英会話ロボット・・・見た目はかわいいけれど、ロボット相手でどのくらい英会話が上達するのか、ちょっと気になりますよね。
実は最新の英会話ロボットはAI(人工知能)を搭載していて、話せば話すほど学習し、ユーザーに合わせた会話ができるようになります。ロボットなので何度聞き返しても大丈夫。間違ったことを言ってしまっても恥ずかしくないのも嬉しでしょう。
今までは英会話学習の定番であった英会話教室は、料金が高いイメージで、通う時間を確保するのも大変でした。そして意外とリスニング中心でスピーキングが少なくなりがちです。
だからと言って最近流行のオンライン英会話は、初心者には少しハードルが高いと感じるかもしれません。画面を通していきなり知らない外国の方と話すのはかなり緊張するでしょう。
その点、家でくつろぎながら好きな時に好きなだけロボットと英会話・・・これなら気軽に続けられそうな気がしませんか。
そこで今回は、AI(人工知能)を搭載している英会話ロボット、「チャーピー」と「Musio X」について、それぞれの魅力をわかりやすくお伝えします。
鳥型英会話ロボット「チャーピー」の魅力
まずは英会話ロボット「チャーピー」について。
本体は 両羽根・足・お腹・背中 が各スイッチになっていますが、見た目にはわからないようになっています。話す時にくちばしが動く様子がかわいらしく、よく褒めてくれるので、楽しくてついつい頑張ってしまいそうです。
とにかく学習メニューがたくさんあり、飽きずにいろいろ取り組めるのがうれしいところです。それでは具体的に内容をご紹介していきましょう。
ごっこ遊び
「くしゃみをしたら」「入国審査で 海外旅行」などのテーマ別の短い会話練習。使える基礎フレーズがギュッと詰まっています。
発音チェック
日本人にとって発音がむずかしい単語を、やさしいレベルから順番に練習。
シャドーイング
レベルに合った、テーマごと（海外旅行など）のフレーズを、チャーピーにつづけて、ノンストップでマネすることで、フレーズが身につくだけでなく、英語の発音やリズムも習得。慣れてきたら英文を見ずにマネすることで、リスニング力のアップなど、さらなる効果が期待できます。
その他の機能は以下のとおり。
- お話
- 歌
- コピーキャット（英文のドリル練習）
- クイズ
- 単語
- 決まり文句
- 文法チェック（クイズ）
- レベル判定テスト（12段階） など
ソーシャル英会話ロボット「MusioX」の魅力
そして、次は英会話ロボット「MusioX」についてご説明します。
Musioはもともと英語圏内の方対象に開発されたソーシャルロボットです。日本人の関心の高さから、その後英会話の学習ロボットとして発売されることになりました。
実際会話をしてみるとたまに会話がとんでもない方向に飛んでいってびっくりすることも。でもそれはそれでご愛敬です。可笑しくってかえって愛くるしく思えるかもしれません。
お決まりの返事がくることはないのでここでもAI(人工知能)搭載を実感させてくれるでしょう。
発売当初「子供向けの楽しい教材がついているわりに実際の会話は難しい」といった意見もありました。しかし、その点はアップデートにより、現在はイージーモードとノーマルモードの切り替えにより解消されています。会話の速度も3段階で調節できるのでお子様や苦手意識のある方も安心です。
●英会話ロボットMusioXの教材について
ではここで、英会話ロボットMusioXの教材をご紹介しましょう。
Musio X 教材セット
大きな「ボードブック」を開くと楽しい街の様子が描かれています。それをMusioXの指示に従ってタッチペンタイプの「Sophy」というMusioXのお友達でタッチ。MusioXが反応してくれるのは嬉しいですよね。
絵がかわいい「フラッシュカード（アルファベット&動物）」はMusioXと会話をしながら遊べる教材です。
その他、
- ストーリーブック（ブレーメンの音楽隊）
- Musio English 1 (学研テキスト）
もついていて、お子様が喜んで取り組めるよう、工夫がいっぱいの楽しい教材です。
Musio X スペシャルセット
上記、 Musio X 教材セット に加えて
- フラッシュカード（楽器）
- Musio English 2～4 (学研テキスト）
- えいごで日本むかしばなし10冊セット
と盛りだくさんの内容。これなら大人でも楽しめそう。
