ペットを飼いたくても、住まいや一緒に住んでいる人の都合で飼えないことがありますよね。例えば集合住宅に住んでいる場合、本物の犬を飼うことは禁止されている場合がほとんどです。犬を飼うために、ペット可の物件を探すのは一苦労ですし、物件は比較的少なく家賃も高額の傾向があります。またペットを飼える住環境にあっても、汚れやにおい、引っかきや噛みつきなどが気になる場合は、一緒に暮らすことをためらってしまうでしょう。
また、家族にアレルギー体質の人がいると、ペットの毛などによって、アレルギーが引き起こされることがあり心配ですよね。こちらに関しては、飼ってみないと分からない面もあり気がかりです。
それに犬を飼うとなると、ご飯を一生懸命食べる犬はとてもかわいいですが、毎食となると大変ですし、旅行にも行きづらくなりますよね。排せつのしつけや処理は飼い主の頭を悩ませるポイントでもありますし、散歩は毎日欠かせないため、雨の日や冷え込む日も外出しなくてはなりません。
でもそんなときは、本物の犬のように走り回り、コミュニケーションを取れるおもちゃの犬ロボットを、そばに置いてみましょう。おもちゃの犬ロボットなら、エサがなくなりそうになったらペットショップで買いこむ必要も、味が飽きたとそっぽをむかれることもありません。また、ロボットなので匂いなどに悩まされたり、面倒な散歩もやらなくて済みます。もしかしたらこれなら飼うことができるかもしれない!という人もいるはず。
おもちゃの犬ロボットと聞いて、最初に思い浮かぶのが「AIBO」ですが、AIBOはおもちゃにしては高価で、気軽にお迎えすることができません。しかし海外では、コミュニケーションを取れるかわいいおもちゃの犬ロボットを比較的リーズナブルな値段でお迎えすることも可能です。これから紹介されるロボットを見たら、あなたも犬ロボットが欲しくなるかもしれません。
そこで今回は、海外でも人気のおすすめ犬ロボット5選をご紹介します。
まるで本当の子犬みたいな「Tombot Puppy」
「Tombot Puppy」はアメリカで開発された、レトリーバーを彷彿とさせる非常にリアルな作りのロボット犬です。Puppyはプラスチックではなく体毛に覆われており、パッと見は寝そべっている子犬です。
Puppyには歩く機能がついておらず、移動には人間の力が必要です。歩けないというのは一見デメリットのようですが、途中で電池切れになってしまうことが少なく、自由気ままに歩くことでぶつかって故障してしまうリスクもないため、ある意味メリットとも言えます。
Puppyには、「犬のロボットは四足歩行をすべきである」という概念は、もしかしたら必要ないのかもしれないと思わせるだけの愛らしさがあります。柔らかい体毛に覆われた背中をなでれば首の動きで喜びを表現し、声をかけると返事をしてくれます。AIBOのように、どれだけ上手に四足歩行させるかという点のみに注力していた技術者は、考えを改める過渡期にきているのかもしれませんよね。
好き嫌いの感覚が本物の犬みたいな「COZMO」
こちらもアメリカで発売された、非常に表情豊かなロボットです。本体の大きさはかなり小さく、足はキャタピラーになっており、一見すると犬には見えませんが、動いてじゃれる姿はまるで生きている犬のようです。
人は、犬のような外見のものを「犬」と認識しますが、同時に動きからも「犬らしさ」を感じ取ります。COZMOは顔認識ができ、犬のように懐き、犬のように人の好き嫌いをし、犬のように群衆からあなたのことを見分けて駆けつけてくれます。
さらにCOZMOと遊びをして彼が勝つと無邪気に喜ぶのですが、その姿からはっきりと「犬らしさ」を感じ取れます。小さいため動きが素早く、ころころと動くさまには微笑ましさと愛嬌があり、昔飼っていた子犬を思い出す方もいるはずです。なにも犬ロボットは「犬のような外見」ではなくてもいいと思わせてくれる商品ですよね。
褒めたことや叱られたことを覚えててくれるペットロボット 「CHiP」
子犬と一緒に遊ぶとなれば、やっぱりボール遊びがしたいですよね。こちらの犬ロボットは、専用のボールを転がすと、それを追いかけあなたのもとへと持ってきてくれます。
腕時計型のスマートバンドを巻いた人を主人と認識し、後をついてくるさまは、本物の犬のようです。AI(人工知能)を積んでいるため自ら障害物を避けることができますし、褒められたことや叱られたことを覚えていて、それによって性格や行動パターンが変わっていきます。
話すだけでなく芸もできる「Omnibot Hello! Zoomer ビーグル犬」
ビーグルの子犬をイメージしてつくられたこちらのおもちゃは、話しかけられた言葉を理解し、芸をしたり鳴いたりとあなたの友達のようになってくれます。目の表情はドットで表されることでロボットらしさがあり、AIBOのようなロボット犬と暮らしたいと思っている方には最適です。
同じくタカラトミーから発売されている犬ロボットで、「ハロー! ズーマー ミニチュアダックス」があります。こちらは耳と尻尾がぬいぐるみ素材になっているため、見た目が柔らかな印象となっています。
ロボットなのに触り心地がいい「ヒーリングパートナー もっとおはなしダッキーカール」
犬と言うからには、硬質な触感よりは柔らかな触り心地で癒されたいですよね。こちらの犬ロボットはぬいぐるみタイプで、ふわふわな抱き心地が特徴です。頭や背中をなでると反応してくれ、お話ができ、歌も歌ってくれるため、特に子どもにおすすめのかわいいペットです。
さて、今回はおもちゃのロボット犬の利点と、海外でも人気のロボット犬5選をご紹介しました。ここで今回ご紹介しましたおもちゃのロボット犬についてざっと振り返ってみましょう。
- Tombot Puppy
歩くことはできませんが、犬らしくかわいい外見と、ぬいぐるみのような触り心地と動きで癒してくれます。
- COZMO
小さなボディーが生き生きと動くさまは、本物の犬のような愛嬌があります。
- ペットロボット CHiP
一緒にボール遊びができ、本物の子犬が家に来たようです。
- Omnibot Hello! Zoomer ビーグル犬
ロボット犬らしい外見で、未来体験をしたいかたにぴったりです。話しかけられた言葉を理解し、芸をしたり鳴いたりしてくれます。
- ヒーリングパートナー もっとおはなしダッキーカール
ぬいぐるみタイプで、ふわふわな抱き心地に癒されるおもちゃの犬ロボットです。
このように、AIBOから始まった犬ロボットは、AI(人工知能)とハード側の技術の進化により、さまざまなタイプのものが出ています。手間がかからないおもちゃの犬ロボットなら、私たちもずっとかわいがれるかもしれません。これをきっかけにして、すてきな犬ロボットに出会えるといいですよね。
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