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あなたの生活を最適化!AI搭載のマンションのメリットをご紹介

AIマンションのイメージ

AI(人工知能)は主にインターネットの世界で利用されてきました。Googleの検索エンジンや、Amazonのレコメンド機能や、また、最近では、スマホや家電でもAI(人工知能)技術をよく目にします。スマホの認証に利用される顔認証やGoogle Echoで利用される音声認識などもAI(人工知能)技術です。

このように生活の様々な部分に入り込んでいるAI(人工知能)技術ですが、我々に最も身近なマンションにも応用され始めているようです。

昨今、様々な分野で応用されているAI(人工知能)をマンションに応用することで、一体どのようなことが可能になるのでしょう。そして、AI(人工知能)により我々のマンションライフがどのように変わるのか、またその変化によってどれくらい快適な生活が送れるようになるのか気になりますよね。

そこで今回は、このようなAI(人工知能)搭載マンションのメリットについてお話ししましょう。

電化製品が生活リズムに合わせて自動制御

照明のイメージ

まず1つ目のメリットは、AI(人工知能)搭載マンションの一番の特徴とも言える電化製品の制御に関してです。

AI(人工知能)搭載マンションでは、家の中に予め設置された様々なセンサで居住者の生活リズムパターンを数カ月かけて学習し、居住者がどのような時間帯にどのような行動を行うのかを自動的に予測できるようになります。

皆さんの生活パターンを想像してみてください。家に帰ってきたら、まずは玄関の電気をつけ、その次にリビングの電気をつけますよね。また、夏や冬の時期であれば、リビングに入った後はエアコンの電源を入れるでしょう。

今はこれら家電のOn/Offスイッチを手動で行っていますが、AI(人工知能)搭載マンションでは行動パターンを学習出来るため、日々使用する家電製品のOn/Offを自動化することができます。

つまり、帰宅すると自動的に電気がつき、部屋に入ると自動的にエアコンがOnになる。いかがでしょう。これなら快適な生活が送れそうですよね。

また、AI(人工知能)搭載マンションでは電源のOn/Offだけでなく、より細かい家電の操作や調整も自動で行ってくれます。

例えばエアコンの温度調整。今はエアコンをつけた後、暑くなってきたら温度を下げ、体が冷えてきたら温度を上げる操作をします。

しかし、AI(人工知能)搭載マンションでは、サーマルカメラにより人の体温を測定することが出来るため、温度を下げるタイミングのその人の体温情報を取得することができます。この体温情報と操作されたエアコンの温度情報を数カ月測定することで、居住者が快適に感じる体温を学習することができるでしょう。

このように、AI(人工知能)が快適体温を1度学習してしまえば、その後は居住者の体温に応じてエアコンの温度調整まで自動で行うことができます。そして、これはエアコンだけでなく、風呂の温度調整でも同様で、いつでも快適な温度のお風呂に入浴することもできます。

防犯AI(人工知能)により外出先でも安心

防犯カメラのイメージ

次のメリットは、AI(人工知能)搭載マンションでは、顔認証や指紋認証などの生態認証センサにより、住居を利用する個人を識別することができることです。

住居を使用する人は、その家族または親戚くらいなので、それらの人を予め登録することで、仮に泥棒や不審者が家に侵入した場合に検知することができるでしょう。

例えば、ドアのインターホンカメラで顔認証を行い、ドアの開閉情報と連動させれば、ドアを開けた人物が事前登録した人か否かが分かります。

また、ドアノブや電気のスイッチボタンに指紋認識センサを搭載すれば、仮に裏口などから侵入された場合にも、居住者以外がドアや電気のスイッチに手が触れた時点で発見することも。

このように、外出中に居住者以外の人が家の中に侵入したことが検知できれば、それをスマホに通知することで早期に対処できますし、警備会社に直接通知してすぐに警備員を駆け付けさせることも可能です。これならセキュリティ性の高いマンションになりますよね。

外出時の家電自動制御

ロボット掃除機のイメージ

3つ目のメリットは、居住者の不在情報に基づいて外出時に家電を自動制御できる点です。

外出時に家電製品の電源を消し忘れた経験は、皆さんもありますよね。テレビや照明などであれば電気代が無駄になってしまう程度のダメージですが、もしヒーターやアイロンなどを消し忘れた場合には火事に繋がる恐れも。

