AI(人工知能)ニュース

海外でもAIの話題は熱い!韓国の開発はここがすごい!

海外でもAIの話題は熱い!韓国の開発はここがすごい!

最近、TVのニュースや新聞などでAI(人工知能)の話題が多く取り上げられていますよね。もう、AI(人工知能)の話題を耳にしない日のほうが珍しいのではないでしょうか。

AI(人工知能)は、日本だけでなく海外でも同様に、大きな注目を浴びています!世界的に国や大企業の多くがAI(人工知能)の研究・開発に取り組んでおりますが、その中で今注目されているのがサムスンなど大手の電子機器メーカーが多くある韓国なのです。では、今韓国ではどんな取り組みが行われているのでしょうか?

そこで今回は海外の中でもお隣の国、韓国でのAI(人工知能)開発について、いったいどんな分野でどのような研究が進んでいるのか、ご紹介していきます!

韓国のAI(人工知能)導入に対する取り組み

工業のイメージ

現在、世界各国でAI(人工知能)が導入され、日本や韓国でも研究・開発が行われています。当初、AI(人工知能)を韓国で導入するにあたり、様々な障害がありましたが、そのなかでも一番大きな障害となったのは言語です。AI(人工知能)に関する資料の多くは英語を用いて作られています。それを韓国語に適応させるにはかなり長い時間がかかり、開発は出遅れてしまいました。

しかし、直近のAI(人工知能)に関連する特許は、アメリカ、日本に次いで、韓国は第3位と目覚ましい進歩を遂げています!韓国の大手証券会社が、AI(人工知能)の開発プロジェクトに5,000億ウォンを投じるなど、最近の韓国ではAI(人工知能)の研究・開発がとても『熱い』と言えますよね!

韓国の大手電子企業・サムスンがAI(人工知能)研究を本格化!

サムスンのイメージ

韓国の大手電子企業サムスンが、2018年5月に、イギリス・ケンブリッジ、カナダ・トロント、ロシア・モスクワにAI(人工知能)研究センターを新設しました!これは、AI(人工知能)に関する優秀な人材及び技術の確保を目的としています。

もともと、韓国は自国とアメリカにAI(人工知能)研究センターを持っていましたが、今回の新設により、韓国は5か所でAI(人工知能)研究センターを運営することとなりました。韓国国内では、海外進出に賛同する声もある一方で、国内の雇用拡大を求める声もあがっています。

自国の利益をとるか、事業をグローバルに展開していくか、難しいところではありますよね。いずれにせよ、韓国におけるAI(人工知能)の研究・開発が本格化することは間違いなく、今後の動向に要注目ですよね!

創薬AI(人工知能)の開発:韓国・SKグループ

薬のイメージ

新しい薬を開発するには、膨大な時間とコストが必要となります。そのため、時間とコストの削減は、製薬会社にとって永遠の課題と言えるでしょう。それをAI(人工知能)でなんとかしようと、韓国の財閥、SKグループの製薬会社が薬物設計システムの開発に乗り出しました!

このシステムは、新薬の候補である物質の効き目や副作用のデータをAI(人工知能)が分析し、新薬がどんな性質を持つか予測するものです。もしこのシステムが完成すれば、新薬開発にかかる時間とコストが約25%も減らせる試算となっています!韓国では、新薬の開発に平均10数年の時間と1000億円以上のコストがかかるとされていますが、それを25%も削減できるなんて夢のようですよね。今後に期待です!

自然災害におけるAI(人工知能)予測

海のイメージ

海上では、温かく湿った空気が海面によって冷やされ、大規模な濃霧が発生します。これは『海霧』と呼ばれ、船の視界を遮るだけでなく、農作物が冷害の被害を受ける、港周辺の交通網が乱されるなど、陸上にも大きな被害がおよびます。韓国は、そんな海霧に悩まされ続けてきました。

そこで、韓国の海洋水産部・国立海洋調査院がAI(人工知能)を用いた『海霧予測システム』を開発しました!これにより、海霧が発生するかどうかを予測することができ、現在は試験運転中です。また、先日我が国でも甚大な被害を及ぼした地震に関して、地震による建物の倒壊などの二次被害を防ぐ技術も、AI(人工知能)を用いて研究が進められています。

韓国の大学が開発!AI(人工知能)搭載のぐにゃぐにゃキーボード

キーボードのイメージ

韓国の3つの大学が共同で開発した「ぐにゃぐにゃキーボード」が話題になっています!これはAI(人工知能)と、非常に軽くそして強いカーボンナノチューブを組み合わせて作られたキーボードで、ぐにゃぐにゃにしても壊れません。

また、このキーボードは大量生産可能になれば、1ドルほどで購入できるようになるそうです。そして、なんとこのキーボードには数字もアルファベットも書いていません!キーボードを押したときの圧や、どんな言葉が使用されるかをAI(人工知能)が学習、予測することで文字をタイプする仕組みになっています。

AI(人工知能)搭載で持ち運びやすくて壊れにくく、さらに安いなんてまさに魔法のキーボードですよね。普及するのが楽しみです!

ここまで、韓国のAI(人工知能)に関する話題について紹介しました。韓国はAI(人工知能)の研究・開発のスタートこそ出遅れましたが、潤沢な資金に後押しされたAI(人工知能)技術の目覚ましい進歩により、世界有数のAI(人工知能)先進国となりました。

最近では、新薬の開発や自然災害の予測、新しいキーボードの開発など、AI(人工知能)を用いた幅広い分野での研究・開発が、韓国国内のみならずアメリカやカナダ、ロシアにある韓国の研究機関において進められています。AI(人工知能)は今まで不可能であった様々な事柄を可能にする、革新的な技術となるかもしれません。

今後、世界各国で、生活に役立つ新しい製品やシステムが開発され続けるでしょう。その中で、韓国もかなり速いスピードで研究・開発が進められています。韓国のAI(人工知能)技術の更なる進歩に注目していきましょう!

参照元 アジアにおける機械学習:韓国におけるAI導入の取り組み
韓国を世界のAI研究の拠点に!サムスンが本格始動
韓国財閥・SKグループが創薬AI開発に着手...時間&コストの大幅削減が目的
韓国で進む自然災害のAI予測、政府も開発に6億円投じる
韓国の大学が開発した、AI搭載のぐにゃぐにゃキーボードってどんな打ち心地だろう?

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