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17歳の高校生が人工知能の研究論文を発表!その驚きの内容とは

論文のイメージ

近頃、人工知能(AI)の研究を進展させる画期的な論文が提出されたのですが、その著者が17歳だと聞けば驚きますよね。著名な大学や研究所の教授ではなく、なんと未成年の高校生がそうした大業績を出したのです。

これはフェイクニュースではなく、人工知能(AI)に関する非営利の研究書Open AIにて2017年の10月26日付で発表された論文に確かに記されています。

もう目を疑ってしまうでしょう。想像してみてください。あなたの近所でよく見かける高校生が、大人でさえよく知らない人工知能(AI)について、それも前人未到の成果を出すなんて考えられないことです。

いよいよその17歳の高校生がどんな発見をしたのか気になってきたことでしょう。そこで今回は、その若き研究者についてとその業績の内容をお伝えいたします。

17歳高校生のケヴィン・フラン君について

若いアイディアのイメージ

人工知能を研究する非営利団体、Open AIにて重要な人工知能(AI)の論文を発表した17歳の高校生とは、ケヴィン・フラン君のことです。17歳にしてそんな業績を作り出す青年なんて、どんな人なのと気になりますよね。そこで初めに、このケヴィン・フラン君のことをお話しいたしましょう。

もうお分かりでしょう、ケヴィン・フラン君はその辺りにいる17歳の高校生とは違います。

なんと15歳の時に既に、自作のニューラルネットワークを構築していたというのです。
このニューラルネットワークとは、人間の脳のしくみを模したもので、大量のデータを解析したり、サンプルの音声や顔を特定したり、といった人工知能(AI)のモデルに使われています。

つまり、たった中学三年生の時に、既にケヴィン・フラン君は自作でシステムを構築することが出来ていました。

そもそもケヴィン・フラン君はメディアを通して、人工知能(AI)が囲碁をマスターしプロの棋士と戦って勝利した記事などを読み、人工知能(AI)に興味を持ったそうです。そして、沢山の研究論文を読むことで、独学でニューラルネットワークを作ってしまいました。

いやいや、私たちも、人工知能(AI)と囲碁などの話題には興味を持ったり、そこからちょっと勉強してみたいなと思うこともありますよね。しかし実際わざわざ自分でシステムを組み立てるまではたどり着きません。きっと、ケヴィン・フラン君はさぞ多くの苦労があったのではないでしょうか。

けれども彼は、そのことについて聞かれた時笑顔でこう言ったそうです。

「いままでコンピューターには不可能だろうと思っていたことを出来るようにするのが好きなんです」

なんてカッコイイでしょう。やはり天才は苦労をものともせず、楽しさに置き換えて困難を乗り越えていくようです。ケヴィン・フラン君もそうした内の一人であることに間違いはありません。

OpenAIのインターンシップと論文発表への道

インターンシップのイメージ

けれども、そんな早熟の天才児であるケヴィン・フラン君は、後に紹介する人工知能(AI)の論文を発表するまでの道は容易ではありませんでした。それでは、やがて成功へと至るケヴィン・フラン君の道のりをお伝えしましょう。

先程ご紹介した人工知能(AI)に関する非営利の研究所OpenAIは、ホームページの中で新しいアイディアを必要とする問題の一覧を公開しています。こうした重要な諸問題を解決するのが、人工知能(AI)を研究する者の夢なのです。

その例にもれず、ケヴィン・フラン君もその中の一つの問題に取り組むようになります。しかし、ある程度の手ごたえはあったものの、この天才児でも手詰まりの状態になってしまったのです。

そこでケヴィン・フラン君はOpen AIにコンタクトを取り、Open AIに属する研究者ジョン・シュルマンさんにメールを送ってアドバイスを求めます。

それから二人のやり取りは続き、ケヴィン・フラン君は問題解決の糸口に近づいていくのです。

同時にケヴィン・フラン君は、Open AIでインターンシップが出来ることを知り、インターンシップの応募をしました。その面接でジョン・シュルマンさんと初めて出会うわけですが、ジョン・シェルマンさんは、これまでメールで連絡を取っていたケヴィン・フラン君が高校生であることに驚いたそう。

