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AI家電が気持ちを持つなら、もう結婚の必要性感じなくなる説

AI家電が気持ちを持つなら、もう結婚の必要性感じなくなる説

人が結婚をする理由として、好きな人とずっと一緒にいたい、という気持ちがあることはもちろんですが、あたたかく、深く気持ちがつながりあった交流をしたいということも、一つの理由としてが挙げられます。人間同士でしかできない気持ちのこもった触れ合いってありますよね。気持ちの交流を求めて、人は結婚をするのかもしれません。しかし、仮に家電が気持ちを持つなら、事情が変わる可能性も否定できません。

気持ちは本来、高等生物しか持たないと考えられるものです。しかし、近年世界ではAI(人工知能)の発達が目覚ましく、AI(人工知能)によって機械が知能だけでなく気持ちを持つ日も近いと主張する専門家も現れました。仮に生活に密着した家電が人間のような感情、気持ちを獲得した場合、人間と機械の間に人間同士のような交流が、日常的に起こり得るかもしれません。

ここではもしもAI家電が気持ちを持つなら、現在私たちが考えている結婚の必要性に対する考え方をどう揺るがしていくことになるのかお伝えします。

機械が人間の感情を読み取る-家電AIの動向

AI(人工知能)のイメージ

そもそも家電が気持ちを持つというのはどのようなことでしょうか。一つは家電が人間の感情を読み取るということです。このような人間の気持ちを理解するようなAI(人工知能)はエモーショナルAI(人工知能)と呼ばれています。このエモーショナルAI(人工知能)を持った家電が、使用者、すなわち人間の気持ちを理解する核となると現在は考えられます。

人間は、言葉以外にも身振りや表情、声色から感情を表し、受け取ります。エモーショナルAI(人工知能)も会話の内容や言語だけでなく非言語的な部分からも相手の感情を検知するように発達します。家電が気持ちを持つにあたってエモーショナルAI(人工知能)は欠かせない存在と言えるでしょう。

例えば、レシピを提案してくれる冷蔵庫が存在するとして、会話やドアの開け閉めの勢いから使用者の気分を読み取って、イラついているようなら落ち着きが取り戻せるようなレシピを、疲れているようなら手軽でスタミナの付くレシピを提供するでしょう。このように家電が人間の気持ちを汲み取るのです。

家電がどのような機能を持つと結婚の必要がなくなるのか?

結婚がなくなるようなイメージ

家電が気持ちを持つといっても、ちょっとやそっとでは結婚の必要性に対する考え方を揺るがすほどの事ではないでしょう。むしろ、結婚生活をより一層豊かにするものとなり得ると考えられます。では、いったい家電がどのような機能を持つと状況は変わってくるのでしょうか。それは次の二つです

一つは前の項目でお伝えしたように、家電が相手の気持ちを読み取るという機能を持つということでしょう。家電が気持ちをもつ上で最も大切なことであり、私たち人間でも、相手の感情を読み取ることで、相手の機嫌を損ねないように、あるいはあえて損ねるように、自分の次のアクションを決定します。対人関係の基本中の基本ともいえ、家電が結婚の必要性を感じさせなくなるための最も重要な機能でしょう。

もう一つは自分の感情や考えをもち、発する、ということです。結婚とは最も密な対人関係の一つであり、大切なコミュニケーションの頂点ともいえるでしょう。そして、一対一のコミュニケーションは一方向ではなく双方向ですから、前述したように気持ちを読み取るだけでなく自主的に感情や考えを発することが必要となります。

そのためには自ら感情や考えを持つことが、つまり家電が気持ちを持つことが必要であり、家電が自主的に感情や考えを発することで、人間の結婚に対する必要性の認識を下げます。

自ら感情や考えを持つ、というのはどういうことかといえば、例えばアトムやドラえもんを想像していただければわかりやすいでしょう。従順な機械ではないので、ときには喧嘩になるでしょうが、それほどのリアリティを持ってこそ家電が気持ちを持つといえ、結婚は必要ないな、と感じることになるでしょう。

家電では補えない、人間との結婚の特徴とは?

結婚を連想させるようなイメージ

これまで家電が気持ちを持つことと、結婚の必要性に対する意欲の低下について書いてきました。では、このままエモーショナルAI(人工知能)の発展が進んだならば、結婚する人は次第に減少する一方なのでしょうか?結論から言えばまだまだそのようにはならないと言えます。それは次の三つの理由からです。

まず、家電が気持ちを持つようになっても子供を持つことはできないということです。いくら家電と気持ちが通じ合い、愛が生まれたとしても、残念ながら子供を授かることはできません。もちろん、養子をもらうなどといった方法はありますし、そのための子育てロボットも存在するとしても、根本的な解決にはならないでしょう。

次に、ぬくもりを感じることができないということです。ぬくもりとは肌の感覚や体温、心拍数で、ふれあいの中で感じることができるものです。家電が気持ちをもつことで非身体的コミュニケーションは満たされるでしょうが、身体的コミュニケーションが満たされるとは限りません。仮に質感や形、温度が人間と同じような家電がでたとしても、ずいぶん先の事になるでしょう。

最後に、人間は人間同士で愛を育む存在であるということです。必ずとはいいませんが、愛を育んだ果てに結婚がありますし、結婚後も更に愛を育んでいくこととなります。いくら家電が気持ちを持つことになったとして、この事実は絶対に変わることがありません。結婚をしようと決めた愛し合う二人が生活を快適にするために家中の家電が気持ちを持つようになるだけです。確かに結婚の必要性を感じる方は減るでしょうが、なくなることはありません。

まとめ

さて、今回はAI家電が気持ちを持つなら、現在私たちが考えている結婚の必要性に対する考え方をどう揺るがしていくかについてお伝えしました。現在の動向として、エモーショナルAI(人工知能)というものが開発されており、相手の感情を読み取ったりすることで家電が気持ちを持つようになるようです。

今後、家電がどのような機能を持つと結婚の必要がなくなるのかについて、次の二点をお伝えしました。

  • 相手の気持ちを読み取る
  • 自分の考えや感情を持ち、発する。

同時に完全には結婚の必要性がなくならない理由として次の三点をお伝えしました。

  • 家電とは子供を授かることはできない
  • ぬくもりを感じることができない
  • 人は人間同士で愛を育む存在である

今後、AI(人工知能)はますます発達し、少しずつ家電が気持ちを持つようになることでしょう。

日々進化するAI(人工知能)を利用して、いっそう暮らしを豊かに、楽しいものにしていきましょう。

参照元 エモーションAI、それは人間の気持ちや感情を理解するAI

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