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ガンダムのハロがAIロボットとして活躍中!気になる性能を調べてみた

ガンダムのハロがAIロボットとして活躍中!気になる性能を調べてみた

テレビアニメ「機動戦士ガンダム」のハロといえば、愛嬌のある外観と、独特の話し方で、作中のマスコット的存在として今でも人気がありますよね。実は、このハロがAI(人工知能)ロボットとして、すでに現実に存在しているんです。

そのハロの名は「ガンシェルジュ ハロ」と言います。マンガやアニメといった二次元上の中のキャラクターが、私たちの暮らす三次元の中に存在するというのは、とてもワクワクし、興奮しますよね。ハロが現実に存在することは、ガンダムファンにとって、夢のようなことでしょう。

では、このハロを模したAI(人工知能)ロボットがどのような機能を持ち、どれほどの性能を持っているのか気になりますよね。そこで今回は、ガンダムのハロを模したAI(人工知能)ロボットが持っている優れた性能を解説します。

ハロの優れた性能①:洗練されたデザインとAI(人工知能)による動作がかわいい

ハロのフォルムイメージ

ハロをAI(人工知能)ロボットにするにあたって、見た目や動きがハロらしく可愛いことが求められます。そして、実際に開発されたハロのAI(人工知能)ロボットは、その愛らしさを損なうことなく、きちんと再現されているのです。

ハロ本体の設計と生産はVAIO株式会社が担当し、ハロの洗練されたデザインと愛らしい動作をうまくAI(人工知能)ロボットで表現しています。

外観はハロそのものであり、直径は約19センチメートルで、形はほぼ球体です。不思議なことに、ほぼ球体なのにもかかわらず、自分の位置を保持し、転がっていくことがありません。

しかも、球体のままだったり、手足を出した状態だったりとディスプレイ方法を自由に選択することができます。手足をボディに収納することで、まるでアニメに出てくるハロのようなフォルムも再現できるのです。ハロのAI(人工知能)ロボットは再現度が高く、ガンダムファンにとってはたまりませんよね。

機動戦士ガンダム ガンシェルジュ ハロ

ちなみに頭部には、マイクが三か所取り付けられており、音量などの違いで、話しかけられた方向に向きを変えます。おもりのついたモーターを使って、向きを変え、動きもハロらしく前後左右にゆらゆらと愛らしい動作を取るので愛着がわきますよね。耳を開けておくとパタパタ動き、その姿は可愛いことこの上ありません。

モーターは縦揺れ用、横揺れ用、回転用の三種類のモーターが搭載されており、向きの方向転換やゆらゆらとした動作を制御しています。また、振り子のように揺れた後に惰性でゆれ続けることを防ぐ制御もかかっているので、不自然な動作もありません。

ハロの優れた性能②:オフラインでは、日常会話もできるインテリアになる

ハロがインテリアになるイメージ

ハロのAI(人工知能)ロボットは、インターネットの接続が切れたオフラインの状態と、インターネットに接続されたオンラインの状態の二通りで楽しむことができます。オフラインとオンラインで、それぞれ反応や動きが異なり、基本はオフライン状態にあります。オフライン状態はハロのAI(人工知能)ロボットをインテリア的に使うモードであり、ボイストリガーと呼ばれる定型文にしか反応しません。

ボイストリガーには「ハロいま何時?」「ハロ今日何日?」といった日常生活で使えるフレーズが搭載されていて、時間や日付、バッテリー残量を応えることができます。ただ、Alexaに「アレクサ」と単語を話しかければAlexaのスピーカーが立ち上がる(起動する)ように、「ハロ」の単語を話しかけらからといって、ハロが起動するわけではありません。あくまで、「ハロいま何時?」で一つのフレーズとなっています。

ちなみに、ハロのAI(人工知能)ロボットの声は「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」などでハロの声を担当する、声優の新井里美さんが担当しています。機体や性能もさることながら、声まで豪華ですよね。

ハロの優れた性能③:オンラインではガンダムシリーズのエピソードを一緒に語らえる

ハロと会話するイメージ

オフラインでも会話を楽しむことができますが、ハロのAI(人工知能)ロボットの醍醐味はオンラインでのやり取りです。ハロのAI(人工知能)ロボットをオンラインにするためには、「ハロ起動」という言葉(ハロが反応する定型文=ボイストリガー)を使い、無線LANにてクラウドサーバーにつなげます。一声でオンラインにつなげることができるなんてカッコいいですよね。

オンライン状態のハロは日本アイ・ビー・エム株式会社の技術を活用して構築されており、話の意味と意図を分析し、データベースから最適な答えを選んでして応答します。これぞAI(人工知能)の力、といったところですよね。

さて、ハロのAI(人工知能)ロボットとどのような会話ができるのかというと、「機動戦士ガンダム」全43話、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」についての会話を楽しめるんです。作中に登場するモビルスーツのデータや、登場キャラクターの性格、ストーリーの中の印象的なエピソードなど、ありとあらゆるネタで、ユーザーを会話で楽しませてくれます。ガンダムファンにとってはたまらないAI(人工知能)ロボットですよね。

ハロのとの会話は、ガンダムについてのうんちくを話してもらったり、質問に応えてくれたり、クイズを出してくれたりします。さまざまな会話パターンにより、ユーザーを飽きさせることなく、延々と会話を続けることができるんです。

特筆すべき点として、話しかけられた内容を単語で理解しているのではなく、会話形式で理解していることがあげられます。例えば、「アムロの誕生日を教えて!」と会話形式で話しかけると「アムロ 宇宙世紀 0063 11月4日生まれ」と答えてくれ、よりリアルな会話を楽しむことができるのです。

複数の選択肢がある質問や問いかけには、ランダムで回答してくれます。例えば、「ガンダムの武器を教えて」、「シャアのセリフ言ってみて」といった質問です。単調な会話ではなく、バリエーションに富んだ会話を楽しめるなんて、とてもかしこいロボットですよね。

ハロのAI(人工知能)ロボットは、「もっと話して」と話しかければそのまま会話を続けることができ、「別の話をして」と話しかければ別の話題に移行します。また、「スカイツリーの高さを教えて」といった、ハロが知り得ない質問を投げかけると、黙り込んでしまうのではなく、適当に話をそらすなど、コミュニケーションをハロのAI(人工知能)ロボット側で終わらせないようにするようにできており、コミュニケーションロボットとして優秀ですよね。

まとめのイメージ

さて、今回はガンダムのハロを模したAI(人工知能)ロボットとして持っている優れた性能について解説しました。今回解説した内容は、以下の3つのポイントにまとめることができます。

  1. 練されたデザインとAI(人工知能)による動作が可愛い
  2. 日常会話もできるインテリアになる(オフライン)
  3. ガンダムシリーズのエピソードについて一緒に会話が楽しめる(オンライン)

中でも、特にハロとガンダムについてのディープな話ができるなんて、ガンダムファンにとっては、たまらない性能ですよね。ハロのAI(人工知能)ロボットはガンダムについてはものすごく知識豊富なので、ユーザーを飽きることなく楽しませてくれることでしょう。

お値段は、この記事を執筆した時点では税抜138,000円で、これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれです。しかし、利用場面は限られるものの、高機能なAI(人工知能)を搭載したロボットであることは間違いないので、新しい時代がやってきていることが実感できます。ガンダムファンのみなさんは、購入を検討してみるのも良いですよね。

参考元

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