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ディープラーニング協会認定!AIに関する資格について調べてみた

ディープラーニングのイメージ

AI(人工知能)について便利になると、AI(人工知能)を学んで仕事に生かしたい人や将来はAIエンジニアになりたいという方もいますよね。

このような方におすすめなのが、ディープラーニング協会というAI(人工知能)の有識者らが運営する協会主催の資格試験を通してAI(人工知能)について体系的に理解すること。この協会はG検定とE資格の2つを実施しており、AI(人工知能)について日本で数少ない資格として注目されています。

それでは今回は、このG検定とE資格とは何なのかや、この資格試験を主催しているディープラーニング協会とはどんな団体なのかといった概要から、この合格するにはどのような対策をすればいいのかをお伝えしましょう。

そもそもディープラーニング協会って何

ディープラーニング協会のイメージ

まずは、資格試験を主催しているディープラーニング協会についてお伝えします。

ディープラーニング協会は、2017年に設立された新しい協会で、AI(人工知能)の研究開発で2012年から大きな発展が起きている「ディープラーニング」を中心とした技術を通して日本の産業における競争力を高めていくことが協会の目的としています。

協会がとりわけ重視しているのは人材育成。ディープラーニングについて技術を担う人材だけでなくディープラーニングについてできそうなこととできないことをきちんと理解し事業に活かせる人材を育成することも協会が掲げる課題です。

ディープラーニングは画像認識や音声認識などの分野で力を発揮していますが、AI(人工知能)という大きな枠組みで見ると他の技術を用いたほうが効果的である場合も勿論あります。その時々でより成果を上げるにはどのような技術を選択していくか考え実行していくためにもディープラーニングだけでなくAI(人工知能)という大枠から俯瞰的に捉えていく必要があるのです。

勿論ディープラーニングを用いた技術や製品を社会に浸透させていくには技術だけあればいいわけではありません。

協会側は資格試験を実施し行って一定の知識レベルを担保するだけでなく法制度をどうするのか、プライバシーをどう守るか、倫理面の問題にどう向き合うかといった議論の場を提供していくことも目的意識として掲げています。

これらの目的を達成するためにディープラーニングを重視する企業や有識者らを中心に人材育成や提言といった活動をしているのです。

ディープラーニング協会

ディープラーニングについて俯瞰的な理解が求められるG検定

勉強をするイメージ

それでは次は資格試験についてご紹介しましょう。

ディープラーニング協会が実施している資格試験の1つ目にご紹介するのはG検定です。ここのGはGeneralistの頭文字から取られています。

ディープラーニング協会はGeneralistについて「ディープラーニングの基礎知識を持ちどのように活用するか適切に決め応用していくことのできる人」と定義しています。ですからGeneralistという単語自体元々「広範囲の知識を持つ人」という意味なのでディープラーニングについて広い知識を持ち広く活用できる人材を育成できる可能性のある人材を育成しようとしていると言えるでしょう。

また、この資格には受験資格に制限がないので誰でも挑戦することができます。エンジニアじゃないけどAI(人工知能)の知識を持っていた方が良いという方でも気軽に受験しやすいですよね。

試験の出題範囲についてはディープラーニング協会のサイトで掲示されています。かなりざっくりとした言い方をすると「AI(人工知能)」「機械学習」「ディープラーニング」の3つを軸にして幅広く出題。

具体的な問題の例としてまず挙げられるのは、人物と行動、発言について。レイ・カーツワイル、イーロン・マスク、スティーブン・ホーキングなどの人物が出されその人らが発言した内容や行動について適切なものを選ぶというものや、また、自然言語処理の方法について適切なものを選ばせることで基本的な概念についてきちんと理解しているかも問われています。あまり多くはないですが数式があり指定された手法を使うとどのように変化していくかなど理系に近いような問題も出されています。

以上のようにディープラーニングについて表面的に理解するのではなく、AI(人工知能)という大きな枠組みから特定の分野に偏らず総合的に理解できているかどうかを見ているようです。

実装力と高い数学力が求められるE資格

勉強をするイメージ

ディープラーニング協会が実施しているもう1つの資格がE資格。ここで出てくるEはEngineerの頭文字から取られています。

G検定ではGeneralistを「ディープラーニングについての基礎知識を持ちどのように活用するか適切に決め応用していくことのできる人」と定義し、AI(人工知能)という大きな枠組みから総合的な理解が求められていました。

一方でE資格で求められるのは理論を理解し適切な手法から実装ができること。

G検定では受験条件がなく誰でも受験することができましたが、E資格を受験するにはディープラーニング協会公認の講座を受講する必要があります。

Engineerと銘打っているように出題内容はG検定よりもより実践的なものとなっているようです。

AI(人工知能)関係に強みのあるpythonという言語やその言語にある機能を理解し使いこなせることが前提で、求められる実装のレベルは非常に高くディープラーニングだけでなくAI(人工知能)という大きな枠組みからも出題されます。

また、最新の論文を追っていないと解けない問題やマイナーな問題も出てくるので業界や研究について動向を常にチェックしておく必要があるでしょう。

そして数学や統計についても聞かれるの、でただ実装できるのではなく数学を土台としきちんと理解した上で実装ができるかどうかを問われていると考えておくのが大事です。

試験を攻略するには、勉強法も調べてみた

勉強のイメージ

ここまでディープラーニング協会が主催する2つの資格試験についてご紹介しました。それでは最後に攻略方法についてG検定とE資格のそれぞれでみていきます。

G検定の方は公式テキストと問題集が発売されているので、まずはそれをマスターしていきましょう。この二冊をマスターした後は「AI白書」など協会が提示している参考書を読み進めていくことが必要になります。

G検定についての項目でも言及したように出題範囲が非常に広いので、参考書を繰り返し読みどこを聞かれても答えられるようにするのが理想でしょう。自信がついたら人工知能勉強会の「Study-AI」が公開している模擬テストを受けてみるのも有効な試験対策です。

E資格の方はG検定のような問題集は発売されていませんが、ディープラーニング協会が提供する学習のシラバスを確認して勉強したり、受験前に受講する必要のあるディープラーニング協会認定の講座を復習することが必須でしょう。

また、E資格の項目でも言及したように最新の論文を追っていないと解けないようなものやマイナーなものまで出題されるので日頃からAI(人工知能)の研究開発がどこまで進んでいるか把握しておく必要もあります。

 

AIを使いこなすイメージ

今回は、ディープラーニング協会の概要から、G検定とE資格についてそれぞれの攻略方法までにまとめてお話しました。

まず、G検定で求められるのはAI(人工知能)という大きな枠組みを基に幅広い分野から体系的に理解していることで、協会指定の参考書などを通して満遍なく学習していく必要がありますし、E資格では実装できるだけでなく数学や統計についてきちんと理解していることが求められ、常に最新動向を追っていくのが大事でしょう。

G検定もE資格も決して平坦な道のりではないですが、これらの資格試験を通してAI(人工知能)について正しく理解できるのは良いですよね。そして、業務でAI(人工知能)を使ったり、AI(人工知能)の実装に関わっていき、これからの未来を作っていける人になりましょう。

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