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AI好きもメイド好きも要チェック!AI×メイドのサービス3つ

メイドのイメージ

メイドといえば、メイドカフェや漫画などで登場する2次元のキャラクターで、仕えるべき主人に対して掃除などを献身的に行う、そんな存在のメイドを思い浮かべますよね。しかし、実は今AI(人工知能)の発達によってAI(人工知能)とメイドを掛け合わせた「AI(人工知能)×メイド」のサービスが生まれているのです。

そこで今回は、どのようなAI(人工知能)×メイドのサービスがあるのかを、実際にある3つのサービスを例を取り上げお話ししましょう。

どのサービスもAI(人工知能)好きの人もメイド好きの人にもぜひ試して頂きたいものばかりです。最先端のAI(人工知能)とメイドの組み合わせが何をもたらすのかをぜひ知ってください。

会話や握手もできるバーチャルキャラクター「AIセバスちゃん」

セバスちゃんのイメージ

まず最初にご紹介するのはAIセバスちゃん

このAIセバスちゃんは、だるまジャパン社がAI(人工知能)に関してはドコモの「ドコモAIエージェントAPI」を使って作られたキャラクター。頭の赤いリボンがトレードマークで、おっちょこちょいなところがあるメイドさんです。
なお、このドコモAIエージェントAPIとは、NTTグループのAIであるcorevoの取り組みの1つであり、シナリオを作成することで自然な会話をキャラクターとすることができます。言わば対話型AI(人工知能)サービス。

詳しい技術は以下の通り。

  • 音声認識技術
  • 音声合成機能

この「音声認識技術」と「音声合成機能」によってスムーズな会話ができるだけでなく、声色が50種類以上用意されているため、キャラクターのイメージに沿ったチャットボットにでき、Lineなど他のサービスとも連携できるので、幅広い使い方ができるのです。

そしてこのドコモAIエージェントAPIと、さまざまなアプリの開発や3DCGの作成を行っているだるまジャパン社がタッグを組んでできたのが、本題のAIセバスちゃん。

今はツイッターやVTuberとしても活躍しており、またドコモエージェントAIPの勉強会では、AIセバスちゃんを使ってキャラクターをおしゃべりさせる方法を学習したりと様々な場面で活躍しました。
そして最近では、ニコニコ超会議のNTTブースでツンデレボイスとVR技術を使うことで、なんと握手会を行うことにも成功したのです。
なおこちらのイベントは「【超ふれあい VR】セバスちゃん握手会で萌えろ!」。このイベント名のとおり、VRを使ってツンデレやデレデレなセバスちゃんと握手とおしゃべりをすることができました。
【超ふれあい VR】セバスちゃん握手会で萌えろ! プレイ動画

このように、VRとAI(人工知能)の発達によって、バーチャルのメイドさんと触れ合えるようになったことは新しい時代の到来を感じられますよね。これこそ最先端のAI(人工知能)×メイドのサービスだといえるでしょう。

AIセバスちゃん@ツンデレ音声合成VTuber

掃除や介護に大活躍!AI搭載のメイド型ロボ「Aeolus Robot」

Aeolusのイメージ

ところで、メイドさんにやって貰いたいことといえば、家の掃除や身の回りの世話というものがあるでしょう。

実は現在これをやってくれるAI(人工知能)搭載のメイド型ロボがあるのです。それはAeolus Robotics社の「Aeolus Robot」というロボット。

こちらは、サンフランシスコを拠点として家庭用ロボットを開発している会社作り出したもので、清掃や介護分野などで活躍が期待できるAI(人工知能)搭載のメイド型ロボです。

特徴としては以下のような技術を使っています。

  • 深層学習などを使ったAIエンジンを搭載
  • 顔認証技術や姿勢検知技術を搭載
  • 3次元センサなどで自動的にマッピング
  • 7関節のロボットアームを操り、自身でアームの交換も可能

以上からお分かりのようにかなりハイスペックなAI(人工知能)搭載のメイド型ロボでしょう。

スムーズな移動はもちろん、掃除機を使って掃除を行ったり、入居者の環境に問題がないのか確認できます。
また、このロボットの稼働時間が4時間となっていますが、バッテリーを変えればそれ以上の稼働も可能ですから、施設などの清掃や介護士のお手伝いをさせるなど用途の幅は広いでしょう。実際、有料老人ホームを運営しているオリックス・リビング株式会社では、こちらの導入を本格的に検討しており、基本的な動作確認から実証試験に移行しようとしているところです。

