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ママ代わりにロボットが絵本の読み聞かせ!子供の会話で展開に変化

ママ代わりにロボットが絵本の読み聞かせ!子供の会話で展開に変化

絵本の読み聞かせは子供との大切なコミュニケーションの時間ですが、ときには疲れていて休みたい日もあるでしょう。そんな時にロボットが代わりに読み聞かせをしてくれたら・・・と思うこともありますよね。

実は最近、ママの代わりに絵本の読み聞かせをしてくれるロボットが開発されたんです!いかにも未来的な技術で、これで家事や育児の時間を軽減できれば、働くママにもありがたいですよね。しかもユニークなことにお子さんとの会話の中で話の展開が変わってくるそうです。

アプリケーションを開発したのはNTTデータ、NTTデータSBC、NTTデータ・スマートソーシングで、シャープのコミュニケーションロボット「RoBoHoN」(ロボホン)が読み聞かせをしてくれます。

そこで、今回はロボホンがどのようなロボットなのか、どのように絵本の読み聞かせをしてくれるのか、新たな世界についてご紹介します。

コミュニケーションロボットロボホンってなに?

ロボホン
ロボットが読み聞かせするなんて不思議なものですが、さて、そもそもロボホンとはどのようなロボットなのでしょうか。ロボホンは二足歩行が可能なヒューマノイドロボットですが、公式サイトによると、その特徴は大きく3つあります。

  • ロボホンは人の話がわかる!

まず、1つ目は話が分かるということで、ロボホンは身振り手振りを交えて会話をしてくれ、例えば「おはよう」と声をかけると、今日の天気や予定を教えてくれます。身振り手振りを交えて会話するロボホンとなら、楽しくお話ができますよね。

他にも面白い機能があり、目の色でロボホンの気持ちを表現したり、言葉や音楽に合わせて立ったり座ったり、ダンスもできるそうで、非常にユニークなロボットなんです!加えて、人の顔を見分けることができ、人を探したり写真を撮ったりすることも可能です。
  • ロボホンはお出かけも一緒にできる!

2つ目は、一緒に出掛けられることです。意外に感じられるかもしれませんが、ソフトバンクの「Pepper」などとは異なり、ロボホンの身長は約19.5cmととても小型であり、専用のキャリングケースで一緒にお出かけすることができます。また、GPS機能も搭載しているので、目的地までの地図やルートをプロジェクターで見せてくれるそうです。小さくてかわいいだけでなく、とても便利なロボットですよね。

  • ロボホンはコミュニケーションをとれる!

そして3つ目は、コミュニケーションについてです。ロボットが読み聞かせできるようになったのもここに含まれるでしょう。ロボホンには次のようなことができます。

  • 電話をする
  • メッセージを送受信する
  • 撮影する
  • プロジェクターを映す
  • お知らせをする
  • 調べ物をする
  • 搭載されたアプリを使う
  • スマホとリンクする

小さいながらも多機能なロボットであり、読み聞かせ機能はこれらの機能を複合したものといえます。様々な機能を有しているロボホンは、今後わたし達の生活に密着していく可能性がありそうですよね。

ロボットのロボホンによる絵本の読み聞かせとは

読み聞かせのイメージ
これまでロボホンの機能について説明してきました。では、ロボットであるロボホンが絵本を読み聞かせするというのは、どのように行うのでしょうか。

ロボットのロボホン専用の読み聞かせ機能アプリを開発した、と発表されたのは、2018年5月28日で、読み聞かせの対象は、保育園や幼稚園に通う未就学の子供たちです。

また、読み聞かせの方法はロボホンが絵本を持って音声で読み上げる・・・というものではないんです!ロボホンは内蔵したプロジェクターで絵本を投影し、BGMを流しながらストーリーを読みあげる方式をとっており、何ともロボットらしい読み聞かせの仕方で画期的ですよね。

そしてなにより、物語の途中でロボホンが呼びかけを行ない、子供たちが選択し、それに合わせたストーリーを読み進めるというユニークな機能があります。この機能により「子供たちがロボットに読み聞かせされているという感覚から、人間の大人による読み聞かせがされているように感じる」とメーカーは説明しています。

ロボホン以外の絵本の読み聞かせ機能があるロボット

ロボットのイメージ
さて、ここまではロボットが絵本の読み聞かせを行なう事例としてロボホンをあげましたが、他のロボットに絵本の読み聞かせ機能も見ていきましょう。

実は、ヒト型ロボットとして有名なソフトバンクの「Pepper」には「がっけんのえほんやさんfor Pepper」という学校向けの読み聞かせアプリがあります。しかし、読み聞かせといっても英語の絵本の読み聞かせで、ご家庭のお子様向けと言うよりは、小学校の授業や朝の会・帰りの会を利用想定シーンとしています。

また同じロボットでも読み聞かせの仕方も異なり、胸元にあるタッチパネルからアイコンをタッチし、全42冊の絵本から読み聞かせをしてくれる仕組みです。Pepperが読み聞かせをしてくれたら、学校の人気者になること間違いないですよね!

さて、今回はロボットによる絵本の読み聞かせについて、ロボホンを中心にご紹介しました。絵本の読み聞かせはお子さんとの大事なコミュニケーションですが、疲れている日や手の離せない時に、ロボホンがきっと大活躍してくれるでしょう。

ロボホンは、コミュニケーションに特化したロボットなので読み聞かせはお手のものですし、使用感も良いことがわかりましたよね。プロジェクターで画面を映してくれるので見やすく、また会話の中で物語が変化するので、ロボットではなく人間が読み聞かせしている感覚にもしてくれます。

また、ロボホンとは異なり、Pepperも読み聞かせをしてくれ、小学生向けに英語の絵本を読み聞かせてくれることがわかりました。

近年AI(人工知能)やロボットの成長は目覚ましく、女性の社会進出が進む中、様々な家事や育児を軽減してくれるロボットが登場しています。きっと、子どもたちに絵本の読み聞かせをしてくれる機会も増えていくことでしょう。

現在にはないような新しい発想のロボットが登場し、多種多様な読み聞かせをしてくれることも予想されます。便利ながらも人間らしさを忘れない、そんなロボットが活躍する未来が待ち遠しいですよね。

参照元 ロボホンが絵本を読み聞かせ 子どもの会話で展開が変わる
がっけんのえほんやさん for Pepper

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