教育

AI(人工知能)が変える英会話の姿、これで楽しくAI会話

AIと英会話をするイメージ

日本各地の観光を訪れる訪日観光客は右肩上がりで増加、2020年には東京オリンピックも控えているなど日本人の英会話スキル向上の必要性は日に日に高まってきています。小学校でも英語教育が必修化となるなどその動きは多方面に広がっていますよね。

そんな英会話がAI(人工知能)の技術を活用することで楽しみながら上達できるとしたら、チャレンジしてみようかなと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それでは今回は、「実は英語を勉強したい」と思ってはいても「英会話教室に通う時間がない」「どうやって勉強したらいいかわからない」「そもそも何から始めれば…」などお悩みの方にもピッタリ!最新AI(人工知能)技術が可能にする新しい英会話の形「AI会話」の魅力についてお伝えしましょう。

「恥ずかしいから思うように話せない!」シャイなあなたも大丈夫!AI(人工知能)相手のお気軽英会話

勉強をしているイメージ

英語が苦手な方の多くは、「文法が間違っていたらどうしよう」「通じなかったら恥ずかしい」といった思いを少なからず持っているのではないでしょうか。

ですが、それがロボット相手だとしたらどうでしょう。仮にあなたの英語が間違っていたり、通じなかったとしても、決して見損なったりしませんし、ましてや陰でこそこそと失笑されることもありませんよね。

これは、AI(人工知能)を利用した英会話の大きなメリットのひとつ

そこで、ここからは実際に英会話を学ぶことのできるAI(人工知能)サービスについていくつかご紹介していくことにしましょう。

パソコンでもスマホでも、気軽に始められるAI英会話ナンナ

AIと英会話のイメージ

「ナンナ」は、オンライン辞書サービスでおなじみのWeblioが提供しているAI(人工知能)チャットボットによる英会話学習サービス。事前に会員登録が必要ですが、すべてのサービスを無料で利用することができます。

「ナンナ」というAI(人工知能)チャットボットと英会話をしながら、基礎から実践まで様々なカリキュラムを学ぶことができるうえ、フリートークで英会話を楽しむことができるのも大きな特徴のひとつです。

これなら英語があまり得意でない方は、基礎から学習することができますし、上級者の方であればフリートークでAI(人工知能)相手に実用的な英会話を楽しむことができるでしょう。

利用はとても簡単。Webサイトにアクセスして、名前を入力するだけ。だからすぐに英会話を始められ、そしてパソコンでも、スマホでもいつでもどこでも利用することができます。

英会話は音声入力だけでなく、キーボード入力による会話も可能ですので、外出先や電車の中など声を出せない状況でも楽しむことができるのもうれしいですよね。

「ナンナ」との英会話には、AI(人工知能)による音声認識技術が使われています。

発音がいまいちだと伝えたい言葉や文章をきちんと聞き取ってもらえません。ですから、途端に会話が噛み合わなくなってしまうなんてことも。

初心者にはなかなか難関のようにも感じますが、何とか聞き取ってもらおうと頑張れば、発音もめきめきと上達するでしょう。

日本人は発音が苦手な方も多いですし、これなら「ナンナ」が救世主となってくれるかもしれません。

AI英会話ナンナ

※実際に「AI英会話ナンナ」を使った話はこちらを見てみましょう

教育現場からも絶賛の嵐!AI(人工知能)搭載英会話アプリ「TerraTalk」

英会話をするイメージ

続いてご紹介するのは、ソフトウェア開発の「ジョイス」が提供するアプリ「TerraTalk(テラトーク)」です。

こちらは高等学校や学習塾など教育現場でも評価が高く、相次いでと導入されているということで実績も豊富。本格的な英語学習サービスといえるのではないでしょうか。

アプリは、iOS版とAndroid版が用意されていますので、スマホを使って簡単にAI(人工知能)相手に英会話を学習することができます。そして、こちらも無料で制限なく利用可能ということなので、思う存分学習できちゃうでしょう。

