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Google×AIがマジでヤバイことになってるので記事にまとめました

Google×AIがマジでヤバイことになってるので記事にまとめました

世界最大規模のIT企業であるGoogleはGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)の一角として君臨し、インターネット市場をこれまで主に検索エンジンという形で開拓し続けてきました。ほとんどの人はGoogleの検索エンジンを利用したことがありますよね。その事実がGoogleの巨大さや影響力の大きさを物語っています。またGoogleレンズなど、検索エンジン以外にも活躍の場を広げており、今や私たちの生活のあらゆる場面でGoogleの存在を確認できるでしょう。

このようにGoogleが圧倒的な存在感を見せていること、そしてこれからもこの勢いは続くと予想されることの背景にAI(人工知能)の存在があります。GoogleによるAI(人工知能)の活用や研究は私たちの想像を超えてすごいことになっており、その動向は目が離せないもので、ぜひとも知っておきたいところ。そこで今回は、Google×AI(人工知能)がどれほど進化しているのか説明します。

まずはGoogleが掲げている「AIファースト」について解説しましょう。

Googleが掲げるAIファースト

No1のイメージアメリカのドナルド・トランプ大統領のアメリカ・ファーストや小池百合子都知事の都民ファーストなど、○○を優先するという意味で○○ファーストというのは使われ、2017年にはユーキャン新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれましたよね。GoogleのAIファーストも似たような形で使われており、その意味を簡単にまとめるとAI(人工知能)を最重視して製品やサービスの開発や提供するマインドのことで、まさにAI(人工知能)がいたるところで見られる現代に最も大切なマインドといえるでしょう。

Googleは以前モバイルファーストとして携帯電話やスマホ、ノートパソコンなどのモバイルを製品やサービスの開発や提供の中心に据えていましたが、2016年にモバイルファーストからAIファーストへと方針転換を行いました。この方向転換は現在のGoogleの業界における存在感やAI(人工知能)分野への進出具合を見るに、GoogleのCEOであるスンダー・ピチャイ氏には先見の明があったに違いありません。

このようにAIファーストを掲げるGoogleはAI(人工知能)を重視して開発や研究に多大なる力を入れつつており、インターネット市場を飛び出してAI(人工知能)市場にも進出しています。さて、そんなGoogleはどんなAI(人工知能)事例を発表してきたのか気になりますよね。次に、これまでにGoogleが発表したAI(人工知能)の事例について紹介します。

Googleがこれまでに発表したAI事例

カメラのイメージ
Googleが発表したAI(人工知能)の事例はこれまでさまざまなものがありますが、代表的なものとして次の事例があげられます。

Googleレンズ

Googleレンズは画像認識に関するAI(人工知能)を活用した事例で、「目の前にあるものを調べる」ことをコンセプトに掲げています。例えば、目の前にあるアパレル商品をカメラにかざすだけで似たような商品を探すことが可能であったり、観光名所の画像を用意するだけでその名所や周辺地域の詳しい情報を得ることができるでしょう。また、動物や植物の種類を特定することや、英語の文章にカメラにかざして日本語に翻訳された文章を確認できるのだとか。

Googleアシスタント

Googleアシスタントは音声認識に関するAI(人工知能)を活用した事例で、Googleが開発したAIアシスタント(対話を通してタスクを実行するサービス)です。スマホやスマートスピーカー、テレビや時計などに搭載されており、使用するデバイスによってできることは変わってきますが、例えばスマホの場合だと用事のリマインド(通知)の設定や、これからの予定の確認を、音声を通しておこなうことができます。

※どれだけすごいかは以下の記事に書いています

このようにGoogleからさまざまなAI(人工知能)事例が発表され、それは私たちの生活に身近に存在します。AI(人工知能)事例だけでなく、GoogleがどのようなAI(人工知能)の研究をおこなっているのかも気になりますよね。続いて、Googleで取り組まれているAI(人工知能)関連の研究を紹介します。

Googleが取り組むAI(人工知能)研究

天気のイメージGoogleはアメリカだけでなく、日本やインド、中国と世界各国でAI(人工知能)に関する研究所やプログラムを設置しており、GoogleのAI(人工知能)研究への熱の入れ方がうかがえますよね。そんなGoogleが近年取り組んできたAI(人工知能)研究のうち、興味深いものを紹介しましょう。

天気を瞬間的に予測するシステム

以前から機械学習(AI(人工知能)を支える技術で、大量のデータを与えることで特徴を見つけ出すというコンピュータの学習方法のひとつ)は天気予測の精度を向上させることができる可能性がありました。この可能性をもとに、Googleは毎分正確な降雨予測が可能な技術を開発したと論文発表したとのこと。この予報最大6時間後まで、1km単位で予測が可能だとか。

手話を翻訳するシステム

手話の翻訳をスマホのカメラでとらえるシステムが今研究されています。AI(人工知能)の技術で、手のひらの動きを検知できるような検知器を作り出し、リアルタイムで手の動きをとらえることに成功しました。これがもし実用化されれば、耳が聞こえない人との会話がスムーズにできるのはもちろんのこと、この画像認識の技術はさまざまな研究開発に応用されるでしょう。

このようにGoogleはAI(人工知能)研究に力を注いでさまざまな研究成果を出しております。もはやAI(人工知能)研究はGoogleが牽引しているといっても過言ではありません。

