AI(人工知能)とファイナンス

株価上昇率で厳選した注目のディープラーニング関連株3つ

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最近はディープラーニングなどに関連した企業の話題を耳にする機会も増えてきましたよね。そして、それらの企業の将来性は間違いないだろうと、そんなディープラーニング関連株に投資したいと考えている人もいるでしょう。

そこで今回はそんなディープラーニング関連株の中でも、株価が今上昇している企業について紹介していきます。なお、紹介する企業は東証一部に上場している一流の企業から、新興市場に上場している成長途中の企業です。

聞いたことがある企業や聞いたことのない企業もあるかもしれませんが、その企業が一体どんなことをしているのかを理解して投資の参考にしてください。また、ディープラーニング関連株に大きな出来事が起こっていることをお伝えしましょう。

株価上昇率で厳選した注目のディープラーニング関連株

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注目のディープラーニング関連株を発表する前に、ディープラーニングとはそもそもなんなのか簡単に解説します。

ディープラーニングとは深層学習とも呼ばれ、脳の神経ネットワークを単純化してコンピュータのプログラム上で再現した技術です。従来のコンピュータが苦手としていた「ルールのわからない問題」にも対応できる非常に大きな可能性を秘めています。

AIにおいてはその発達を支えている重要な技術であり、Iotなどと関連性を持っています。そのため、このディープラーニング関連株とは、AI(人工知能)やIoTなどの最先端技術への投資です。

それでは、具体的なディープラーニング関連株について解説していきましょう。現在以下の3つのディープラーニング関連株が株価上昇率で注目されています。

  • ALBERT
  • ブレインパッド
  • DMP

上の3つのうちブレインパッドは東証一部、それ以外はマザーズに上場しています。

それでは、それぞれが現在どのくらいの株価なのか、また一年前がいくらでどれ程上昇しているのかみていきましょう。価格と上昇率は以下の通り。

  • ALBERT 13,070円(11月2日) 1208円(昨年11月6日)10.8倍
  • ブレインパッド 5,080円(11月2日) 1,242円(昨年11月6日) 4.1倍
  • DMP 5,330円(11月2日) 4,625円(昨年11月6日)1.1倍

価格と上昇率でみれば、ALBERTの1万円を越えた株価と10倍を越える上昇率は非常に目を引きます。新興株でありながらも安定して株価を伸ばしており、その上昇率は素晴らしいといえるでしょう。

次に、ブレインパッド社もその上昇率は4倍を越えており、こちらも注目に値します。東証一部に上場していながらこの上昇率は優良株と言ってよいでしょう。

最後にDMP、正式にはディジタルメディアプロフェッショナル社は上昇率はそれほどではないですが、実は1年間の高値をみてみると、今年の1月9日に17,470円を記録。現在は落ち着いていますが、最近でも9月20日に8,010円の高値を記録しており、今後も注目していきたいディープラーニング関連株であるといえます。

それぞれがどのような業務を行っているのかについては次で詳しく解説します。

注目のディープラーニング関連株がどのような事業を行っているのか

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最初に、ALBERT社について解説していきましょう。ALBERT社は次の4つがメイン事業です。。

  • ビッグデータ分析
  • 分析コンサルティング
  • AI(人工知能)アルゴリズム開発とシステム導入
  • AI(人工知能)を用いた独自プロダクトの提供
1つ目は、ビックデータを利用してモデリングや制度評価などを行ない、分析結果から顧客の抱える問題などを解決できるように支援しています。
次に2つ目は、顧客の抱える課題からどうすればビジネスが上手く行くのかコンサルティング。
3つ目は、ビックデータ分析から得られたデータからアルゴリズムを設計して、顧客に則したシステムを導入して問題を解決を図っています。
4つ目は、より広い顧客に対してALBERT社独自のAI(人工知能)サービスを開発し展開。

特に4つ目に関しては、AI(人工知能)・高性能チャットボットサービス「スグレス」やAI(人工知能)・画像認識サービス「タクミノメ」などをリリース。なお、2018年5月30日にはあのTOYOTA自動車から出資を受けており、自動運転技術開発に関わっています。

このようにALBERT社はディープラーニングに深く関わった業務を行っているのがみてとれますよね。

次に、ブレインパッド社について解説していきましょう。ブレインパッド社は次の2つをメインの事業としています。

  • ビックデータ活用サービス
  • デジタルマーケティングサービス
1つ目は、ビックデータを活用してマーケティングなどを改善したり、ディープラーニングやAI(人工知能)技術などを利用して業務を高度化したりなどしています。
2つ目はDMP、データマネジメントプラットフォームという、サーバーに保存されるビックデータなどを一元管理するプラットフォームを提供。

特に2つ目は、RtoasterというプライベートDMP製品を提供して業界をリードいているようです。

最後に、DMP社について解説していきましょう。DMP社は次の2つをメインの事業としています。

  • 半導体のGPUの開発販売など
  • AI(人工知能)プラットフォームZIA™の開発
1つ目は、創業当時からGPUという、画像認識に特化した半導体を販売開発しています。
2つ目は、AI(人工知能)プラットフォームZIA™を開発しながら、ソフトウェアなどを提供。

なお、このAI(人工知能)プラットフォームZIA™に関しては、ソフトウエア画像分類エンジンZIA™ Classifier、エッジ用低消費電力AI(人工知能)プロセッサーが販売などされています。

以上が注目のディープラーニング関連株の事業の中身です。

まとめるとこれら3つの会社の事業をみていけば、ディープラーニングに直結するようなことやAI(人工知能)などに欠かせない半導体の開発などをしているのが分かります。AI(人工知能)が社会のインフラとして当たり前になりつつある近年において、これらの企業は間違いなく延びていくでしょう。

実際もうすでに株価にも反映されていますよね。今後もこれらのディープラーニング関連株を注視していきましょう。

 

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最後に、ディープラーニング関連株にあった大きな出来事についてお伝えしていきます。実は、上でも出てきたTOYOTA自動車が2018年10月4日にSoftbankと合弁会社を設立することを発表しました。

しかもこちらの中身をみていくと、合弁会社の持ち株比率はTOYOTAよりもSoftbankが過半数を上回っており、Softbankに主導権があります。これはSoftbankの方がディープラーニングに関する会社の株に投資していたり、技術を持っているためでしょう。

時価総額1位と2位の合弁会社設立、またSoftbankが主導権を握っている状況。これらをみていくと、いかにディープラーニングを含むAI(人工知能)に関する技術を押さえた企業がこれから強くなっていくのかを表していますよね。

紹介した注目のディープラーニング関連株の企業がどうなっていくのか、そして、このTOYOTAとSoftbankの合弁会社が世界に対してどのように勝負していくのか非常に注目です。AI先進国の中国やアメリカに対して日本企業の健闘を祈りながら、これからに期待していきましょう。

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