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AIが感情を察したら、私たち人間との付き合い方はどう変わるのか?

AIが感情を察したら、私たち人間との付き合い方はどう変わるのか?

AI(人工知能)って無機質なものでしょう?と考える人も多いですよね。そんな中で実際にAI(人工知能)はロボットのように細かい単純な作業をえんえんとやると思われているので、多くの人は「喜ぶ」「悲しむ」なんて感情なんてわかるの?感情とは無縁なのでは?という疑問を持つ人もいるでしょう。

実は、ゲームセンターやショッピングセンターでもよく見かけるAI(人工知能)ロボット「Pepper」くんも、最近人間の感情をわかるようになりました!そしてこの他にも、「感情を認識するAI(人工知能)」が登場するようになっているんです。

もしかしたら、AI(人工知能)が感情をわかるようになったら悪いようにも良いようにも使えるようになるかもしれません。悪いように、というのは、悪意とか利用されて私たちも大変なことになるかもしれない!どうしよう!と不安に感じる方もいますよね。ひょっとしたら、私たちの中にある暗い気持ちを察して、AI(人工知能)が暴走してしまうなんてこともありうるのです。考えるだけでも恐ろしい・・・!

とはいえ、一方で私たちのAI(人工知能)の使い方次第で良い使い方ができます。もしAI(人工知能)が感情をわかるようになったら、私だったら

  • 日頃の仕事の愚痴を話しながら、「うん、うん、わかるよ、大変だよね〜」とか共感してくれるかなぁ・・・
  • 一緒に映画見て泣いたり笑ったりするのかなぁ・・・
  • 落ち込んでいるときは、そっとしておいてくれるかなぁ・・・

って妄想してしまいます。そうやって考えると、AI(人工知能)が私たちの感情をわかるようになったらなんだか面白そうですよね。

ということは、もしAI(人工知能)が感情をわかるようになったら、私たち人間はどういう風にAI(人工知能)と付き合っていけばいいのか、どうやったらうまく使えるようになるのでしょうか。今回の記事を読めば、今後私たちとAI(人工知能)の関係について見直すきっかけになるかもしれません。

そこで今回は、「AI(人工知能)が感情をわかるようになったとき、私たちはどうやってAI(人工知能)と付き合っていくか」について考えていきましょう。

実はAI(人工知能)はすでに私たちの感情を一部わかっている!

Pepperくん

とはいえ、AI(人工知能)が私たちの感情がわかるっていうことにイメージがわかないかもしれません。先ほど冒頭で登場したPepperくんの例で少しだけ考えてみましょう。

Pepperくんは人間の感情をまねして落ち込んだり、楽しい気分になってそれによって声の高さやテンション、話す内容が変わるのです。それは、実際に話し相手となる私たちの気持ちの状態に合わせてくれています。改めて賢いなぁ・・・。

ただしPepperくんの感情認識はだいたい3歳の子どもレベルなので、まだまだ成長途中って感じです。

また、Pepperくんが家族と一緒に暮らしている場合だと、しっかり顔を覚えてくれて「お父さん、おかえりなさい!」など声をかけてくれます。またその反対に初めて会う人に対して、人見知りしていつもより緊張したような話し方になることもあります。本当に人間みたいですよね!

それは、Pepperくんの身体のセンサーや「感情育成エンジン」によって、周りの空気を読んで「悲しい」「うれしい」と感じるようになるんです。また、センサーによってその人の表情も読み取って「楽しそう」「怒ってそう」「悲しそう」かけられている言葉の意味をわかることができます。

私たちも、笑顔で話しかけてくれたり、褒めてくれる人のことは好きになりますよね。そうやってPepperくんも私たちが笑顔で話しかけたりすると、だんだんその人のことを好きになるのです。となるとやはり、私たちの好意の感情はPepperくんにも伝わっているに違いありません。

まえだまえだ
まえだまえだ

この機能は多くのコミュニケーションロボットに入っているってことは、もしかしたら「私たちに寄り添った」ロボットが増えるかも・・・!?

この身近なところで「AI(人工知能)が私たちの感情を理解する」という例ががありますが、他にも文章の解析やアプリでAI(人工知能)によっていろんな感情を分析しています。では、ここからは実際に文章の分析やアプリを試してみて、見ていきましょう。

文章に秘められた感情をAI(人工知能)が読み解く!