ところで、GoogleはAI(人工知能)の開発や研究をしているばかりではなく、AI(人工知能)に関するサービスを提供し、AI(人工知能)開発や研究にも貢献しています。それでは、Googleが提供しているAI(人工知能)サービスを紹介しましょう。

Googleが提供するAI(人工知能)に関するサービス

プログラミングのイメージ

Googleが提供するAI(人工知能)サービスは、現在のAI(人工知能)に強く関連する機械学習やディープラーニング(機械学習の一種)に関するサービスなどです。これらのサービスを使えばAI(人工知能)開発がより容易に、かつ高度にすることが可能でしょう。主なサービスは以下の通りです。

TensorFlow

GoogleのTensorFlowは実際にAI(人工知能)開発の現場で使われる、機械学習やディープラーニングのためライブラリです。ライブラリとは頻繁に使われるプログラムを再利用できるようにまとめたもので、TensorFlowは機械学習やディープラーニングの開発でよく使うプログラムをまとめたライブラリのこと。Googleのライブラリはとても使いやすく、実際に人気なのだとか。

Cloud AutoML

AI(人工知能)開発をしたいけれども専門のエンジニアはいないし、自分もよくわからない・・・なんてこともありますよね。そこで登場するのがAutoMLで、機械学習の専門知識が不十分だとしても、高品質のモデルを作ることができます。またCloud Auto MLはサービスがシンプルなつくりとなっており、自分独自の機械学習モデルを容易に作成することが可能です。

このように機械学習やディープラーニングの開発支援をしてくれるサービスがGoogleから提供されており、AI(人工知能)の開発者の立場からすると嬉しい限りですよね。

一方で、これまで紹介したような製品や研究、サービスに取り組んできたのは一体どのような人たちなのか気になるところ。最後にGoogle所属のAI(人工知能)の専門家を紹介します。

Googleに所属するAI(人工知能)の専門家たち

専門家のイメージGoogleでは多くの人たちがAI(人工知能)の研究などで、これまで優秀な人材を育てたり引き抜いたりしてきました。その結果、Googleは世界でも有数なAI(人工知能)大企業へと成長したのです。GoogleでAI(人工知能)開発に取り組んだ代表的な人物は次の通りです。

Andrew Ng

Ng氏は2011年にGoogleがシリコンバレーにAI(人工知能)の研究所を立ち上げるときの設立メンバーでした。この研究所の業績はメガネ型ウェアラブル端末Googleグラスや自動運転車の開発などで、これらの技術に携わったというのだから驚きですよね。また、Ng氏は画像認識の研究にも関わり、無数のYouTubeの動画の中から猫の動画だけを抜き出すというニューラルネットワーク(脳の神経細胞のつながりを模した数学的モデル)を駆使した技術です。

Ng氏は現在Googleを離れ、現在ではスタンフォード大学の教授などを務めています。

Geoffrey Everest Hinton

Hinton氏はコンピュータ科学の権威ある賞のチューリング賞の受賞歴のある、ディープラーニングの研究で世界を牽引してきた天才研究者で、現在はGoogleとトロント大学で働いています。音声認識や検索エンジンなどのGoogleのAI(人工知能)技術の多くにHinton氏は関わっており、Googleに欠かせない人物であることは間違いありません。

Hinton氏の近年の業績の例としてあげられるのは、カプセルネットワークの開発でこれはディープラーニングの核となる技術のひとつであるニューラルネットワークをさらに発展させたものです。

まとめさて、今回はGoogle×AI(人工知能)がどれほど私たちの想像を超えてすごいことになっているのか説明しました。Googleはスマホなどを重視したモバイルファーストからAIファーストへと舵を切り替え、AI(人工知能)を重視した製品やサービス開発をしています。インターネット市場にとどまらず、AI(人工知能)市場にまで進出する勢いは流石Googleですよね。

Googleはこれまで次のようなAI(人工知能)事例を発表しました。

  • Googleレンズ:カメラを向けるだけで、被写体の情報を得たり、翻訳したりできるアプリ
  • Googleアシスタント:音声で予定のリマインドを入れるなど、手を使わず音声で操作できる機能

またGoogleのAI(人工知能)研究ではこれまで次のようなことがありました。

  • 天気の迅速な予測:毎分正確な降雨予測が可能な技術
  • 手話の翻訳:画像認識技術を用いて、手話をリアルタイムで翻訳し、コミュニケーションを活性化する技術

Googleはこれらのような開発や研究だけでなく、AI(人工知能)開発を支援するようなサービスも提供しています。

  • TensorFlow:機械学習やディープラーニングのライブラリ
  • Cloud AutoML:機械学習の知識がなくてもAI(人工知能)を作れるサービス

このようなAI(人工知能)開発や研究、サービスは数多くの専門家によって支えられてきました。

  • Andrew Ng:シリコンバレーにAI(人工知能)の研究所を立ち上げるときの設立メンバーである元GoogleのAI(人工知能)専門家で、画像認識の研究として、YouTubeの動画の中から猫の動画だけを抜き出したことで有名
  • Geoffrey Everest Hinton:今もGoogleで働いている天才研究者で、近年開発した技術の例はカプセルネットワークというニューラルネットワークを超える技術

このようにGoogleはAI(人工知能)にマジでヤバイほど力を注いでおり、世界のAI(人工知能)分野をリードする企業のひとつであること間違いありません。これからもGoogle×AI(人工知能)の動向が気になりますよね。

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