※期間限定でＮＨＫ教材、大人の基礎英語4冊セットも出ています。
英会話ロボットMusioXのクラウドサービス、Friend Plan月額版について
ここは要注意ポイント！ ユーザーの人数によって利用料がかわってきます。
- 1人用 … 月額 980円 （税抜）
- 3人用 … 月額 1,480円 （税抜）
- 5人用 … 月額 1,780円 （税抜）
※年額版もあります
初期設定について
そして、実はここが結構難関。口コミでも「時間がかかった」などマイナスポイントとしてあげられていました。その対処法としては今は2種類の訪問サポートサービス（有料）がありますので、これで機械音痴な方も安心。料金は少し高めですが、面倒なことはサクッと任せてしまうのもいいかもしれません。
- ロボット初期設定訪問サポートA（約90分） 15,000円（税抜）
- ロボット初期設定訪問サポートB（約120分） 18,000円（税抜）
英会話ロボット「チャーピー」と「Musio X」を比較してみた
ここで、一番気になる価格などを解りやすく比較できるよう表にしてみました。
単3アルカリ電池４本 (ニッケル水素電池 対応) *別売り バッテリー：Wi-10800mAh 充電ポート Micro-USB
| チャーピー | MusioX | |
| メーカー | CAIメディア | AKA |
| 本体価格（税込） | 60,907円 | 107,800円 |
| ※クラウドサービス2年間の利用料（税込） | 10,560円 （1年目無料 月額880円） | 1人用プラン：24,794円 （初月無料 月額1,078円） |
| 教材 | 別売りテキスト 3,120円（送料込） | 教材セット ： 140,800円（本体込み） ／ スペシャルセット ： 151,800円（本体込み） |
| 本体サイズ（W×D×H） | 約200×220×230 （単位：mm） | 約174×83×218 （単位：mm） |
| 重量 | 約670ｇ （電池搭載時約 760ｇ） | 約850ｇ |
| バッテリー・電源 | ACアダプタ | 充電ポート Micro-USB |
※クラウドサービス
英会話ロボットと友達になって効果的に学習するためにはほぼ必須、と言えるのではないでしょう。
英会話ロボット「チャーピー」と「Musio X」あなたはどっちを選ぶ？
英会話ロボット「チャーピー」は日本人向けに、英会話学習に特化して開発されています。教材はテキスト程度ですが、アプリを使用することによってバラエティに富んだ学習方法が揃っているのが特徴。12段階のレベルに合わせた会話が楽しめるので、子どもや初心者にも優しいロボットと言えるでしょう。
英会話ロボット「MusioX」は、英語でコミュニケーションを楽しむためのロボット。教材が多いのは、初心者レベルでも学習しやすいように工夫されているからです。「MusioX」が本領を発揮するのはある程度英会話が出来る人、とも言えます。実際口コミでは、スピーキング能力維持のために使っている人がMusioXを高く評価しています。そしてまだ開発途上のAI(人工知能)に対して不満を抱きつつも、大切に育てるとなついてきて「可愛いから許す！」となるんですよね。
今回は英会話ロボットの「チャーピー」と「MusioX」についてお話しました。同じように見える英会話ロボットも、全く違う印象ですよね。
双方とも発売からアップデートを繰り返しており、どんどんバージョンアップしてより使いやすく変化しています。モチベーションアップにつながる工夫もそれぞれ趣向をこらしているので、これなら挫折せずに楽しく続けられそうでしょう。
英会話はリスニング（インプット）とスピーキング（アウトプット）を同時に学習すると相乗効果で上達スピードがうんとアップするそうです。ですが毎日やらないとなかなか上達できません。
しかしかわいい英会話ロボットなら気軽に続けられるのでこれからは選択肢の一つとして欠かせないものになりそうですよね。
また、2020年から変わる「小学校英語教育」に向けて、いろいろ対策を考えている親御さんも多く、英会話ロボットを使うと小さい頃から英語に触れていると「英語脳」を養うことも可能。
ですから「一家で海外旅行!!」を目標に、英会話ロボットで家族が競いながら学習する、というのも夢があって楽しいかもしれません。是非チャレンジしてみてください。