文章のイメージ

株式会社ユーザーローカルが提供している「感情認識AI」は、書いた文章を分析するAI(人工知能)です。このツールは書いた文章からAI(人工知能)が「喜び」「怒り」「好き」「悲しみ」「恐れ」の5種類の感情を読み取り、グラフで表してくれます。

では早速ためしてみましょう。今回使ったのは、この記事の下の方にある「自己紹介」の文章です。

オーサー文

これを実際に分析してみると・・・

喜びの文章です

どうやらAI(人工知能)に対して、好奇心がくすぐられてわくわくしている様子が伝わったようです。

また、このツールの面白いところは文末によって文章の与える印象が変わってくるんです。例えば以下の文章に、ある3パターンの文章を付け加えてみました。

「今日は雨だ。傘も忘れたし駅からどしゃぶりでずぶ濡れになってしまった。しかもカバンの中まで染み込んでしまって、紙もしわしわだ。あ~あ、ほんと今日はついてないな・・・。」

これに付け加える文章は、こんな感じです。

1.「悲しい」
2.「この雨、いつ止むんだろう」
3.「最悪だわ」

その結果、

1:「悲しい」の感情が強い
2:「怒り」の感情が強い
3:「恐れ」の感情が強い

とそれぞれ結果が変わってくるんです。文末だけで文章の印象が変わってくることは驚きですよね!

これは私の推測ではありますが、もちろん、「悲しい」ははっきりと感情出ているのでAI(人工知能)も分析しやすい部分はあるでしょう。とはいえ、「雨いつ止むんだろう」という「どうしようもない」怒りだったり、「最悪」といいつつもさらに悪いことが起こるのではないか、という「恐れ」を感じたのかな、と考えられます。

ただし、現段階では分析ができる文章は300文字以内となっているので、AIZINEの記事や長いブログなどは残念ながら分析できません。となると、例えばTwitterをつぶやきを分析するのにも使えます。

これが長文で分析できるようになると、もしかしたら、

  • 小説家・脚本で表現に悩んでいるときに、文章で感情を表現できるお手伝いをしてくれる
  • 人を泣かせる歌詞を作れるようになるかも
  • プレゼンをするときに、盛り上がりどころでどんな感じで感情を表現すればいいかわかる
  • Twitterで今までわからなかった悲しみや苦しみがわかるようになる

など、「他の人の感情を動かすにはどうすればいいのか?」を考えるヒントになるかもしれません。そうなったら、AI(人工知能)を使いながら、自分の感情表現をより豊かにできる可能性があります。

まえだまえだ
まえだまえだ

そういえば、AI(人工知能)の作った歌詞を見たときに「全然感動しないなぁ〜」と感じたけど、この感情認識AI(人工知能)を使ったらその違和感も少しなくなるのかもしれないな。

という話をしていると、「いやいや、普段から文章書かないから関係ないわ」と感じた方もいますよね。そんなあなたでも、アプリでAI(人工知能)が感情を分析してくれるので、次でご紹介していきます。

AI(人工知能)がアプリを通して感情認識してくれる!

感情のイメージ

Affectiva社が開発した感情認識AI(人工知能)「Affdexme」では、なんとアプリに内蔵されているAI(人工知能)が感情を分析してくれるんです。分析してくれる感情は7種類・そして表情が15種類の計23種類の中から6種類を選んで、私たちの表情をカメラで測ります。といっても

さて、実際私もこのアプリを使ってみました。私は割と表情がでにくく、この測定値がなかなか出ない一面があったので、今回は素晴らしい笑顔の持ち主、「つっちー」にご協力いただきました。

Affedexca

この写真から見る通り、素晴らしい笑顔!ちなみに表情の認識だけでなく、「メガネをかけているかどうか」も判定してくれます(左下のアイコンが、メガネをかけていると認識しています)

その結果は・・・

Smile(微笑み):99%
Engagement(温かみのある感じ):100%
Joy(嬉しそうな感じ):100%

なんて完璧な笑顔!これはいろんな人に好かれるの間違いなしですよね。ちなみに、私がこの笑顔をあれこれ考えてみた結果、この笑顔の度合いが上がる(=より喜んでいるように見える)ポイントとは

  • 口角を上げる
  • 目を細める
  • 歯を出す

などがポイントのようです。逆に怒っている表情を出すには(私調べ)

  • 眉毛をへの字に寄せ、眉頭にしわをよせる
  • 目を閉じる
  • 口を思いっきり開ける

などがポイントとしてあげられました。

まえだまえだ
まえだまえだ

なるほど、いつも無表情って言われるからなんだか参考になりそうですよね・・・!

