全ての子供にNintendo Laboを配布、USAのIT教育は太っ腹!

スイッチコントローラ

ここ数年、日本の教育業界では子供向けのIT教育が盛んになり、小学校や中学校でパソコンタブレットを使った授業を多く見かけるようになりましたが、すでに立派な(?)大人になっている筆者にとって、今の子供たちのIT教育の様子を目にすると隔世の感があります。

さらに、文部科学省によると2020年から全ての小学校でプログラミングの授業が開始されるようになります。それを見越して、子供向けプログラミング教室の需要が高まってきており、街のあちこちでプログラミングスクールの看板を見かけることも増えました。

このように、今の子供たちのIT教育は、今後もますます発展していくもの考えられ、もう私たちには想像がつかないくらいのレベルになるのではないでしょうか。また、海外に目を向けると、日本のIT教育と同様、パソコンやタブレットを使った授業は当たり前のように行われており、日本の子供向けIT教育がとりわけ進んでいる訳ではありません。

世界レベルで見ると、パソコンやタブレットの授業はもはや当然になってきていますが、なんとアメリカでは、小学校の子供たちにIT教育のためのNintendo Laboを配布しているというのです。さすがはUSA、ニッポンのIT教育よりもさらにさらに上を行っており、これなら子供たちも喜んでITの教育を受けること間違いなしです!

よって今回は、Nintendo Laboを小学校に配布したアメリカ、そして、2020年からプログラミング授業を始める日本、日米の子供のIT教育事情について解説してまいります。

クラフトだーいすき

Nintendo Laboとは

自分でコントローラーをつくって、あそぶ。

というコンセプトの元に、

「ダンボール」と「Nintendo Switch」、「ゲームソフト」を組み合わせて、ピアノやつり、バイクやロボットなど、いろいろなコントローラーに変身してあそぶことができます。

Nintendo Laboの箱を開けると、ダンボールシートと部品、そしてゲームソフトが入っており、まずはダンボールと部品を組み合わせて自分専用のコントローラを作るところか始まり、もうこの時点であそびが始まっているのです。

そして、組み立てたコントローラーとNintendo Switchを合体させてゲームをあそびます。釣竿を作るキットがありリールを巻きながらNintendo Switchの釣りのゲームを楽しむことができ、工作とゲームを両方楽しむことができます。

このように、自分でコントローラを作ることにより、工作をする楽しみを味わったり、モノの仕組みを覚えたりしてモノ作りをする達成感を味わい、そして、ゲーム自体も楽しむことができるのです。

これまでのゲーム機とは趣が違うコンセプトとなっており、子供だけではなく大人も楽しむことができ、家族全員で楽しむことができるゲーム機なのです。

太っ腹なUSA

そこで、アメリカではこのNintendo Laboを子供のIT教育に活かそうという動きがニューヨークで起こっております。非営利団体のInstitute of Playが任天堂と提携し、全米の小学校の授業にNintendo Laboを導入することを発表しました。今までにはない革新的な遊びとSTEAM教育(※後述)を組み合わせる学習を支援する方針を掲げています。

まずは、ニューヨーク地区でパイロット導入をした後、8歳から11歳の子供を対象に、全米の小学校に展開する予定です。

お花クラフトだーいすき

STEAM教育とは

STEAM教育とは何か?
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんので、ここで解説いたします。

Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Art(芸術)
Mathematics(数学)

の頭文字をとったもので、科学、数学、芸術領域に力を入れる教育方針のことを意味します。元々はアメリカの国家戦略として2000年代から理数系人材の教育に力を入れる動きが盛んになりました。
買ってきたゲームで遊ぶだけではなく、自分でそれを作り出せるようになろう!
とオバマ大統領が発言したことでも有名です。

日本の子供のIT教育事情

それでは、我が国日本ですが、理系離れが問題になり始めてから久しい状況の中、本来の日本の国力とも言えるモノ作りをもう一度復活させようという動きが出てきています。とは言え、戦後の高度成長期とは異なり、重厚長大の工業ではなく、IT技術を使った新たなモノ作りの力をつけようとしています。

こういった流れから、アメリカと同様、日本でもSTEAM教育の取り組みがなされ、もう一度技術に向き合う姿勢を養うための動きが始まっています。そして、冒頭で述べた2020年からの小学校のプログラミング授業もこのSTEAM教育の一環とされています。

クラフト糸

今回は子供のIT教育事情と題して、アメリカの小学校でNintendo Laboを配布する話題から、これからプログラミング授業が始まる日本のIT教育について触れてまいりました。このように、国の将来を担う子供たちのために適切なIT教育を受けさせることは、国の繁栄のためには当然のことと言えるでしょう。

確かに、最近の子供たちは私たちが子供の頃と比べて学ぶことが増えており、現に小学生のランドセルが昔に比べて約5kg重くなっているという話題も耳にしたりします。

IT教育が始まった当初は、パソコンやタブレットを使った調べ学習(アクティブラーニング)からスタートしましたが、これからはSTEAM教育プログラミング学習によって論理的思考力を養う方針がとられ、今後ますますITを使った教育が広がっていくことでしょう。

そして最後に一言、
任天堂さん、日本の会社なんだから、日本にも配ってよ〜!

参照元 Nintendo Labo|Nintendo Switch