しかし AI(人工知能)が家電を自動制御すると照明、エアコン、テレビなど家電製品を消し忘れた場合に効果を発揮します。そしてAI(人工知能)搭載マンションでは、各部屋の人感センサーとドアの施錠情報により、今住居内に居住者が誰もいないことを判別することができます。

仮に、居住者が誰もいない状態で、照明やエアコンなどの家電製品の電源がOnだった場合には、自動で電源をOffにすることができるでしょう。

一方で、冬のちょっとした買い物の時などでは、エアコンは付けっぱなしにしておきたいような状況もありますよね。このような場合には、居住者が誰もいない状態を検知した後、すぐにエアコンの電源をOffにするのではなく、居住者のスマホに通知し、通知を受け取った居住者が電源のOn/Offを判断するようなことも可能。

行動にあった音楽の再生

スピーカーのイメージ

4つ目のメリットは、AI(人工知能)搭載マンションとオーディオ機器が連携することで、行動にあった最適な音楽を再生してくれます。

例えば、居住者が夜、寝室でベッドに入ったことをAI(人工知能)が検知すると、眠りを促進するヒーリング系の音楽を自動で再生することが可能です。一方、朝、ベッドから起き上がったことを検知すると、活動意欲が出るような音楽を再生。

また、居住者のスマホと連携することで、スマホに入った音楽の種類から居住者の好みを判定し、インターネット上で同様の趣味を持つ人が好む」曲を自動的に選出して再生するようなことも。

AI(人工知能)オーディオが居住者が気に入る可能性の高い曲を自動的にインターネットから選出し、おすすめ曲として再生してくれるので、音楽好きの居住者にとっては新しいお気に入り曲を発見することができるでしょう。

消耗品の自動注文

トイレットペーパーのイメージ

最後のメリットは、トイレットペーパー、ティッシュ、洗剤などの消耗品の自動注文ついてです。

AI(人工知能)搭載マンションでは、棚に重量センサーを取り付けることで、その棚に置かれている物の数を把握することができます。ですから、消耗品の置き場はある程度決まっていれば、予め「ティッシュの棚」「洗剤の棚」など各棚に消耗品の種類を登録して、それらの消耗品が減ってタイミングで自動的にAmazonに注文を出すようなことも可能になります。

この自動注文も先ほどの外出先での家電制御と同じように、一度スマホに通知することで居住者に知らせてから居住者が購入を判断するような使い方もできます。

また、自動注文については、冷蔵庫内の食材についても同じことが可能。

冷蔵庫内も、牛乳や卵など毎日利用する食材は冷蔵庫内で置く場所が決まっていますよね。これらの棚にも同じようにセンサーを付けておけば、少なくなってきタイミングで自動注文することが可能でしょう。

なお、棚の重量の状況をスマホアプリで常にみられるようにしておけば、買い物先でも冷蔵庫内の食材の情報を確認することができるので「あれ、牛乳まだあったかな?」「卵は残り何個だったっけ?」などが分かり、不要な買い物を避けることができます。

 

AIマンションのイメージ

今回は、AI(人工知能)搭載マンションの様々なメリットについて説明させて頂きました。

今は当たり前のように電源スイッチを入れたり、リモコン操作をしている家電製品ですが、AI(人工知能)によりそのほとんどが自動化され便利になることが分かりましたよね。

また、AI(人工知能)が搭載されることでマンションの防犯性も今より向上し、より安心して生活が送れるようになることも実感いただけたことでしょう。

そして、AI(人工知能)とAmazonなどのオンラインショッピングを組み合わせることで、消耗品の自動注文も可能になるなど、今より格段に快適な生活が期待できます。

国内でも、インヴァランス社が、米ベンチャーBrain of Things社と共同で芝公園に「LUXUDEAR芝公園」というAI(人工知能)搭載マンションの分譲を開始しており、今回ご紹介した照明やエアコンを居住者の嗜好に合わせて制御することが可能になっています。

このように、AI(人工知能)搭載のマンションは実際に登場しはじめているのです。

ですからAI(人工知能)搭載のマンションに住む未来も、そう遠くはないかもしれませんよね。

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