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これから躍進する人工知能(AI)業界別活用例

業界人のイメージ

近年、世間をにぎわせている「人工知能(AI)」というキーワード。テレビや新聞、インターネットなどのニュースで耳にする機会が増えてきました。実際に人工知能(AI)が各業界で活用される事例もたくさん出てきています。

とはいえ、人工知能(AI)はまだまだ新しいテクノロジー。「人工知能(AI)ってそもそも何?」「人工知能(AI)ってなにができるの?」「人工知能(AI)の活用事例って?」などの疑問をいだいている方も多いでしょう。

自動車業界での自動運転、金融業界での資産運用やオペレーションサポート、Googleなどの検索エンジン最適化など、その用途は様々です。この記事では、人工知能(AI)の基礎知識と各業界での活用事例、そして人工知能(AI)のこれからについてお伝えしていきます。

そもそも人工知能(AI)とは

人工知能(AI)が入ったスマホのイメージ

まず、人工知能(AI)の基礎知識である「そもそも人工知能(AI)とはなんなのか?」についてご説明します。人工知能(AI)とは、人間が持つ学習・推論・判断などの知能を、コンピューターをつかって人工的に再現したものを指します。以下で、人工知能(AI)の仕組みと、人工知能(AI)ができることを確認してみましょう。

人工知能(AI)の仕組み・できること

人工知能(AI)の研究がはじまったのは1950年頃。それから1990年代まで、人間がインプットした情報とプログラムにもとづいた推論や探索ができる人工知能(AI)が開発されてきました。

2000年代にはビッグデータを用いた「機械学習」の研究が盛んになり、ディープラーニングという新しい技術が誕生。このディープラーニングによって、大量の情報のなかから、コンピューターが自分で判断して新しい概念や知識を習得することができるようになり、ディープラーニングの応用により人工知能(AI)の活用の幅が広がったことが、近年の人工知能(AI)ブームの火付け役となりました。

人工知能(AI)の導入例と最新動向

人工知能(AI)のイメージ

では、ここからは各業界における人工知能(AI)の活用例と最新動向を見ていきます。

自動車業界

自動車のイメージ

まず、自動車業界での人工知能(AI)活用例。近年、自動車業界では人工知能(AI)を活用した自動運転の研究が進められています。これは、人工知能(AI)が持つ情報解析機能と学習能力を活用して、自動車が自分で判断して道路を走行することを目指す研究です。

例えば、

日本を代表する自動車メーカーであるトヨタも、2020年の高速道路での自動運転の実現を目標に掲げ、人工知能(AI)を活用した自動運転車に取り組んでいます。

金融業界

オフィス街のイメージ

次に、金融業界での人工知能(AI)活用例です。銀行や保険会社では、IBMが提供する人工知能(AI)ワトソンの活用がはじまっています。

ワトソンは、オペレーターと顧客との会話を文字ベースで記録するほか、会話のなかで得た情報から、最適な問題解決方法を判断してオペレーターに提案してくれるでしょう。

また、証券会社などではトレーディング業務における人工知能(AI)の活用が進んでいます。

アメリカの大手証券会社ゴールドマン・サックスでは、人工知能(AI)の活用により、トレーダーの数が500名から3名に減ったそうです。
すべてのトレーダー業務を人工知能(AI)が行う未来も近いかもしれません。

インターネット業界

パソコンのイメージ

インターネット業界でも、人工知能(AI)の活用例を発見できます。

例えば、わたしたちが日常的に使っているGoogleなどの検索エンジンでも、実は人工知能(AI)が使われています。

Googleはインターネット上のコンテンツの内容とユーザーの行動を分析し、検索エンジンを最適化。
その結果、
質の低いコンテンツや有害コンテンツが排除され、ユーザーのキーワード検索に対して、もっとも役に立ちそうな質の高いサイトが上位に表示されるようになっています。
わたしたちが効率的にインターネットで調べごとを利用できるのも人工知能(AI)のおかげというわけです。

人工知能(AI)のこれから

間違った未来の姿のイメージ

上記でご紹介したように、すでに様々な業界に人工知能(AI)の活用例が存在し、人工知能(AI)はビジネスの自動化・効率化に貢献しています。

人工知能(AI)が有効活用できれば、わたしたちの生活がより豊かになることはまちがいないでしょう。

一方で、

人工知能(AI)の進化により人間の職業が失われる可能性や、人工知能(AI)が人間の知能を超越してしまう可能性、人工知能(AI)が軍事利用され凶悪な兵器が誕生してしまう可能性など、懸念の声も多くあります。
人工知能(AI)を活用していくためには、これらの社会的・倫理的な問題にも対応していく必要があるといえるでしょう。

 

明るい未来のイメージ

いかがでしたか。人工知能は様々な業界で活用されていますよね。この記事では、以下のことをお話ししました。

  • 人工知能(AI)とは、人工的に人間の持つ知能を再現したもの
  • ディープラーニングという新しい技術により、人工知能(AI)が自律的にものごとを学習できるようになった
  • 人工知能(AI)の活用例は、自動車業界・金融業界・インターネット業界など、さまざまな業界で見つけられる
  • 人工知能(AI)の活用には、社会的・倫理的な課題もある

人工知能(AI)の将来に対しては懸念の声もありますが、人工知能(AI)は活用の幅が広く、これまで不可能だったことを可能にし、人間の暮らしを豊かにできる技術です。意識してみると、日常生活のなかで「こんなところにも人工知能(AI)が使われていたんだ」と気がつくこともあります。

興味がある方は、ぜひご自身で人工知能(AI)の活用例を探してみてください。

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