生になぜAI(人工知能)採用を喜ばないかを見ていきませしょう。
就活生にAI(人工知能)採用が不評な理由
AI(人工知能)採用が不評な理由を並べますと、
- 「機械には人の心がない」
- 「人に判断してほしい」
- 「コンピュータに自分を判断されたくない」
- 「人の気持ちを理解しないから」
- 「機械に判別してもらいたいと思わない」
- 「言葉の裏にある温かみまでAIはわからないと思う」
などなど。
つまるところAI(人工知能)に対する不信感が多いようです。でもこの気持ち分からなくはないですよね。だって人生で一番重要かもしれない就職試験を感情がないAI(人工知能)に判断され、不採用だった場合、なんともやるせない気持ちになりますもの。
さらに具体的な不評の内容で言いますと、「誤字や文章力をAIはどう判断するのか」「合格にする基準は何か」「AI(人工知能)を選考に使うのなら選考理由を公開すべき」など。
どれも共感を覚えるのはぼくだけでしょうか・・・。
AI(人工知能)を導入を企業はこう考えてる
ではここからは企業側からAI(人工知能)を使った採用について見ていきましょう。AI(人工知能)採用で企業の採用にかける時間削減のメリットは見逃せません!
実際の話、企業はAI(人工知能)採用についてどう考えているのでしょうか。
2019年の新卒採用でAI(人工知能)採用を行なう企業はわずか2%だそうで、検討している企業も11%と他のAI導入事例と比べても少数です。
導入しない理由としては、
- 世間がAI(人工知能)に馴染んでないので、時期尚早
- 機械が人を判断するのは良いとは思わない
などなど。
おおむね就活生の意見であるAI(人工知能)に対する不信感とリンクしているのが分かります。
また、AI(人工知能)採用の大きなメリットである「企業の採用にかける時間削減」ですが、そもそもエントリーシートの確認や採用者の多い大企業向きであり、採用人数の少ない中小企業にはあまりメリットがありません。
上記でもありましたが、AI(人工知能)採用は「時期尚早」と言えるかもしれません。
さて今日は、AI(人工知能)による採用の現状についてお伝えいたしました。
- AI(人工知能)採用の現状c
- 就活生にAI(人工知能)採用が不評な理由
- AI(人工知能)を導入に対する企業の考え
AI(人工知能)採用は進んでいますが、一般的になるのは、まだ先と言えそうです。
一般的にならない一番の理由はAI(人工知能)に対する理解の浅さでしょう。
しかし、AI(人工知能)は日進月歩で進化し、どんどん僕たちの生活の中に浸透し身近になってきています。ですのでAI(人工知能)に対する理解は時間ふが経てば経つほど、深まっていき、AI(人工知能)導入に社会は寛容になるはずです。
今、AI(人工知能)採用の主な導入の論点はエントリーシートの選考ですが、時が経つと次の段階と言える「AI(人工知能)による面接は許せるのか?」となっていきます。そしてAI(人工知能)の有用性が証明されると、おそらくAI(人工知能)による面接も一般的になってくるでしょう。何たって人間はすぐ適応する動物ですから。
AI(人工知能)による採用が、人間社会をより良いものとなる未来がきて欲しいですよね!