人の形をしたメイドロボットに面倒な家事をやってもらって、自分は趣味や仕事に集中!なんて憧れますよね。
私が昔読んだ藤子不二雄作品、「21エモン」では、人型ロボットが人間のように歩き回り、人々の暮らしをサポートしていました。そういえばもう「21エモン」の舞台となった時代に突入しているはずなんですが、まだメイドロボは現れていないと思ってはいませんか?いえいえすでに、人型ロボットはかなり開発が進んでいます。
人型ロボットというと、HONDAのアシモが中腰でゆっくりと歩いているのがまず脳裏に浮かびますが、今の最新ロボットは想像以上にすごいんです!それがUBTECH社が開発した、一般家庭向けの人型ロボットの最新版「Walker」なんです!しかもこのロボット、すでに家庭にも販売されるのだとか。
とはいえ、家にロボットがいたらどんな感じで手伝ってくれるんだろう?とイメージがわかない人も多いかもしれません。ということで人型ロボットの最新版であるWalkerの機能と、もしWalkerが家にいたらどんなところでお手伝いしてくれるかご紹介します。
人型ロボットの最新版!Walkerの特徴
まず「Walker」について、その特徴を見ていきましょう。
スペック
身長145cmと、少し小柄な女性くらいの身長、体重は77kgとかなり骨太です。外見は人間とあまり変わりはなく、アシモに近いイメージで、二足歩行が可能。Walkerもアシモのように、少し中腰で歩きます。また、Googlehomeに代表されるスマートデバイスを操作することもできます。
顔
お顔は、ディスプレイタイプになっていて、そこで感情が表現されます。やはり顔があると何となく親しみやすいですよね。
歩ける場所
人が普通に暮らす室内なら、何の問題もなく歩きます。
さすが、人型ロボットの最新版です。
指先が器用
特に注目したいのが、器用に動く指先です。人間と同じく5本の指がそれぞれついていて、関節も人間と変わりがありません。
その器用な手で、扉を開けることもできますし、缶ジュースをコップに注ぐなんてことまでやってくれます。さらに絵をかいたり、ピアノを弾いたりと、Walkerの器用さはとどまるところを知りません。
こういう映像を見るとわくわくしますよね。実際に我が家にWalkerが来たらさて何をやってもらおうかと想像してしまいます。そこで次は、実際にWalkerを自宅にお迎えしたときの利用シーンをご紹介していきましょう。
人型ロボットの最新版「Walker」が我が家にやってきたら
私は夫と、もうすぐ2歳になる子供と暮らしています。夫は毎日帰りが遅いので、いわゆるワンオペ状態で子育てをしています。Googlehomeは、今日の天気を教えてくれたり、家の照明のオンオフはやってくれたりしますが、物理的に手を差し伸べてはくれません。
ここでは子供も絡めながら、実際の場面で見てみましょう。
Walker、ピンポン出て!
宅配のピンポンは、当然ことながらこちらの空気を読まずに鳴らされますよね。宅配の兄ちゃんには何の非もありませんが、子供の食事中だったり、おむつ替えや寝かしつけの途中だと困ってしまいます。仕方がないので子供を待たせたり、ちょっと待ってくださーいと玄関に向かって大声で言ったりと、普段は全くスマートな対応ができませんが、Walkerがいれば大丈夫!
Walker、ピンポン出て!
私は子供の世話を中断することなく、そしてはた迷惑な大声を出すことなく、スマートにAmazonからの荷物を受け取ることができます。Walkerは私の命令を受け、玄関の扉を開け、宅配業者からの荷物を受け取り、あらかじめ設定しておいたサインをしてくれます。
宅配業者は待たされずに済み、私は子供の世話をし続けることができ、子供は楽しいランチを中断されることなく、近所の人は私の大声で困らされることもない、ハッピーな世界がそこにできるのです。ありがとう、Walker!
Walker、牛乳を注いで!
大人の言葉が分かって、ある程度の意思疎通ができるようになっても、まだ「理屈」を理解しない子供というのは、とても理不尽な生き物です。
これは我が家では割とよくあるのですが、抱っこの最中に、冷蔵庫の牛乳が欲しいと言われることがあります。牛乳をコップに注ぐにはどうしても両手が必要なので、一度子供を降ろしたいのですが、抱っこをし続けてほしいという意思表示をされ、困ってしまいますよね。
腕があと2本くらい生えてほしい!
もちろん、「少しだけ降りてくれればすぐに牛乳を準備するし、またすぐに抱っこするよ」と説明をするのですが、子供に理屈は通りません。いったん抱っこをやめて牛乳を注いであげたくても抱っこをやめればキレる、牛乳を用意しなければ早く牛乳を飲みたいとキレる、これはもう完全に詰んでいる状況ですよね。でも、Walkerがいれば大丈夫!
Walker、牛乳を注いで!
私の頼みを聞いたWalkerは歩きだし、食器棚からコップを出し、冷蔵庫から牛乳を取り出し、器用にコップへ注ぎます。私はそれを子供に飲ませれば、子供も私もハッピー!これぞ人型ロボットの最新版がある暮らし。ありがとう、Walker!
Walker、ちょっと子供と遊んでいて!
Walkerさんにはすべての家事をやってもらいたいのですが、現状では難しそうです。料理を作ったり、洗濯物をたたんだりする作業は、当面私がやる必要があるでしょう。
将来的にはどんな家事でもこなしてくれる、家事ロボットがほしいです。
その間、子供とちょっと遊んでいてくれたら、どれだけ助かるか。Walkerはお絵かきができますから、お絵かき大好きな子供は喜びそうです。スマートデバイスを操作して、子供の好きな音楽を流してくれてもいいでしょう。Walker自身がピアノを弾けるため、BGMは彼(彼女?)に任せてしまってもいいかもしれません。
そうしている間に、私はご飯の支度をすることができます。家族は美味しいご飯を食べられ、子供は楽しくお絵かきをすることができ、みんなハッピー!ありがとう、Walker!
ロボット相手なら気を遣わずにすみますし、嫌な顔をされたり、機嫌を損ねてしまったりすることもありません。そういう意味でも、お手伝いロボットの最新版が各家庭に普及すれば、目に見えない小さなストレスが減り、その家庭はとても円満になるに違いありません。
さて、人型ロボットの最新版、Walkerの機能と、その利用シーンについてざっとその内容について振り返ってみましょう。
Walkerの機能
- 人とほとんど同じサイズ感
- 二足歩行が可能で、階段の上り下りまで可能
- 表情は、頭部のディスプレイに表示される
- 手先が器用で、絵をかいたり、コップに液体を注いだりすることができる
Walkerの利用シーン
- 子供の世話にかかりきりになっているときに、代わりにピンポンにでる
- 手が離せない親の代わりに、牛乳を注ぐ
- お絵かきやピアノの特技を生かし、子供と遊ぶ
人型ロボットの最新版は、知れば知るほどほどSF作品に出てくるお手伝いロボットのようで、わくわくしますよね。一家に一台人型ロボット、そんな日が確実に近づいてきています。もし人型ロボットが家にきたら、私たちの家事が楽になるかもしれませんよね!
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