AI(人工知能)ニュース

遠方に住んでいても安心!高齢者向けの見守りロボット3つ

遠方に住んでいても安心!高齢者向けの見守りロボット3つ

両親と離れて暮らしている方は多いですよね。私も出身は神奈川県で現在は関西在住なのですが、親も高齢なので何かあった時が心配な今日このごろ・・・。そんな時、見守りしてくれるロボットがいたら安心できるでしょう。

実は今、介護施設を中心に見守りロボットを導入する事例が増えているのです。もしかしたら、「ロボットに監視されながら生活するのはなんか嫌だわ・・・」とストレスを感じる方もいるかもしれません。しかし最近の見守りロボットはそんなことを感じさせない、可愛らしい見た目を持っているのです。さらに見守りの機能として家の中のセンサーと連携する、などの機能を持っています。これなら、私のように実家から遠方で暮らしている人でも安心ですよね。

そこで今回は、「高齢者向けの見守りロボット」をご紹介いたします。

かわいらしい表情で生活を管理する「Tapia」

Tapia

高齢の方になると家で過ごすことが多くなりますよね。そんなときにそばで見守りながら会話の相手をしてくれるロボットがいたら心強いかもしれません。MJI株式会社が開発した「Tapia」は、会話をしながら見守りしてくれるロボットです。

Tapiaは身長24.5cmで卵に近いかたちをした、可愛らしいロボットです。大きな目が特徴的で、会話しながら目だけで表情がわかります。顔認識機能があるので、こちらの喜怒哀楽なども察してくれるのです。ロボットって人間味がなくて冷たい!というイメージを持っている方は、きっとその表情の豊かさに驚くでしょう。

また、Tapiaは起きた時間やご飯の時間、外出、帰宅時間、就寝などの時間の管理をしつつ、いつもの時間に起きて来なかったりすると家族のスマホに通知が行きます。誕生日なども覚えていてくれるので、「お誕生日おめでとう」という声もかけてくれるかもしれません。そして、話しかければ話しかけるほど好感度が上がっていく仕組みになるので、毎日いっしょにいる見守りロボットなのにもかかわらず、人間といる安心感がありますよね。

また、ビデオ通話機能もついているので、離れて暮らす家族と気軽に話すことができます。Tapiaが写真を撮ることも出来るので、日頃の様子をスマホで見ることができるのは家族としても安心しますよね。

部屋のセンサーと連携してくれる「ケアロボ」

ケアロボ

例えば身近に認知症を持っている方いる場合、知らない間に外に出てどこかにいなくなってしまったらどうしよう・・・という心配がありますよね。また、実際に見守りロボットを導入するとなっても「ロボットは感じが悪いから嫌だ」と感じる方もいるかもしれません。しかし株式会社テクノスジャパンが開発した「ケアロボ」は、なんと見た目が犬なのです。まるでペットのような見た目なので、抵抗も少ないのではないでしょうか。

この「ケアロボ」では、ロボット本体だけでなくベッドやベッド横に敷いているマットにあるセンサーや、部屋の出入り口に設置している赤外線・超音波センサーとケアロボが連携しています。センサーで外出したとサインが送られると、ケアロボに内蔵されているスピーカーとカメラで撮影し、その様子を家族・ヘルパーさんへ送信してくれます。いつの間にかベッドからいなくなっている!ということも少なくなるでしょう。

さらに、時計型のタグや24時間見守ってくれるモニターをつけることで、外出の動きだけでなく心拍数・呼吸も図ることができます。このため、体調になにか変化があったときにもすぐ気がつくことができるのです。

24時間そばにいることができなくても、可愛らしいケアロボがいつも見守ってくれれば、何かあったときの対応もできるかもしれません。

一緒に生活して遊んでくれる「PALRO」

PALRO

私のように遠方でなかなか実家に帰るのが難しい方もいるでしょう。そんな時、富士ソフト株式会社が開発した見守りロボット「palro」はインターネットにつなぐことが出来るので、遠方に住んでいる方でも様子を見守ったり、会話することもできます。

palroは起動する時間や眠る時間を設定すること出来るので、生活リズムを合わせることができます。一緒に生活することで、見守りながらも楽しい話し相手になってくれるに違いありません。また、会話の際も、ロボットのように同じ対応にはならず、ニュースや天気予報などの情報も取り入れてくれるので、飽きることがないでしょう。話しているうちに、だんだんその人の話から関心事を理解しやがてそれに合わせた会話もできるようになります。きっと話していくうちに、だんだん楽しくなってくるでしょう。

palroは会話だけでなく、リズムに乗って手拍子したり踊ったりすることができます。また逆にPALRO自身が昔の歌を歌ったりすることもできます。さらにクイズをやることで頭を使うこともできるので、認知症予防にもつながるのです。このようにPALROと一緒に遊んだ際は「palroしゃべリンク」を利用して記録し、遠方にいる人でも簡単に確認することができるのです。

高齢者の方が一人で暮らすことになっても、palroがそばにいるので寂しい思いをしなくても大丈夫になりそうですよね。

さて、今回は「高齢者向けの見守りロボット」をご紹介いたしました。

  • ・スケジュール管理しつつ家族とも対話できる「Tapia」
  • 家の中にあるセンサーと連携し見守ってくれる「ケアロボ」
  • 一緒に生活しつつ遊んでくれる「palro」

など、高齢の方をいろんな形で見守りするロボットがあることがわかりましたよね。ロボットと一緒に遊びながら、いつもどんな生活を送っているのかわかる状態は、家族と離れて暮らしている人にとっても安心して過ごすことが出来るでしょう。また高齢の方にとっても話相手がいる、身の回りに可愛らしいロボットがいるとなると、日々の楽しみが増えて楽しくなるでしょう。

今後、両親もしくは祖父母が見守りロボットと一緒に生活するようになることがあるかもしれません。そのときは私達も日々の様子を遠方からも見守りつつ、「ロボットと会話するのが楽しい」なんて声が聞こえてくるといいですよね。

参照元 未来の見守りロボットを予感させる会話ロボットPALRO(パルロ) 富士ソフト
見守りロボットTapia(タピア)をちょっとだけ使ってみた
タピアのできること
MJI、人工知能搭載みまもり介護ロボット「Tapia(タピア)」
NEC、ロボットが高齢者見守り 愛媛県西条市で実証
見守りシステム|製品情報|株式会社テクノスジャパン │~あんしんケアのクリエイター~

コメントをどうぞ

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました