AI(人工知能)ニュース

AIの進化はもう止まらない!保険から法律、果ては救急まで相談対応

AIに相談するイメージ

最近のAI(人工知能)の進化って本当にすごいですよね。言葉に出せば天気予報を教えてくれるスマートスピーカーやお店に来店して人の相手をしてくれるSoftbankのPepper君など、この他にもさまざまな所でAI(人工知能)が導入されています。そして、この流れによって保険から法律、救急でのAI(人工知能)相談が現在できるまでになりました。

今回は、その保険や法律、救急の場でのAI(人工知能)を利用した相談対応はどんなものなのか、また、どんな技術を使っているのかをみていきましょう。さらに、最後にはこのAI(人工知能)相談が将来どうなっていくのかに関してもお伝えしていきます。

今起こっているAI(人工知能)相談の普及について、ぜひ知ってください。

保険や法律をAI(人工知能)に相談する

保険を相談するイメージ
まず、保険でのAI(人工知能)相談がどんなものなのかを説明しましょう。こちらは以下のようなAI(人工知能)相談サービスが利用することが可能です。

  1. 楽天生命の「AIアドバイザー保険相談」
  2. Sasuke Financial Lab株式会社の「ドーナツ」

それぞれを説明していくと、

1の「AIアドバイザー保険相談」は選択式の回答を選んでいくだけで、どの保険商品ユーザーに適しているのかを判断できるAI(人工知能)相談サービスです。形態としてはロボアドバイザー型のものであり、24時間365日いつでもサイトから利用が可能。

なお、楽天の会員でないと利用できないのではないかと思う人もいるかもしれませんが、会員でなくても利用できます。簡単でありながら便利なサービスですよね。

保険の絞り込みをしたいのであれば楽天生命の保険のどれが適しているのかわからなければ、1度利用してみるべきAI(人工知能)相談サービスです。

楽天生命の「AIアドバイザー保険相談」

そして、

2の「ドーナツ」は1と同様のロボアドバイザー型のAI(人工知能)相談サービス。共通点はこちらも選択肢から選んでいくだけで、おすすめの保険商品を知ることができる点でしょう。違いとしては最適な保険商品を確認した上で、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談できることです。

つまり、AI(人工知能)相談によって大まかな保険商品をユーザーに理解させた上で、専門家の詳しく話が聞けるサービスになっています。やはり専門家の意見が聞けるのは大きな点であると言えるでしょう。

Sasuke Financial Lab株式会社の「ドーナツ」

この2つは、保険を見直したいのなら利用してみても良いAI(人工知能)相談サービスです。

次に、法律でのAI(人工知能)相談サービスについてみていきましょう。

なお、世界的には2016年にアメリカでAI弁護士が破産法担当として初めて使われており、この流れを受けて日本でも以下のようなAI(人工知能)相談サービスが生まれています。

  1. 株式会社日本リーガルネットワークの「AI弁護士 六法あいこの残業代相談」
  2. 弁護士ドットコムの社内組織であるLegalTech Labの「交通事故過失割合Chatbot」

それぞれを説明していくと、

3の「AI弁護士 六法あいこの残業代相談」は職場での残業代の問題をLINEを使って質問できるフリーワード式のAI(人工知能)相談サービスです。質問をしていくと六法あいこのアカウントが答えてくれるもので、分かりにくい法律の問題をわかりやすく説明。ユーザーの雇用形態で残業代が発生するのかが、簡単にわかるので役立つでしょう。

また、こちらでは訴えを起こすときに役立つレコーダーとして使えるアプリもリリースしています。このアプリはGPS機能があったり、データの保存は日本リーガルネットワークのサーバーに保存されるため証拠能力を有したアプリ。

もしも、残業代の不払いで苦しんでいるのなら合わせて利用したいものですよね。

株式会社日本リーガルネットワーク「AI弁護士 六法あいこの残業代相談」

4の「交通事故過失割合Chatbot」は、交通事故が起こったときの過失割合を知ることができるAI(人工知能)相談サービスです。選択型の質問に答えていくだけでどのぐらいの過失割合になるのかを表示してくれます。