このTerraTalkは無料といえど、カリキュラムは充実。

「ウェイター」「ITエンジニア」といった職業別の会話や、「空港での会話」「恋人との会話」など実生活でのシーンを想定した100以上のコースが用意されており、より実践的な会話が学習できます。

そして、この「TerraTalk」の最大の特徴ともいえるのが「弱点特定機能」が搭載されているという点。

学習者の英会話内容をAI(人工知能)が瞬時に分析、発音や語順など細部にわたって学習者の弱点を明らかにしてくれるのです。分析した結果は、弱点を克服できるようその後の学習にフィードバックされるので、より効率的な学習が可能となります。

また、すべてのユーザーの学習データがTerraTalk上に絶えず蓄積されていくので、弱点を特定する能力も日に日に向上してゆくことでしょう。まさにAI(人工知能)の機械学習技術を駆使した英会話サービスといえますよね。

TerraTalk

異文化コミュニケーションはここまで進化する!驚きの最新技術「リアルタイム翻訳」とは

AIと会話のイメージ

これまでご紹介したように、AI(人工知能)を活用した英会話学習サービスはとても身近な存在となっていることはお分かりいただけたでしょう。

しかし、AI(人工知能)の急激な進化は、もはや英会話学習すら無用となるような社会をもたらす可能性もあるのです。それを実現しようとするのが「リアルタイム翻訳」の技術。

これは、人間の音声を認識して翻訳し音声としてアウトプットする技術であり、まさにAI(人工知能)自らがが翻訳者となって、言葉の壁を打ち破ろうというのです。

AI(人工知能)の技術を用いた「リアルタイム翻訳」としては、Microsoft社の「Microsoft Translator」が知られています。日本語のリアルタイム翻訳が、Skypeでも翻訳エンジンとして導入されているので、使ってみたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、リアルタイム音声翻訳機能搭載のワイアレスイアホンなるものも続々登場しているといいます。その代表的なものが合同会社アスタイルが2018年にリリースした「TwoBow(ツーボー)」。

こちらの翻訳エンジンも「Microsoft Translator」を 利用しているとのことで、この「TwoBow」、スマホとペアリングすることにより相手が発した言葉をスマホが聞き取り、AI(人工知能)が自然言語処理を行って翻訳します。あとは翻訳された音声が自分の装着しているイヤホンから聞こえてくるという仕組み。現在36か国語に対応しており、翻訳に要する時間は平均で4~5秒といわれています。

まだまだ今後もブラッシュアップが見込まれますが、価格も27,000円程度とお手頃なので、興味を持った方は是非一度試してみてはいかがでしょう。

 

外で英会話をするイメージ

今回はAI(人工知能)の技術を活用した英会話サービスと、「リアルタイム翻訳」についてご紹介しました。

英会話が苦手という方でも、AI(人工知能)チャットボットが相手なら恥ずかしさも感じませんし、レッスン後には弱点や苦手なところもフィードバックしてくれます。

まさに初心者から上級者まで、幅広い方々の学習欲を満たしてくれるのではないでしょうか。

また、「リアルタイム翻訳」は、まさに英会話スキル不要の秘密兵器。ドラえもんのひみつ道具「ほんやくコンニャク」に一歩近づいた、といっても過言ではないかもしれません。

これらは互いに相反するものではありますが、英会話学習機能を持ったAI(チャットボット)で英会話スキルを磨いて、外国の人とじかに会話を楽しみたい、英語を活用してバリバリ働きたいといった方にはAI(人工機能)搭載の英会話サービスがおすすめです。

一方、とにかく形にはこだわらず、外国の人と情報や感動、喜びなどを共有したいという人であれば、後述の「リアルタイム翻訳イヤホン」がおすすめでしょう。

手段は実に様々ではありますが、確実に変化を遂げようとしている異文化コミュケーション。そこにAI(人工機能)がいかに大きな功績をもたらしてくれるのか、今後の動向も見守っていきたいものですよね。

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