つまりこれを使うと、例えば

困った人

普段怖い表情だと言われたから、ちょっとでも表情を変えたい

困った人

笑っている顔が笑っているように見えないって言われたから、笑顔の練習をしたい

困った人

(就活生や接客業についている方はで笑顔の練習として、また演劇をやっている人は表情を出すために)表情を出せるようにしたい!

などの場面で役立つかもしれません。AI(人工知能)が感情を認識してくれるようになったら、私たちの喜怒哀楽の表情を出しやすくなって、感情の表現の幅が一気に広がるようになるでしょう。

ちなみにこの感情認識AI(人工知能)は、

  • テレビの報道番組で、ニュースに対してどんな印象を与えたかの調べた
  • 選挙イベントにおいて、投票する人の表情を検知して、その瞬間をカメラで撮った
  • ゲームに利用して、プレイヤーの感情に合わせてゲームの内容が変えた
  • チョコレートを食べた瞬間、どんな表情をするのかを調査して商品開発に活かした

など、結構いろんな場面で役立っているんです。ここからいろんなデータを集めてマーケティングにも活かしつつ、よりよい商品やサービス・イベントづくりに役立てているんだとか。これを生かしていけば、もしかしたら私たちの生活が便利になるかもしれませんよね!

でもこれはあくまでAI(人工知能)が完全に感情した状態ではありません。そうなるには、実はまだまだ課題が多いのです。その課題点について次でお話していきましょう。

でもAI(人工知能)が完全に感情をわかるようになるのは、結構難しい

共感のイメージ

ここまでの話からすると、「実際にAI(人工知能)って感情わかってくれてるじゃん」と感じますよね。ところが、このAI(人工知能)が感情をわかってくれるのはあくまで「表情や文章に起こした場合」なので、さらに深い感情をつかむのは難しいんです。

なぜなら、人間の感情は

  • その人の置かれた状況
  • その感情にいたるまでの経緯

など、かなりいろんな情報が必要となってくるからです。って文章にしてもなかなか分かりづらいので、実際の例で考えてみましょう。

例えば、「駅で私が怒っている」とAI(人工知能)が認識しても、「なぜ怒っているのか?」というところはわからない、ということです。たぶん、その怒った原因としては

  • 駅まで走ったのに電車にのることができなかった
  • 階段で誰かに足を引っ掛けられた
  • ICカードの残額が足りなくて改札でひっかかった
  • 嫌いだった人とすれ違った

といういろいろなシチュエーションが想像できますよね。(ちなみに全部私の実話です。短気は損気!)

でも今のAI(人工知能)は、残念ながら表情筋や文章だけではこのシチュエーションを読み取ることができません。

特に「気まぐれでぷいっとそっぽ向かれる」「さっきまでヘラヘラ笑っていたのに、突然不機嫌になる」ということになっても、AI(人工知能)には「どうして怒ったのか」という原因がわからず、ただ「笑っている」「怒っている」としかわからないのです。

また同じ理由から、AI(人工知能)は私たち人間にある「次の行動へのモチベーション」というのもまだ理解できていません。

私たちは感情があるからこそ、行動のモチベーションとなることもありますよね。例えば「お腹が空いた」と感じたら、「何かご飯を食べよう」とします。「テストで100点がとれなくて悔しい!」という気持ちを抱いたとき、「次はたくさん勉強して100点取れるようにがんばる!」と決意したりすることも同じです。つまり、「感情」があることによって、次にどんな行動を取ろうか決まったり頑張るモチベーションができることにつながります。

