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データドリブンマーケティングとは?初心者でも使えるように解説

データドリブンマーケティングとは?初心者でも使えるように解説

近年、日本でもデータドリブンマーケティングを活用する企業が増えています。現代社会は多くの情報に溢れかえっており企業が抱える様々な問題に対しても情報さえうまく活用できれば、たいていの問題は解決できるでしょう。

しかし、必要な情報を的確に見つけ出すことって難しいですし、さらにその情報を元に戦略を練るとなれば簡単にはいきませんよね。一つ一つ問題を紐解いていき、必要な情報を取得、そしてどのようにアクションを起こすかを細かに考えると、かなりの時間が必要です。ましては会社の存亡に関わるような大きな判断の場合、時間がかかることはスピードを重視される現代社会では致命傷になりかねません。

そこで有効的な方法がデータドリブンマーケティングとなります。ということで今回は、そのデータドリブンマーケティングとは何なのか、また日本でなぜ広まっているのかなど、詳しく説明した上、初心者の方でも使えるように解説します。

データドリブンマーケティングとは、意味を解説

データ収集のイメージ
「データドリブン」とは、データを元に戦略を立ててアクションを起こすことを意味します。ビジネスにおいての意志決定や企画を立てる際、まずデータを収集することから始めますよね。そこで有効な方法としてデータを元に戦略を立ててアクションを起こす「データドリブン」が注目されています。

そして、そのデータドリブンを元にマーケティングを組み立てることをデータドリブンマーケティングと言います。データドリブンマーケティングとは多くのマーケティングの中で最もデータの活用に重きを置いたマーケティングと言えます。取得したデータを分析、解析を行い、次に起こすべきアクションの意思決定に役立てる方法です。

※さらに知りたい方はこちらの記事をご覧ください

では、データドリブンマーケティングはなぜこれまで広がってきたのでしょうか。その理由について次で解説しましょう。

データドリブンマーケティングが広まった理由~ビッグデータとの関連性~

分析のイメージ
一昔前の企業や経営者は自らの勘によって経営していた時代もありましたが、今の時代ではそういった方法は時代遅れと言えるでしょう。さらには他社での成功事例を単純に真似するということもナンセンスな時代となってきました。

そんなビジネスの世界で重要視されることは、そのアクションが正確であることはもちろんですが、その解決するまでのスピードも求められます。それを同時に解決できるのがデータドリブンマーケティング。

さらに近年、顧客の行動が複雑化している傾向にあり、その顧客に対して有効なアクションは何なのかを模索するには顧客の複雑な行動パターンを把握しないと対策を立てることは非常に困難です。そこでビッグデータを活用することが効率的なのです。

ビッグデータとはスマートフォンやインターネットを通した位置情報・行動履歴やホームページやテレビの閲覧・視聴に関する情報から得られる莫大なデータです。まさに企業が手に入れた、使いたい情報と言えるでしょう。

我が国、日本でこのビッグデータの交通整理が終了したのは2018年あたりだったため、それ以降から現在にかけてデータドリブンマーケティングがどんどんと広がり始めています。

データドリブンマーケティングを行うときに準備するべきもの

チームのイメージ
データドリブンマーケティングを行うには準備するべきものが2つあります。それはデータドリブンマーケティングを円滑に進めることができる組織体制と、データ収集前にやるべき仮説の構築です。それぞれについて、どういうことか見ていきましょう。

データドリブンマーケティングで準備すべき組織体制

データドリブンマーケティングに関わる組織の全ての人材がデータを理解できる論理的知識を持つ人であること、また統計学を理解できる人が集まっていること、そしてその知識がうまく活用できる体制であることが求められます。特に顧客の動向を的確に掴まないといけないという意味で食品、日用品からテーマパークといったような幅広い業界で必要になります。

また、その組織にはデータドリブンマーケティング選任の担当者を立てることも推奨されており、専任の担当者が常にPDCAを回し続けること大切でしょう。

データドリブンマーケティングで準備すべき仮説構築

データドリブンマーケティングで重要なのは問題に対して的確にスピーディーに解決に向かうことです。つまりは、しらみつぶしにデータを集めるのではなく、問題に対して仮説を立て、それを裏付けるためのデータを収集すること。この方法が無駄なくゴールに向かう最短の道であり、仮説構築は本当に大切な準備と言えるでしょう。

データドリブンマーケティングを行うためのステップ

PDCAのイメージ
それではデータドリブンマーケティングを行うための4つの基本ステップを解説します。

データを収集

データドリブンマーケティングは、マーケティングの中でも特にデータに特化したマーケティングと言われるゆえにデータ収集から始まります。精度の高いデータをいかに効率良く収集するかが大切でしょう。

データには様々な種類があり、自社で収集・管理するデータ、販売会社などが保有するデータ、そして行政が開示しているデータがあります。それらのデータを有効活用することがポイントとなります。

データを可視化

収集したデータを次に活かす方法として可視化することが求められます。可視化とは単純に誰が見ても理解できるようにグラフ化するなどして「見える化」することです。「見える化」することで多くの人がデータの理解を深めることを一番の狙いとされています。

データを分析

可視化したデータを次に整理して分析していくことが大切となります。分析は次へのアクションに欠かせない起こす行動の裏付けとなる部分となります。

データ分析には便利なツールがあります。まず事業活動で得られるデータを事業改善に活用しやすくするツールでセルフサービスBIがあります。このツールはデータ分析、データ処理の専門家でない人でも分析できるようにサポートするものとなります。