今介護業界では人手不足が叫ばれていますよね。ですからこのようなAI(人工知能)搭載のメイド型ロボによって問題が解決すれば、高齢化が進んでいく日本社会にとってもプラスになっていくでしょう。

なお、こちらのAI(人工知能)搭載のメイド型ロボはすでに予約は始まっており、2019年の8月に出荷を予定しています。価格は月額で15万円(税抜)とのことですが、介護士の仕事量を減らし、現場の環境をよくしてくれるのであれば決して高くはありません。

誰しもいつかは老いていくことを考えれば、将来にわたって有益なAI(人工知能)×メイドのサービスです。

Aeolus

現在開発中のメイドカーナビAI

MAPLUS+声優ナビのイメージ

最後にご紹介するのは「MAPLUS+声優ナビ」を手掛ける株式会社エディアと、さまざまなAI(人工知能)関連サービスを開発している株式会社SPJの2社で共同開発されているAI(人工知能)×メイドのカーナビです。

ちなみに「MAPLUS+声優ナビ」について簡単に解説すると、声優さんがオリジナルキャラクターや既存のアニメキャラとしてナビゲーションをしてくれるアプリのこと。このアプリは人気アニメとタイアップしたり、人気声優が出演しているため、人気のナビゲーションアプリとなっています。
そしてこの2社の共同開発では、第一弾としてMAPLUS+声優ナビの音声検索と対話技術をバージョンアップさせたものを開発。第2弾にこのメイドカーナビAI(人工知能)を開発しているのです。

メイドカーナビAI(人工知能)については以下のとおり。

  • メイドキャラクターがカーナビゲーションしてくれる
  • メイドキャラクターとの会話などによってユーザーの嗜好などを把握する
  • メイドキャラクターがユーザーに合わせた性格へと育っていく

一言でいってしまうとこのメイドカーナビAI(人工知能)は会話などをおこなうことで、1人1人のユーザーに適したカーナビゲーションAI(人工知能)になるということ。あなただけのメイドがドライブを助けてくれると想像するとわかりやすいでしょう。

ですから、このメイドカーナビAI(人工知能)があれば、楽しく会話しながらドライブができますし、また、会話をしていくことでどのようなものが好きなのかなどをAI(人工知能)が学んでいくので、まるで恋人に話すような会話が可能となるのです。

かわいいメイドさんと恋人のような会話をしながらドライブできれば、長い距離を走る必要があっても苦にはなりませんよね。このメイドカーナビAI(人工知能)は2018年リリース予定でしたが、現在も開発中となっていますので気長に待ちましょう。

MAPLUS+

 

メイドのイメージ

今回は、AI(人工知能)×メイドのサービスをご紹介しました。どのサービスもそれぞれ色があって気になりますよね。

それでは最後にAI(人工知能)×メイドのサービスがなぜ生まれているのかを説明していきます。

これに関してはまず、メイドが大好きな層には非常に受けるという点があげられます。ゲーム好きな人やマンガ好きな人では、メイド自体に抵抗感がない人が多く大好きな人も多いです。そのため、それらの人に向けてAI(人工知能)とメイドを組み合わせたサービスをリリースしているのでしょう。

また、古典的なお手伝いさんというメイドのイメージに、そのサービスがマッチしているため用いられていることもあります。これはAI(人工知能)搭載のメイド型ロボット「Aeolus Robot」が当てはまりますよね。掃除をしたり、介護士のお手伝いなどの支援業務を行うというのが、古き良きメイドに重なりました。日本にとって高齢化は大きな問題であるので、メイド型ロボットやAI(人工知能)という技術でこれを解決できれば素晴らしいです。

今回ご紹介した3つのサービスのように、おそらく今後このようなAI(人工知能)×メイドのサービスはどんどん生まれていきます。

日本の生み出したソフトパワーの一部であるメイド、そしてAI(人工知能)がどのような新しいサービスを生み、社会の問題を解決していくのか。それを今後もしっかりとみていきましょう。

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