昨今、よく耳にするようになったIoT家電ですが、自宅のスマートホーム化するために購入を検討されている方も多いです。でもIoT家電って便利そうだけど値段も高そうだし、正直何を買えばいいのかわからない方もいますよね。IoT家電は各メーカーが様々な種類の製品を発売しているので、そう思ってしまうのも無理はありません。
IoT家電には遠隔で家電を操作したり日々のルーティン作業を自動化できるメリットがあり、私たちの生活を便利で豊かにしてくれます。この記事ではそんなIoT家電を、最新のモデルを含めて導入が簡単なものをまとめました。そのため、きっとあなたにぴったりのIoT家電が見つかるに違いありません。
そこで今回は購入を検討されている方や、とりあえずどういった製品があるのか知りたい方へ向けて、リビング編、キッチン編、寝室編などの5つのジャンルに分けておすすめのIoT家電をお伝えします。
IoT家電て便利なの?
IoT家電はその名前の通り、IoTの技術を取り入れた家電を指します。IoTとはInternet of Things(モノのインターネット)の略称で、モノとモノがインターネットで繋がることにより様々な情報のやり取りが可能になることを指します。そこでAI(人工知能)技術の発達によりモノ自体が受け取った情報を処理するようになった結果、最近では、まるで自ら考えて行動する家電が続々と開発されました。
また、IoT家電はインターネットを経由してソフトウェアのアップデートが行われる物もあります。従来のインターネットに繋がっていない家電だと、基本的には購入した時以上に使いやすくなることは少ないですよね。しかし、IoT家電はインターネット経由でソフトウェアの更新が容易に行います。メーカーによっては頻繁にアップデートをし、搭載されているAI(人工知能)の性能が良くなったり、スマートフォンの操作アプリが使いやすくなったりと、購入した時よりもどんどん使い勝手がよくなるかもしれません。
このように、IoT家電はインターネットに繋がることで遠隔操作や音声反応、自動化だけでなく自らを進化させることができるので、非常に便利です。
おすすめのIoT家電:リビング編
リビングは自宅の中心となっている場合が多いですよね。そのため、スマートホーム化しようと思った時に、最初にスマート家電を導入する可能性が高いでしょう。そんなリビングにおすすめのスマート家電をお伝えします。
お掃除ロボットがさらに進化したルンバs9+
アイロボットジャパン合同会社が販売するルンバは、お掃除ロボットの草分け的存在です。スマート家電と聞いた時に、ルンバは真っ先に連想する方も多いかもしれません。ルンバの中でも2020年に発売された機種が、「ルンバs9+」です。
ルンバs9+では、ボディが丸形の物からD形に変わったことにより、部屋の角や壁の際までしっかり掃除できるようになりました。また、クリーニングヘッドの場所を変えることによりルンバシリーズ最大幅のクリーニングヘッドを可能としました。そして設定したスケジュール通りに自動で掃除を始める他に、インターネットに繋がることで、外出先からスマホアプリでの操作やスケジュール管理ができます。そのため、例えば急にお客さんが来ることになった!という場合でも、外出先から操作して掃除できるでしょう。
動くペットを自動追尾する HDペットカメラ KX-HDN215-K
最近では、ペットを飼い始めた方も増えましたよね。でも、ペットを飼っている間は外出しているときに何かあったらどうしよう、と不安になるかもしれません。
そんな方には、仕事や学校などの外出中でもペットの行動を見守れるみまもりカメラがおすすめです。その中でもPanasonicが販売する見守りカメラ、「HDペットカメラ KX-HDN215-K」は特殊吸盤によってペットにイタズラされても倒れにくい設計で、2種類のセンサーを駆使したペットの自動追尾機能がついています。さらにインターネットに繋がることにより、外出先からスマートフォンで離れた場所からペットに声を届けたりペットの声を聞くこともできます。外出先でペットの様子が心配な場合でも、コミュニケーションが取れて安心ですよね。
おすすめのIoT家電:キッチン
キッチン家電は元々高機能なものが多いですが、IoT化の波で更にその機能向上が実現しました。IoTを取り入れたキッチン家電の導入は、日々の調理の手間を減らし調理時間の短縮に貢献します。そんな、キッチンで使えるIoT家電について解説しましょう。
おすすめのレシピを表示する冷蔵庫「SJ-AF50G」
SHARPの「SJ-AF50G」はドア部分にタッチパネルを搭載し、スマートフォンと同じ感覚でレシピの確認やタイマーなどを使用できる冷蔵庫です。この冷蔵庫は同社が展開する「COCORO+」サービスと連携し、日々の利用データを収集し、分析すると、使用者の嗜好や利用状況に応じておすすめレシピの提案をします。さらにこの冷蔵庫は無線LANに繋がることで、買物情報サービス「トクバイ」で発信されている近隣スーパー等の特売情報を取得し表示します。これなら、いつお買い物にいくかを在庫に合わせて判断できるに違いありません。
