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AI(人工知能)(人工知能)とVRの掛け合わせで変わる驚きの未来とは!

AI(人工知能)(人工知能)とVRの掛け合わせで変わる驚きの未来とは!

アニメや映画の中で描かれてきた「仮想現実」は、今や私たちにとって身近なものになってきています。例えばyoutuberの中でもVR技術を活用した「VTuber(ブイチューバ―)」と呼ばれる人たちは、テレビ出演を果たすほど人気があります。

ちなみにVTuberとは「バーチャルyoutuber」の略語で、YouTuberとして動画配信・投稿を行うコンピュータグラフィックスのキャラクターのことです。きっと、みなさんもどこかで一度は目にしたことがありますよね。

このVTuberの例からもわかるように、AI(人工知能)やVRなど、私たちにとって格段に身近になりつつあるテクノロジーを掛け合わせて活用していくことで、また一つ先の新しい未来が開けてくるかもしれません。実際、テクノロジー雑誌である「WIRED(ワイアード)」の創刊編集長・ケヴィン・ケリー氏らは、「VR元年」と呼ばれた2016年にAI(人工知能)とVRのブームは「必ず来る未来」であると述べていました。

新しい技術も徐々に低コストで使いやすいものになってきている現在、エンターテインメントの分野だけでなく、私たちの生活に関わる意外な分野にも登場してくることでしょう。

そこで今回は、AI(人工知能)とVRという技術を掛け合わせて活用することによって新しく見えてくる世界をご紹介していきます。

AI(人工知能)やVRってどんな技術?

VRのイメージ

どちらの技術も名前はよく聞くけど実際にはよく知らない、という方は少なくないですよね。まずはこれらの技術について、説明していきます。

まず「AI(人工知能)」とは、人間同様の知能を、コンピュータを用いて人工的に作る技術のことを指しています。AI(人工知能)は自然言語処理(人間が普段使っている言葉を処理する技術)、音声認識、画像認識、ディープラーニング(脳の神経ネットワークを単純化してコンピュータのプログラム上で再現した技術)など様々な技術を含んでおり、様々なデータを蓄積して予測や対応を行ってくれるので、人々の生活を細やかにサポートしてくれることでしょう。
次に「VR(仮想現実)」とは、CG(コンピュータグラフィックス)を用いて仮想的に作られた環境の中で、人間をあたかも現実のように没入させ、感じさせることができる技術です。また、この他にも「AR(拡張現実)」と呼ばれる技術もあり、身近なところでは「ポケモンGO」でも活用されています。

この二つの技術を活用することで、「現実」ではできなかったさまざまなことができるようになり、より便利で楽しい世の中になることが期待できそうですよね。

では、このAI(人工知能)とVRという技術の掛け合わせが進んでいけば、実際に私たちの生活のどのようなところで影響が出てくるのでしょうか。そんな疑問について次で説明します。

AI(人工知能)とVRで実際にどんなことができるようになるのか?

では、AI(人工知能)とVRがかけ合わされた場合に想定される活用法を挙げていきましょう。

衣服もメイクもなんでもお試しできる

メイクのイメージ
洋服屋さんにいけばそこにある服を試着できるけれど、ネット通販だと試着できなくて似合うかどうかわからない、または新しく髪形を変えてみたいけど、どんな感じになるんだろうなんて思ったこと、ありますよね。この悩みを、AI(人工知能)とVRが解決してくれるかもしれません。

例えばパーフェクト株式会社の「YouCamメイク」というアプリケーションは、自分の顔写真を取り込みアプリ上でメイクすることができるんです。AI(人工知能)が人の顔を認識し、VRでメイクを認識した顔に載せるというシステムで、メイクだけでなく髪形や二重まぶた、アクセサリーなども調整することができるので、イメチェンなどにもってこいです。他にも、すっぴんで映ってしまった写真にメイクを施す機能までついています!

この技術を活用すれば、着せ替え人形のように自分のVRモデルに服を試着させることも可能になりそうです。「失敗したら怖いな…」という通販での洋服のショッピングも、将来的には実店舗なしが当たり前の時代が来るかもしれません。さらに進めば、AI(人工知能)が「これなんか似合うと思いますよ」と、ショップ店員のように服やメイクをおすすめしてくれそうですよね。

仕事も会議も自宅にいながらできる

在宅勤務のイメージ
今日は天気が悪いし外には出たくない…というときでも、仕事をしているとそういうわけにもいきませんよね。ですが、AI(人工知能)やVRが一般化すれば、会社に行かなくても仕事ができるようになるかもしれません。

現在でもテレビ通話による遠隔地での会議参加は行われていますが、画面越しではなくVR(拡張現実)の中で直接会って会議を行うことができます。またAI(人工知能)を活用することで「メールを送る」「会議を行う」などの指示や連絡をAI(人工知能)に任せることもできるため、一人ひとりにまるで秘書が付いているような状況になる可能性もありそうです。

拡張現実が一般化していくことで、場所などの現実的問題にとらわれずに、「どこでも」「いつでも」自由に仕事をできるようになりそうですよね。

授業や勉強に活用できる

授業のイメージ
学校で習う算数には、プールの水の体積を計算したり、走る人間のスピードの差を考えたりなど、その状況がイメージしにくいという問題がありますよね。そんなとき、AI(人工知能)やVRを使って授業をすれば、分かりやすく生徒に教えることができるかもしれません。

理科でも人体のしくみや元素などの問題など、目に見えないためにイメージしにくくて理解が難しいということもあるでしょう。そんなとき、VRで実際の様子を再現してみたり、それをAI(人工知能)に「ここってどうなってるの?」と質問してみたりすることで、子どもたちの勉強をサポートすることができるのではないでしょうか。

分かりやすい授業を行うことは教育現場の先生にとっても、教えられる子どもたちにとっても楽しい学校生活の一つの要素となります。最近では教師の業務過多も問題視されていますし、こういった技術が使いやすくなって、業務量の改善にもつながると良いですよね。

今回は、AI(人工知能)とVRという二つの技術を掛け合わせて活用した場合の未来について、お伝えしました。

AI(人工知能)もVRも、登場当時と比べてとても安価に手の届きやすい価格になっています。しかしその一方で、まだ使いにくさや技術の複雑さもあり、一般的に普及しているとは言いにくい状況です。現在は専門技術を持っている一部の人が活用して娯楽やエンターテインメントといった分野で使われることが多いですが、今後はビジネスや私生活などの幅広い分野で活用していければよいですよね。

「こうなったら便利だな」と思うことが実現するのも、そう遠くないかもしれません。また新たに技術革新が起こり、新しい活用法が現れることを期待していきましょう。

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