絶対に負ける裁判なのに、AI(人工知能)を駆使した弁護士はそれを覆して勝てるようになってきていると知れば気になりますよね。現在の日本で起訴されてしまうと、刑事事件に関しては、99.9%の確率で有罪になってしまうのです。
つまり私たちは起訴されてしまったら、駆け引きなど為す術が無く、有罪判決を待つばかりになってしまい、まさに絶対に負ける裁判です。自分の身に置き換えるとゾッとします。
そんな時、AI(人工知能)の莫大な処理能力が弁護士を助け、これまで勝てないと言われていた訴訟を勝利に導くことが出来ると知ったら、ホッとするでしょう。そこで本日は、有罪率99.9%の裏側と、AI(人工知能)を活用してそれに立ち向う未来の裁判の姿についてお話しいたします。
有罪率99.9%の裏側
まず有罪率99.9%というびっくりしちゃう数字のカラクリを説明しましょう。この数字だけ聞けば、日本は独裁国家だと錯覚してしまいますよね。
実はこれだけの高確率で有罪になるのにはカラクリがあります。それは検察官が絶対有罪になると思った事件だけ起訴しているからです。
けれども、私たちが起訴されないとは限りません。もし起訴されるなら、それこそ検察官はあらゆる資料を読み込み、議論を精密に組み立ててくるので、もはや私たちに出来ることが無いように思えるでしょう。そんな時、AI弁護士の出番です。
事実認定とAI(人工知能)
AI(人工知能)の助けを借りると、人間の様々な知性の働きをコンピュータ上で再現することが出来ます。つまり私たち人間のように疲れたり、忘れたりせず、莫大な量の情報を瞬時に処理することが出来るのです。
そんなAI(人工知能)の処理能力を弁護士が訴訟に持ち込めば、どのような効果が生まれるでしょうか。まず事実認定においてAI(人工知能)は、今までにない影響を裁判に及ぼします。
訴訟の現場を想像してみて下さい。
そんな時に弁護士がAI(人工知能)を活用すると、
けれども検察官といっても人間に違いありません。ミスをすることもあるし、見落とした情報もあるでしょう。AI(人工知能)を駆使する弁護士はそんな盲点を突き、検察側の事実認定を覆し、あなたの無実を証明することが出来るのです。
判例とAI(人工知能)
また事実認定以外にも、弁護士がAI(人工知能)を活用することが出来る場面があります。それはAI(人工知能)を使用して適切な判例を検索することです。
ただし訴訟は日々行われるわけでありますから、過去の訴訟の例は大量にあるのです。
その時AI(人工知能)は、
驚くべきことは、AI(人工知能)が弁護士に代わってこうした作業を瞬時に行ってくれる点です。そのお蔭で弁護士は、AI(人工知能)では処理できない別の課題に全力を傾けることが出来るようになります。
そうするといくら検察官が確信を持って起訴してきたとしても、その根拠となる判例選びにミスや隙が無いとは断言できません。そこでAI弁護士は、見落としがちな判例を有意義に組み合わせることで、私たちに有利な主張をすることが出来るようになるでしょう。
本日は弁護士がAI(人工知能)を活用して、有罪率99.9%の現状を覆す未来の可能性についてお話ししました。有罪率が99.9%なのは、絶対に間違いがないという事件を検察官が選んで起訴するからです。
だから一度、起訴されてしまうと、いくら弁護士に頼ったところで負けは目に見えているでしょう。けれども弁護士がAI(人工知能)を活用することで、検察官より正確に、また大量の資料を処理して、検察官と異なった事実認定をすることが出来ます。
またAI(人工知能)によって過去の大量の判例を洗い出すことで、AI弁護士はより有利な判例を根拠として持ち出すことができ、それを組み合わせて訴訟を勝利へ導けるのです。
AI(人工知能)はこれまで人間の目の届かなかった資料を見つけ出し、0.1%の可能性に光を当て、新しい裁判の在り方を示します。もう有罪率99.9%といったところで怖がる必要はありません。AI(人工知能)を正しく活用し、公正で公平な判決を勝ち取りましょう。