※BIについては以下の記事で解説しています

またMA(マーケティングオートメーション)という営業商談を前提としたツールもあります。Webページのアクセス状況や顧客データから営業面談を行うべきかだけでなくどのように行うかまで判断してサポートしてくれるツールです。

アクションプランの策定及び実行

用意したデータを適切に理解し、適切なアクションプランを立てます。適切なアクションプランを立てた後、実行に移しますが、5W1Hを基本に詳細までプランに落とし込む事がポイントと言えるでしょう。

またプロジェクトチームで運営するのならば、担当者割りもしっかりと選定しておくことをお勧めします。

データドリブンマーケティングにおける失敗例

失敗のイメージ

ビジネスで非常に友好的なデータドリブンマーケティングですが使い方を間違えれば失敗をすることがあります。そんな失敗例を紹介しましょう。

データドリブンマーケティングの失敗例1:データの可視化ができない

企業は組織で成り立ちますが、組織で働いている際、組織全体に活用するデータの意味が伝わらなければ、立てたプランを実行することができません。その解決策としては参考にしたデータをまずは可視化できるノウハウを身につけること、そして受け手の方も理解が深まるように論理的思考力を身につけていることが重要です。

また、いくら精度の高いデータも伝わらなければ意味がないので、組織全体が理解できる、共有できるシステムを作りましょう。

データドリブンマーケティングの失敗例2:データの活用ができない、仮説が立てれない

データは多い方ければ多い方が良いと思われがちですが、実はそれは間違いのもと。データはあくまでアクションに活用されてこそ意味ができます。つまり、必要なデータのみあれば問題がなく、必要ないデータまで用意してしまうことは余計な選択肢を増やしてしまう可能性があるため、誤ったアクションにつながる可能性があります。

その解決策としては、まず目的に対して仮設を立て、その仮説を裏付けるための必要な情報を集めましょう。その方法により無駄なデータ集めも削減され、最短の道でゴールへ向かうことができるでしょう。

データドリブンマーケティングをもっと知りたくなったときの、おすすめ書籍

書籍のイメージ
データドリブンマーケティングをもっと知りたい方におすすめ書籍を紹介します。

「データドリブンマーケティング~最低限知っておくべき15の指標~」

この本はアマゾン社員の教科書として利用されているという実績も有り、一流の企業が使用していることでデータドリブンマーケティングの高い効果が期待できますよね。

この書籍は2017年に翻訳出版されたマーケティングの本でデータドリブンマーケティングとはどのようなものなのかという初心者向けの内容から始まり、データドリブンマーケティングを実際使うと使わないとではどのような格差が生じるかなど説明されています。

データドリブンマーケティングに必要不可欠なデータを活用するには様々なハードルがあり、それは何から手を付ければよいか不明、因果関係が不明である、データが不足しているなどです。

それらのハードルを乗り越えるために役立つのがタイトルにもある「15の指標」。それらはデータドリブンマーケティングを実践するために重要な指標であり内容としては伝統的な10の指標と比較的新しいサーチエンジン+ソーシャル系の5つの指標が示されています。

「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」

マーケティングによるアクションの意思決定をデータドリブンにするかという点に着目を置いた一冊となります。内容としてはExcelを用いた演習でマーケティングROI(マーケティング投資額に対し得ることができる利益率)の最適化を導く分析法を習得、また統計や因果推論の知識についても学べます。

例えばROIはマーケティングに投資した額に対した額に対して得ることができる利益率となりますが、式にすると「(粗利-投資額)÷投資額×100」となります。本書は例を用いながらExcelで計算し、数値でデータドリブンマーケティングの効果を実感できるに違いありません。実践に近い状態で知識と方法を学べるおすすめのビジネス書です。

まとめ

さて、今回はデータドリブンマーケティングとは、何なのか、また日本でなぜ広まっているのかなど、詳しく説明した上、初心者の方でも使えるように解説しました。

それでは解説した内容を振り返ってみましょう。

  • >「データドリブン」とはデータを元に戦略を立ててアクションを起こすこと。その「データドリブン」を元にマーケティングを組み立てることをデータドリブンマーケティング
  • 的確にスピーディーに問題解決できるデータドリブンマーケティングはビジネスの世界で注目されている。またスマートフォンやインターネットを通した位置情報・行動履歴やホームページやテレビの閲覧・視聴に関する情報、すなわちビッグデータを参考にする企業が日本でも増え始めている
  • データドリブンマーケティングで準備すべき2つのこと:データドリブンマーケティングを円滑に進めることができる論理的知識をもつ人材と組織・データドリブンマーケティングで重要なデータを収集する前の仮説構築。
  • データドリブンマーケティングを行うための4つの基本ステップ「データを収集 ⇒ データを可視化 ⇒ データを分析 ⇒ アクションプランの策定及び実行」
  • データドリブンマーケティングにおける2つの失敗例:必要なデータを用意できても可視化ができず、組織にデータの意味、意図が伝わらないケース⇒対策としてはデータを可視化するために組織の人材には論理的知識をつけてもらう・データ収集に力を注ぎ過ぎてしまい情報を多く用意しすぎて、選択肢が広まり混乱を招くケース。⇒データ収集の前に仮説構築し、最短の動きでデータ収集、対策案の立案へすすめる。
  • データドリブンマーケティングを知りたい方におすすめの書籍:「データドリブンマーケティング~最低限知っておくべき15の指標~」「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」

「必要な情報を的確に収集し、的確に使う」それができる能力が重要になってくるでしょう。今回、解説したデータドリブンマーケティングはまさにその方法だと言えます。せっかく世の中に情報が溢れかえっているので上手に利用していきたいですよね。

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