AI(人工知能)とファイナンス

AI業界の投資信託って実際どうなの?その現状と今後を予想してみた

人工知能のイメージ

近年、人工知能(AI)が非常に盛り上がっている業界であり、ニュースや新聞などでも耳にしない日のほうが少なくなっています。

人工知能(AI)とは、人間の脳を機械で再現しようとする試みのこと。例えば人間の「目」を再現するために画像認識技術が存在したり、人間の「耳」を再現するために音声認識技術が存在したりします。しかし、目や耳単体だけではそれが何であるか認識することはできません。そこには必ず脳が介入して認識を行っています。

そんな人工知能(AI)が大きく生かせる分野の一つとして投資信託分野があり、これは人工知能(AI)が膨大なデータを学習して未来の株価や基準価格を予測することができるからです。

そんな人工知能(AI)の投資信託は大きく分けて2種類存在します。

  • 人工知能(AI)業界に投資する投資信託
  • 投資戦略の計画や運用に人工知能(AI)を用いて分析する投資信託

そこで今回は、人工知能(AI)業界における2つの投資信託について現状や今後どうなるのかお話しましょう。

投資信託ってなんだ

投資信託のイメージ

まず、そもそも投資信託とは何か説明します。それは以下の通り。

「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」(投資信託協会ホームページ「そもそも投資信託とは?」より)

投資信託は、投資先が投資の専門家に委ねられています。それに、一つの銘柄の株式や債券に投資するのではなく分散投資をし、その投資先の対象は国内、海外は問いません。

また、投資信託は銀行の預金のような元本保証型ではありません。そのため大きく利益を出すこともあれば、結果的に損益が出てしまうこともあります。

そして、投資信託は資産運用の手段の一つとして存在します。近年は、年金だけでは老後を暮らすことができないという発表が金融庁からありました。このことから、働いているときに資産を形成しなくてはなりません。

銀行に貯金をすることでもいいのですが、銀行の利息は高くても年利0.03%程度となっており、元本が大きく増えることはありません。

投資信託は元本を増やす手段として有効で、例えば月2万円投資信託を、年利2%で投資することができれば、10年で約265万円(運用利益約25万円)、20年で約590万円(運用利益約110万円)になることも。

人工知能(AI)関連銘柄の投資信託の現状

aiのイメージ

そして近年、人工知能(AI)が大きく注目し取り上げられているために、人工知能(AI)業界に多額投資している投資家はとても多いです。そのため、人工知能(AI)業界の銘柄はとても順調に株価を上げていっています。

この「人工知能(AI)業界に投資すれば儲けが出る」というムードが続く限りはたくさん投資をされて、また投資先の会社でも成果が出て利益が出ますので、投資先として人工知能(AI)業界を選ぶというブームは今後しばらくは続きそうですよね。

実際に人工知能(AI)投資信託で有名な投資信託の一つである、「グローバルAIファンド」の値動きを確認すると、約1年半で基準価格が1.5倍にまで成長していることがわかります。

ですから資産運用の一つに人工知能(AI)業界に投資信託することは非常におすすめです。

一方、人工知能(AI)業界という理由だけで、赤字続きの会社にも関わらず株価が上昇しているものもあります。ですから今後の成長を見込んでの投資ではありますが、リスクのある投資です。

人工知能(AI)業界という理由だけで投資をするのではなく、あくまで今後成長が見込める理由を見つけてから投資することを心がけましょう。

人工知能(AI)に投資信託をまかせる

AIに任せるイメージ

次に、投資戦略の計画や運用に人工知能(AI)を用いて分析する投資信託についてお話しましょう。

本来、投資信託は投資家からの資金を専門家が投資先を選定して運用するのが基本的な考え方でしたが、近年では資金の運用を人工知能(AI)が行う銘柄が登場しました。その中でも有名である「AI日本株式オープン」という投資信託。

基準価額から言うと下がってしまっています。このように人工知能(AI)による株価予測などは近年盛んにおこなわれていますが、一方でまだまだ確実な予測は出来ていないのが現状です。また株価の変動はランダムな変化をすることがあるので完全な予測ができないという論文も発表されているほど。

しかし、かといって利益を出せないわけではありません。

過去の膨大なデータを学習させれば予測データをもとに利益が出そうな銘柄に投資をおこなうことができます。またそのデータに物価などのデータをパラメータとして学習させることによって精度が増すのです。
ですが、リーマンショックや天災、選挙などの経済情勢に影響を与える出来事は加味して計算することはできません。

そのためこれらの影響は予測できませんので、この部分に関しては自分で情報収集して投資判断する必要があるでしょう。

AI日本株式オープン(MUFG)

人工知能(AI)業界の投資信託における未来

未来のイメージ

そもそも人工知能(AI)はまだまだ発展途上です。まだ人工知能(AI)が完全に人間の脳を再現しているというわけでもないですし、人間ほど賢いわけでもありません。

しかし、人間と同様に人工知能(AI)は学習を行います。そしてその学習は膨大な量や計算を人間とは比較にならないほどのスピードでできるのです。そのため、人工知能(AI)は今後さらに劇的なスピードで進化を遂げていくでしょう。

また人工知能(AI)の投資信託の強みの一つに、感情が入り込まない点があります。

人間の場合は不安などの感情から弱気になってしまったりしますが、そのことによってせっかくの儲けるチャンスを逃してしまうこともありますよね。しかし人工知能(AI)は常に最善の手段を取ります。人工知能(AI)には感情がありません。そのため儲けるための最善手を常にとるため、運用を安定化させるという強みがあります。

また、人工知能(AI)は発展途上であると同時に、将来私たちの生活に多大な変化を遂げる可能性のあるツールです。

つまり人工知能(AI)業界もまだまだ発展途上であり、今後安定的に成長し、それと同時に人工知能(AI)業界の投資信託も今後安定的に伸びていきます。

一方人工知能(AI)業界の投資信託に過信することはよくありません。あくまで選択肢の一つとして、分散投資がお勧めです。しかし今後必ず成長する見込みのある業界でもありますので資産を投資することは意義のある決断でしょう。

 

社会のイメージ

今回は人工知能(AI)業界の投資信託について、人工知能(AI)業界の銘柄と銘柄を人工知能(AI)が選定し投資信託するということを紹介いたしました。

人工知能(AI)は人工知能で知られており、膨大なデータを人間よりも正確にかつ迅速に学習、計算を行います。またその学習データから今後の株価などを予測することも可能です。

人工知能(AI)業界は現在も今後の伸びていくことが予想されているため、投資家たちがたくさん投資を行っており投資信託で利益を出すことが可能です。

一方人工知能(AI)が投資先を選択して運用する面ではまだまだ不完全ではあります。100%利益を出せるというわけではありません。

しかし今後分析の精度は増すでしょう。というのも学習データは今後増えていきますし、分析のアルゴリズムもより効率的で正確なものが登場していきます。

これからさらに人工知能(AI)業界の投資信託は伸びていきます。しかし今のところ経済景気については学習できていません。そのため人工知能(AI)はあくまでツールとして利用するにとどめ、選択は人間の脳で行うことが推奨です。

このことを踏まえて、意思決定の理由の一つとして、人工知能(AI)に投資信託を任せるのはおおいに意義があります。是非検討してみてください。

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