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AI(人工知能)管理が進み第四次産業革命となるか!近未来を考察!

新たな世界が訪れるイメージ

AI(人工知能)はここ数年で本当に身近なものになりましたよね。スマートフォン、カーナビをはじめ、最近ではロボットが店先で接客するようになりました。

様々なモノがインターネットにつながり、それを「AI(人工知能)」が制御するようになりつつある、そうまさに今こそが第四次産業革命の真っ只中にあるのです。目的地を入力すれば車が自動で連れて行ってくれる、一家に一台お手伝いロボットがいる、など第四次産業革命がもたらす生活の変化にワクワクしてきますよね。

ですが生活が便利になれば、課題も自ずと出てくるでしょう。そこで今回は良い面悪い面含めてどのような未来が待っているのか、第四次産業革命による日本の未来を考えてみましょう。

様々なモノがインターネットに繋がり、AI(人工知能)が制御する第四次産業革命

ものとインターネットが繋がるイメージ
第四次産業革命について話をする前に、これまでの産業革命についてお話します。

蒸気や水力による動力を使った工場の機械化を第一次産業革命といいます。化学、電気、石油、鉄鋼を使って大量生産を可能にしたのが第二次産業革命、コンピューターの登場によりあらゆる作業の自動化が進んだ第三次産業革命がありました。

そして第四次産業革命では色んなモノがインターネットに繋がり、人の代わりにAI(人工知能)が制御できるようになると言われています。これが現実になれば人が関与することなく、工場内の機械同士が会話をしてより効率的な仕事をするようになったり、従業員のストレス状況や体調といった膨大なデータを保管し、AI(人工知能)が適切な判断を下すといったことも可能になります。

AI(人工知能)が様々なモノを管理することによって作業の大幅な効率化が期待されるでしょう。これが浸透すれば第四次産業革命といえます。

労働者不足や危険作業をAI(人工知能)が補い、人間は人にしかできない仕事に集中できる

人間が幸せに過ごしているイメージ
AI(人工知能)がモノを管理すると聞くと、なんだか少し怖い気もしますよね。ですが、少子高齢化をはじめとしてさまざまな問題を抱える日本にとっては、第四次産業革命が追い風であることは間違いないでしょう。

第四次産業革命は、様々な問題を解決する可能性を含んでいます。まずひとつに人口減少に伴う労働者不足問題。2030年には日本の三人に一人が65歳以上になる時代がきます。AI(人工知能)に仕事を代替されるという意見もよく耳にしますが、おそらくAI(人工知能)管理による仕事が増えても労働者は足りない時代がやってきます。

未来の世界でもAI(人工知能)によってできることには限界があり、人にしかできない仕事もあるでしょう。AI(人工知能)による管理で効率化できる仕事はどんどん任せ、人にしか出来ない仕事を進めていくことで世の中はより良くなると思いませんか?特に危険な現場や薬品などを使う仕事ではロボットをAI(人工知能)管理で操作できれば大活躍するでしょう。

仕事以外では、車同士が自動で情報共有ができれば渋滞は緩和されるでしょうし、VRやプロジェクターを使って自分の部屋から世界中をリアルタイムで旅行することもできるかもしれません。生活が豊かになる要素は大いにあるでしょう。

情報漏洩リスク増大や人間関係の希薄化を招く可能性がある

情報漏洩が怖いイメージ
では逆にどのようなデメリットが生まれるでしょうか。ひとつはセキュリティ面での問題が考えられます。

AI(人工知能)による管理が進めば、個人情報やプライバシーを全て預けることになるでしょう。ハッキングや、システム不具合などが起きたときのことを考えると、情報漏えいの連鎖が起きる危険性を無視できません

ある映画の中でもあったように、ハッキングで人工衛星を民家に落とすなんてことにならないためにも今以上のセキュリティの強化が必要になってきそうです。

また、SNSが今以上に発展すればインターネット上でのコミュニケーションばかりが発達し、ダイレクトなコミュニケーションが極端に少なくなり人同士の繋がりが希薄になるかもしれません。

在宅での仕事が増えたり離れた場所でもコミュニケーションが便利になる一方で、こういった問題は解決が難しいでしょう。ただ、VRの(仮想現実)技術とAI(人工知能)の進歩によって将来的に現実と仮想現実の違いがわからなくなるという予測もありますので、インターネット上でのコミュニケーション活発化がもたらす影響については、未来が誰にもわからないように、何とも言えません。

レジ無しコンビニなどをはじめとして日常生活が大きく変わる

新たな世界のイメージ
第四次産業革命は日常生活を大きく変えるでしょう。

先日Amazonがレジ無しコンビニを米国に開店しました。商品をそのまま店外に持ち出すと自動でamazonのアカウントで決済されるという最先端のコンビニです。

このようなサービスが増えれば店側も最低限の人員で営業ができますし、消費者も時短になり財布を持ち歩かずに買い物ができるようになります。

これまで、第四次産業革命によって実現する未来についていくつかお話ししてきましたが、読者の皆さんにも、こんなサービスが実現したらいいな!というそれぞれの思いがありますよね。

個人的に実現してほしいことは宅配便の自動化です。車の自動化が進んだ前提の話になりますが、実現すれば再配達等による時間ロスが無くなるなど、業務効率の改善に繋がるでしょう。また送料の値下げ、気軽な再配達の依頼が可能になれば個人的にはとても助かります。

AI(人工知能)が様々なモノを管理するこれからの社会で、みなさんの思い描く未来が実現することを期待しましょう。

さて、今回は第四次産業革命の先にある未来について考え、お伝えしてきました。

  • AI(人工知能)が様々なモノを管理することで大幅な効率化が見込める。
  • 危険な仕事はAI(人工知能)に任せ、人間は人にしかできない仕事に集中できるようになる
  • 様々なモノがインターネットに繋がりハッキング等による情報漏えいが甚大になる恐れがある。
  • レジのないコンビニなどをはじめとして日常生活が大きく変わっていく

など良い面、悪い面をそれぞれイメージできましたよね。

モノがインターネットでつながり、それをAI(人工知能)が管理することにより効率化が進む第四次産業革命。

AI管理が進めばストレスや体調をAI(人工知能)が分析することで健康促進、自殺防止等にも寄与するでしょう。作業的なこと、特に危険なことはAI(人工知能)の管理下で行い、クリエイティブな仕事は人間がすることで良いバランスがとれるようになります。

その反面、セキュリティ等を一層強化する必要があるなど、様々な課題が出てくることは間違いありません。

新たな技術には課題が付きものですが、決して悪いことではなくこれまでの人間の進化と同じ道を辿っているのでしょう。意見は様々ありますが、この第四次産業革命における恩恵を有難く受けつつ、柔軟に取り入れていくことがよりよい未来をもたらすと言えるでしょう。

参照元 IoT×AIで加速する「第四次産業革命」の構造的な影響力とは
第4次産業革命って何?これから日本は何が変わっていくの?
いまさら訊けない!第4次産業革命っていったい何?


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