なお、質問は歩行者と車などで起こった事故なのかを答えた後に、事故時の状況について答えるだけで非常に簡単。交通事故の法律相談の前に使っておけば、きっとスムーズな話し合いが可能です。

弁護士ドットコム「交通事故過失割合 Chatbot」

これらの保険と法律のそれぞれで4つのAI(人工知能)相談サービスについて説明しましたが、質問の形式が選択方であるのが多かったとは思いませんか。これはユーザーの視点に立ったときに、よりわかりやすくするためにこうしています。

ただでさえ保険や法律というものは専門家でなければ理解するのが難しいものです。そのため、上の3つではあえて選択型を採用しています。ただし、3のような少し幅広い法律の問題ではフリーワード式の方が、ユーザーに適した答えを導き出せるので採用しているのでしょう。

しかし、どのAI(人工知能)相談サービスも利用者のユーザーにとっては益があるものなのは間違いありません。

命に関わる救急でのAI(人工知能)相談とは、今後の流について

救急のイメージ

上では保険商品や法律の分野でのAI(人工知能)相談サービスを説明しましたが、今度は命にも関わる救急でもAI(人工知能)相談サービスが使われようとしていることを説明します。

このAI(人工知能)相談は埼玉県の救急で使われるNECが開発する「AI救急相談自動応答システム」のことです。

こちらはチャットボット形式のAI(人工知能)相談サービスで、スマホなどの端末で相談が可能。利用者の状態や症状から緊急性を選別して救急車を呼んだり、埼玉県救急相談に繋いだりすることができ、これによって、救急の対応力をあげることができる仕組みです。

なお、なぜこちらが導入されることになったのかと言えば、実はすでに埼玉県では24時間救急の電話相談の対応をしており、その相談件数は年間で15万件にのぼっています。

また、この相談には看護師があたっているのですが、さすがにこのレベルの数の相談に対処することが難しく、対応力に限界があるためにこの度AI(人工知能)相談サービスの導入を決めました。

こちらの稼働に関しては2019年7月を予定していますが、もしも自分が病気などになったことを考えれば、ぜひとも早く稼働してほしいAI(人工知能)相談サービスですよね。なお、このNECの「AI救急相談自動応答システム」は以下の技術を用いています。

  • テキスト含意認識
  • 自動応答技術
まず、テキスト含意認識について簡単に説明すると、文中の単語や構造などから2つの文の意味を比較して分析する技術です。これによって、今回の救急の場合には膨大の数の相談を文の意味からグループ分けして、深刻なケースの時には救急車を呼ぶなどすることができます。
次に、自動応答技術は上のテキスト含意認識を基幹とすることで、チャットボットとして対応することができるようにしているもの。こちらはあらかじめ蓄積した回答のデータを学習させておいて、質問に対して答えを返信する仕組みです。

なお、この2つの技術は全てNECの最先端AI(人工知能)技術郡である「NEC the WISE」から開発されました。最高の技術で人の命がもしも救えたら本当に素晴らしいことですよね。

また、将来は外国語にも対応することを予定していたりと、外国人旅行者が増えている現在の言葉がわからないことによる医療の問題にも対応できるのかもしれません。埼玉だけでなく、全国でこのようなサービスが行われるのにも期待したいです。

 

相談をするイメージ

最後に、説明したようなAI(人工知能)相談サービスがどうなっていくのかをお伝えしましょう。

おそらくこのようなAI(人工知能)相談サービスは普及が進むことは間違いありません。専門的な知識を持っている人なら理解でき一般人からすれば難解なことに、このAI(人工知能)相談サービスは全て適応できます。

そして、わかりにくいことが理解しやすくなり、利用者にとってさまざまな利益がもたらされることになるでしょう。特に上で説明したようなお金に代えられない命を救うようなことに繋がることがあれば、このAI(人工知能)相談サービスは間違いなく私たちにとって有益なものです。

したがって、きっとさまざまな場所で取り入れられれば、より良い未来が訪れるでしょう。これから更にAI(人工知能)相談サービスの普及進むように、日本の会社には頑張ってもらいたいものです。

参照元
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