やがてケヴィン・フラン君は面接試験に合格し、2017年の夏からサンフランシスコのミッション地区にあるOpen AIでインターンシップを開始します。当時、このOpen AIでインターンシップをしていたのは大学院生ばかりであり、学位も持たず、また大学にさえ行っていない年の青年は、ケヴィン・フラン君だけでした。

こうして、Open AIでインターンシップをするケヴィン・フラン君は、著名な人工知能(AI)の研究者たちに囲まれ、最新の問題を議論する機会にめぐまれます。そしてこれまで以上に人工知能(AI)の研究に没頭していくのです。

その末に、人工知能(AI)に関する重大な問題の一つを解決する道筋が見え、ケヴィン・フラン君は前述のジョン・シェルマンさんたちと共に画期的な人工知能(AI)の論文を発表することになりました。

17歳の画期的な研究論文

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それではケヴィン・フラン君はどのような人工知能(AI)の研究論文を発表したのでしょうか。それではその内容をご紹介しましょう。

まず人工知能(AI)についておさらい。

人工知能(AI)は、コンピューター上で人間の知性の働きを再現するもので、人間が大量のデータを設定しプログラムすると、自動的にデータ解析をしてくれます。

ここで重要なのが、人工知能(AI)は私たち人間が人工的に知性の働きを設定することによって作動するという点です。この特定の活動をするために、どのように人工的にプログラムするのかが、人工知能研究の焦点になります。

考えてみてください。私たちは歩くことを誰にも教えてもらっていませんよね。赤ん坊の頃から二足で立てるようになると、たいてい誰でもよちよちと歩きはじめます。これは人間にとって自然の事実なのです。

しかし人工知能(AI)の場合、この自然の事柄が通用いたしません。歩行するということを人工的に設定してあげないといけません。そして、これが実に難しいことなのです。

また、私たちの足は二本の棒ではなく、歩く時に実に細かく筋肉は連動して動いています。歩く時に、よく右・左・右・左と声をかけますが、実際は右足と左足のどちらか一方だけが動いているわけではなく、上手に左右の足が関係して歩行を支えているのです。

私たちにすれば歩くということは苦労なく自然なことですが、人工知能(AI)はこの細やかなプロセス全てが正確にプログラムされる必要があり、歩行だけでも大変な事。

それなのにケヴィン・フラン君が人工知能(AI)の論文の中で証明したのは、歩行しながら迷路を脱出するのに最適なプログラミングの方法でした。

これがどれほど大変な作業であるかは、もう皆さんも想像できるでしょう。

人工知能(AI)は歩行して壁を認知し、また違う方向へ向かって同じように壁を認知して空間を理解し、出口のある方向へとまた同体の向きを変えて動作していきます。

こうした極めて複雑な動作をするのに、どれ程の難解なプログラミングを施す必要があるのでしょうか。それをケヴィン・フラン君はやってのけたのです。

その人工知能(AI)の論文の成果について、ジョン・シェルマンさんは次のように述べています。

「ケヴィンの論文は、この問題に対する新鮮なアプローチを提起するもので、過去のどの検証結果をも上回るいくつかの成果をもたらしました」

 

 

論文のイメージ

今回は、17歳の高校生が発表した人工知能(AI)の論文についてお話しいたしました。

その著者はケヴィン・フラン君であり、15歳の時からニューラルネットワークを独自に作るなど、早熟の天才でしたよね。

人工知能(AI)の研究には、困難であるが解決することが必要な問題が沢山あります。ですがケヴィン・フラン君は、人工知能(AI)の研究所Open AIと接点を持ち、そんな問題に果敢に取り組んでいきます。

そしてケヴィン・フラン君は、人工知能(AI)を用いた複雑な空間における適切な動作の問題に関して画期的な業績を挙げ、その人工知能(AI)の論文は多くの研究者から認められるようになりました。それもたった17歳の高校生が、です。

もちろん私たちも同じように結果を残すことは難しいでしょう。けれども、同じ時代に生きる若き英知が切り開いた成果に共に預かり、私たちに出来る範囲で一緒に新しい時代を作っていきましょう。

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