AI(人工知能)がオリンピックで大活躍!その驚くべき活用事例とは

メダル

2018年2月に開催された韓国・平昌オリンピックでは、AI(人工知能)がスポーツの結果を報道する、AI(人工知能)が空港で案内する、などの「ロボットオリンピック」と呼ばれるほどさまざまなAI(人工知能)が活躍していました。この流れから、AI(人工知能)は2020年での東京オリンピックでも大活躍することは間違いないですよね。

ちなみに、AI(人工知能)はオリンピック周辺のいろんなサービスだけでなく、実は試合の分析や競技の採点にも使用されつつあります。また、試合や競技そのものだけでなく、AI(人工知能)を活用したトレーニングも行われつつあります。今後一体どんな形でAI(人工知能)が活躍していくのか、きっと興味がある人も多いはずです。

そこで今回は、AI(人工知能)の平昌オリンピックでの活躍事例今後活用されるであろうAI(人工知能)についてお伝えします。

試合の戦略を分析するAI(人工知能)が登場

カーリング

例えばサッカーや野球の試合で、相手チームに勝つために相手チームのことを調べますよね。そのときAI(人工知能)が相手チームのことを調べて、試合の流れを予測したり、今の自分の状況から判断して次の動きの指示や試合の結果を知りたいではないでしょうか。
平昌オリンピックでは、北海道大学院の山本雅人教授とその研究室で開発しているカーリング戦略AI(人工知能)「じりつくん」がリアルタイムで試合を分析しました。そして、その結果日本の勝利を予言していたのです。

カーリングはコート上の氷の状況やストーンの滑り方が常に変化するため、選手が狙ったショットを打てるとは限りません。そこで「じりつくん」ではこれらのデータを分析しつつ、氷の上を縦横10センチメートルのマスで3000ヶ所にわけ、カーリングの石がどのように滑ってぶつかっていくかという予測を行いました。

平昌オリンピックで銅メダル決定戦となった日本vsイギリス戦では最終ショットにおいて、多くのスポーツ実況では「日本の勝利はイギリス側のミスショットをした」という見解を出しました。しかし「じりつくん」は最終ショットの前から日本が勝利する可能性が高いという結果を出していました。結果は皆さんご存知の通り日本が勝利しましたが、このことからカーリング戦略AI(人工知能)の分析・予測能力が高さが発揮されています。

現在はより精度の高い分析を行っていくように、試合の全体像だけでなく選手各々の技能を分析できるように開発を進めています。次のオリンピックには、進化した「じりつくん」が登場しているに違いありません。また、この技術を応用して他の競技の試合を分析できるAI(人工知能)も登場するかもしれません。今後の戦略分析AI(人工知能)の進化に注目していきましょう。

AI(人工知能)でオリンピック選手の「経験」「勘」がわかる!

バレーボール

例えば新しいスポーツを始める時、オリンピック選手のフォームや練習方法をまねようとしてうまく行かなかった経験はありませんか。AI(人工知能)なら、プロのスポーツ選手の持つノウハウを簡単に共有できるようになります。

現在、AI(人工知能)をオリンピックに向けたトレーニングでも活用しています。特にバレーボールは緻密な分析が必要になるため、AI(人工知能)を利用して選手個人の分析を行っています。

茨城県つくば市の企業「LIGHTz(ライツ)」では、バレーボールでの動きをAIで分析するソフトの開発が行われています。これは一流選手の姿勢・スパイク・ブロック・レシーブの受け方などの動きを分析し、AI(人工知能)の思考回路を作成しチーム12人の動きをそれぞれシュミレーションしています。また、分析材料は選手の肉体の動きだけでなく、その選手の持つ「メンタル面」も含まれるため、より実在の選手に近い再現を行うことができるようになりました。

これによって、今までオリンピックに出場してきた選手の持つ経験・技術をより簡単に伝達することができるようになります。これまで経験や勘などに頼っていた部分が、AI(人工知能)によってデータ化されたノウハウとして共有することで、近い将来オリンピック選手がたくさん誕生するかもしれません。

採点AI(人工知能)で競技がわかりやすくなる!