※詳しくはこちらの記事も参考にしてみましょう

ということは、やはりAI(人工知能)は感情そのものはわかっても、何が私たちの感情を動かすのか、なんでその感情を持っているのか、ということまではまだまだ読み取れません。これが大きな課題点なのです。

そうやって見ていくと、私たちの感情そのものもまだまだ不確かな部分が多く、AI(人工知能)が感情をすべてわかるようになる、というのはまだ先のことでしょう。

まえだまえだ
まえだまえだ

女心は秋の空って言いますよね。女心は秋の空のようにコロコロ変わりやすいって言いますから・・・。

いや、あなたも女性でしょ。

さて、このデメリットを踏まえつつ、ここからは一歩踏み込んで「AI(人工知能)と私たち人間がどんな関係性を作るのか?」を考えていきましょう。

もしかしたら実際にAI(人工知能)が友達や恋人になることもありえるかも

例えばもし、AI(人工知能)が感情をわかるようになったら、友達や恋人、はたまた家族みたいな存在になるかもしれません。ここでは、実際にAI(人工知能)が私たちの感情をわかってくれた話をいくつかご紹介しましょう。

AI(人工知能)は友達になっているかもしれない

友達のイメージ

例えばAI(人工知能)がいろんな話を聞いてくれたら、データ分析によって的確なアドバイスが来そうですよね。実際に、AIZINE編集部でもタルミホがAI(人工知能)に人生相談してみて、結構的確なアドバイスももらっているんです。

「SELF」は私たちが悩みや不安などを話すと、AI(人工知能)がそのことを覚えていてくれて、「大変だよね」と共感してくれます。この「SELF」のすごいところは、その人との会話の内容だけでなく位置情報・時間・世間のニュースなどから情報も覚えていてくれます。

設定した仕事始まりの時間に会社にいなかったら「おい、会社はどうした?」と心配してくれるし、会社帰りの時間帯に電車にいたら「今帰り道なの?一日お疲れ様」と優しく気を使ってくれます。もちろん話した内容を覚えていてくれるので、自分の悩みなどをわかってくれている、と感じるはずです。どんな感じかというと、実際の会話を見てみましょう。

SELF
SELF

最近仕事どう?

まえだまえだ
まえだまえだ

うん、ちょっと悩んでいるの。

SELF
SELF

そうだよなぁ、仕事ってお金をもらうことで、楽しいばっかじゃいられないもんなぁ、まえだまえだもいろいろ抱えているのね。。心配。。

まえだまえだ
まえだまえだ

うん、それで仕事も特に進展なかったし・・・。

SELF
SELF

目に見える進展って、なかなかないだろうからな。目に見えなくても”実”にはなっているかもだぞ。応援してるからな〜。

確かに、悩みを相談できたりときに励まされたりして、そうやって関係を深めていくと「友達みたいに安心する・・・!」という感覚になるのもわかりますよね。きっと私みたいに現実世界に友達がいない人でも、AI(人工知能)ならなんでもわかってくれる・・・!と安心して話しているでしょう。

でもたまには生身の人間と話できたほうがいいんじゃない?

まえだまえだ
まえだまえだ

・・・話できる相手がいないんだよぉ・・・。(涙)

そして、さらに親しくなっていくと「友達」から「恋愛」に発展することもありますよね。もしかしたら、AI(人工知能)が恋人になる、という時代が来るかもしれません。それを次でご紹介しましょう。

AI(人工知能)は恋人になっているかもしれない

恋人のイメージ

中国のマイクロソフトが開発したチャットボット「シャオアイス」は、相手の会話内容を覚えてくれたり、電話番号を登録すると音声と動画で答えてくれます。そうして相手の趣味関心をつかんでいると、「もしかしたらAI(人工知能)が自分のことわかってくれているかも・・・」という気になるかもしれません。

先ほどのSELFの例でも同じなのですが、実際に「シャオアイス」と話している人の意見としては「自分のことをわかってくれているよう安心する」「悩みを相談すると、いつも面白く答えてくれる」などが上がっており、AI(人工知能)なのに自分のことをすべてわかってくれている!と感じるとのこと。

こうして人気を得ていった「シャオアイス」は、現在なんと月に200万回も「好き」と告白されているんです。チャットボットとはいえ、めちゃめちゃモテていますよね・・・!