スケート

採点AI(人工知能)のメリット(選手側)

例えばフィギュアスケートを見ているときに、「今の技なんて名前なんだろう?」「今の点数の付け方おかしいのでは?」という疑問点が出てくることがありますよね。採点AI(人工知能)なら、選手にとっても観客にとってもわかりやすい採点が可能になり、今の疑問点が解消されるでしょう。

2020年の東京オリンピックでは、AI(人工知能)が複雑な体操競技・フィギュアスケートなど10競技の採点を行うことが決まりました。現在、富士通が開発を進めている「3Dセンシングプロジェクト」では、3Dのセンサーを1秒間に230万個発光し、動いている対象物を捉え、その動きを関節の位置や曲がり具合とAI(人工知能)の持つ体操の技のデータベースを照合させ、判定を出すという仕組みを作っています。

今まで体操やフィギュアスケートの採点は演技後にスローカメラで再生し、審判員が目で見て判別してきました。しかし、体操やフィギュアスケートの技は難易度・完成度がどんどん向上しているため、いまや人間の目で判定することが難しくなっています。そして、人間の目で判定するため見落としや審判員による点数の偏りなどが出てくることが課題でした。

そのため、採点AI(人工知能)がオリンピックで導入されることによって、体操・フィギュアスケートにおいての採点の時間が短くなります。また、今まで人によってさまざまだった技の完成度を公平に判断することができるようになるので、オリンピックにおける採点基準が明確になります。そのため、選手が採点に納得することができるようになるでしょう。

採点AI(人工知能)のメリット(観客側)

例えばオリンピックでのフィギュアスケートの場合、今までは実況の「トリプルルッツきた!」という音声のみの解説でした。しかし「そもそもルッツってどんな技なのか」「ルッツやアクセルの違いってなんだろう」など、初心者にとってはなかなかわかりづらい面があったのではないでしょうか。

採点AI(人工知能)のオリンピックでの導入は、観客にとってもメリットがあります。それは画面での解説が可能になり、競技がわかりやすくなることです。AI(人工知能)がリアルタイムで技の解説を画面に表示することで、選手が披露している技の難易度・完成度の高さがよりわかりやすくなります。そのため、今まで競技がわからなかった人でも競技の凄さが伝わることで楽しむことができるようになり、新たなファンが増えるということがあるかもしれません。

以上、AI(人工知能)のオリンピックにおける活躍事例と今後活用が期待できるAI(人工知能)についてお伝えしました。

カーリングの戦略分析AI(人工知能)では、試合の流れや結果を予測できるようになることで、試合しながら戦略を立てることができるようになります。バレーボールの試合の分析AI(人工知能)によって、プロのスポーツ選手が身につけているノウハウを知ることができるようになるでしょう。フィギュアスケートや体操競技の採点にAI(人工知能)が使われるようになると、すぐに結果を知ることができるようになります。また、採点の基準が明確になり、観客にとっても技の解説がわかりやすくなるでしょう。

これらのAI(人工知能)が活用されることによって、オリンピックではよりハイレベルな試合が行われるようになり、観客にとっても競技の魅力が伝わるようになるでしょう。今後のAI(人工知能)のオリンピックでの活躍が注目です。そして、今回紹介したAI(人工知能)が広く実用化されるようになると、今よりも多くのオリンピック選手が誕生することになるでしょう。

ABOUT THE AUTHOR

この記事をかいた人 /

まえだまえだ
まえだまえだです!(※芸人とは関係ありません)
前は本・新聞を作っていましたが、今はWEBを作っています。

AI(人工知能)は本当に未知の領域なのですが、これから伸びる分野なので興味津々です。知らないなりにも、読んだ人にAI(人工知能)って面白そう!って思える記事を作りたいです。ちなみに最近気になるAI(人工知能)は、ジャズを作曲する「deepjazz」です。