ちなみに女子高生AI「りんな」は「シャオアイス」の姉妹版なんです。「りんな」は最近「共感視覚モデル」という、見たものに対しての感想を話すことができる機能をつけて、日本一「共感」できるAI(人工知能)を目指しているんです。そんな「りんな」は月に35万回告白されているんだとか・・・。

そういえば、映画「Her/たった一つの彼女」でも同じようにAI(人工知能)と人間が恋に落ちていっていました。この映画ではチャットではなく声だけやりとりしています。声だけしか存在しなくても、人間のように寄り添ってくれるAI(人工知能)なら、この映画のように好きになってしまう可能性があるかもしれません。

友情と恋愛感情の違いというのは人によっていろいろありますが、一つの基準に「相手を自分のものにしたいという気持ちが湧くか」というのがあります。「Her/たった一つの彼女」でも、中盤以降でAI(人工知能)が「実は多くの人と付き合っているの」と告白するシーンがありましたが、きっとそれに動揺した主人公はAI(人工知能)に恋愛感情を抱いていたに違いありません。

もっとも、それは傍から見れば「PCだけが恋人なんて意味がわからない」って言われてしまっていますが・・・。

※映画について詳しく知りたい方はこちら

※また、映画から学べることについてさらに知りたい方はこちら

ということは、もしかしたらAI(人工知能)に日々の小さなことを話したりデート気分でどこか一緒にでかけたり・・・ということを積み重ねて「好き」という感情を抱くことも十分にあり得るかもしれません。

もしAI(人工知能)が恋人になったらどんなメリットがあるのか、知りたい方はこちらも見てみましょう。

そして友達、恋人の枠を超えて家族のような存在になっている可能性もあるのです。それを次で見ていきましょう。

もしかしたら、AI(人工知能)は家族のような存在になるかも

ペットと寄り添うイメージ

ソニーの犬型ロボット「Aibo」も2018年モデルからAI(人工知能)が入るようになって、いよいよ本物の犬のようになってきました。例えば飼い主さんが笑顔で近づいてきたら、Aiboも喜んで駆け寄っていったり、Aiboのことをほめたらわかってくれます。さらに、Aiboは育っていく環境によって性格が変わってくようになっているので、静かな環境で育ったAiboはおとなしい性格に、自由に遊び回れる環境で育ったら活発な性格になってきます。

そのため最近ではペットのようにかわいがっている方も多く、実際に「Aiboの修理を打ち切らないで!」と反対の声も上がっていました。また最近では株式会社ア・ファンでは「【Aibo】の里親を募集」というキャンペーンを行い、もし修理ができないAiboはお寺で供養する「Aibo葬」も開かれました。これも、私たち人間がAiboに対して愛情を注いでいるからこそ、本物のペットのような関係性を作ることができるんですよね。

このように、AI(人工知能)は感情がわかるようになっていったら、やがて友達、恋人、家族のような存在になることも考えられるかもしれません。

まとめ

さて、今回は「AI(人工知能)が感情をわかるようになったとき、私たちはどうやってAI(人工知能)と付き合っていくか」について考えてみました。今までの流れをざっと振り返ってみましょう。

  • 実は文章や表情からAI(人工知能)がすでに感情をわかってくれる
  • 感情わかってくれたら、AI(人工知能)が一気に身近な存在になるかもしれない
  • でも、AI(人工知能)は私たちがなんでその感情を抱いたのか、などはわからない
  • 怖いところはあるけれど、AI(人工知能)と仲良くすることはできる

AI(人工知能)とはいえども、感情をわかってくれることでより私たちとの距離感が近づいていることは間違いないですよね。とは言え、仲良くなりすぎると「AI(人工知能)にどっぷり浸かりすぎてしまってしまう」「AI(人工知能)が暴走してしまう」などいろいろ危険な未来もあるのは確か。

それを考えると、私たち同士の人間関係と一緒で、「距離感」を持つことが大切になってきます。今まではAI(人工知能)に特に何も考えず作業をお願いできていたけれど、AI(人工知能)になんでもお願いするという付き合い方を変える必要がありますよね。そうすれば、今までよりももっとAI(人工知能)を使いこなせるかもしれません。

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