在庫管理から自動注文までこなすスマートマット「Octotas」
日々の暮らしの中で水や調味料はストックすることが多く、どれだけ使ってどれだけ残っているのか確認する在庫管理や不足分の買い足しは大変ですよね。ですが、スマートマット「Octotas」を導入すればそんな面倒な作業から解放されます。
スマートマットとは、搭載されたセンサーが上に載っている物の重量から物の数を把握するデバイスのこと。プラス株式会社が販売するスマートマット「Octotas」は残量計測センサーを搭載し、飲料や洗剤などの下に敷くことで在庫をチェックします。そして設定した残量を下回った場合、Amazonが展開する「Amazon Dash Replenishment」と連携することで自動注文できます。また、自動注文に対応する商品は550以上となり、重量がある飲料や、調味料などをつい切らしてしまったなんてことを防げるでしょう。
おすすめのIoT家電:寝室編
1日の内3分の1近く費やす睡眠をとる場所である寝室は、最もリラックスしたいですよね。寝室にIoT家電を取り入れれば、日々の入眠や起床が非常に快適になります。そこで、寝室におすすめのIoT家電を解説しましょう。
寝室をシアターにできる「popIn Aladdin 」
Panasonicが発売する「popIn Aladdin」はシーリングライトとプロジェクターが一体となった製品です。取り付けは既存のシーリングライトと取り換えるだけで可能です。
この製品を使うと、寝室の壁があっというまに巨大スクリーンに変わります。そして「Hulu」や「Amazonプライムビデオ」などの動画配信サービスや「Spotify」という音楽配信サービスを利用できます。そのため、寝る前のひと時にリラックスする映像を流したり、ベッドでくつろぎながら映画をみることができるのでおすすめです。
自然の光で優雅な朝を迎える「めざましカーテンmornin’ plus」
株式会社ロビットの「めざましカーテンmornin’ plus」は既存のカーテンに取り付けるだけで自動でカーテンの開閉する製品です。「めざましカーテンmornin’ plus」では、スマートフォンと連携することで毎朝設定した時間に自動開閉できます。これを目覚ましの時間と合わせれば、太陽の光を浴びながら起きられるでしょう。また、1台のスマートフォンに4台までのmornin’ plusを登録でき、リモコン感覚でスマフォから開閉ができます。
カーテンの開閉は毎日の事なので、これが自動化できたり遠隔で操作できると 日々の暮らしがスムーズになりますよね。
おすすめのIoT家電:浴室・玄関編
このほかにも、浴室や玄関向けのIoT家電があります。それについてお伝えしましょう。
浴室:後付けで自動お湯はり機能を追加できる「Switch Bot」
Switch Botから発売されている「Switch Bot」は、スマートフォンとBluetoothで連携することで物理的にボタンを押すことができます。なので、自宅に自動給湯やお湯はりのボタンがある操作パネルが設置されていれば、そこに取り付けて、自分でボタンを押すことなくお風呂にお湯をためられます。テレビを観ている、あるいは冬場にこたつから出たくない時など、その場から動きたくない時でもお風呂にお湯をためられるので、日々のちょっとしたストレスを解消できるかもしれません。
玄関:取り付けだけでオートロック化!「Qrio Lock Q-SL2」
Qrioの「Qrio Lock Q-SL2」は既存の玄関ドアに取り付けるだけでスマートロック化できます。スマートフォンと連携すると、カバンやポケットにから取り出す必要なくハンズフリーでの開錠します。また、オートロック機能があるので鍵の閉め忘れ防止になるでしょう。買い物帰りで両手が塞がっている方や、通勤や通学で慌ただしい朝をおくっている方におすすめ。
おすすめのIoT家電:番外編
また、場所に限らずおすすめのIoT家電があります。ここでは、そんなどこでもおすすめのIoT家電について解説しましょう。
スマートリモコン:買い替え不要で従来の家電をIoT家電へ「SwitchBot Hub Plus」
スマートリモコン、SwitchBot Hub Plusを導入すると、IoT家電ではない既存のテレビやエアコンなどを、リモコンの赤外線を記憶させることで遠隔で操作できるようになります。従来の家電のリモコン替わりとして扱えるので、今まで使っていた家電を買い替える必要がありません。
これによって、IoT家電ではない家電もまるで最新のIoT家電のように扱えます。なのでこれから段階的にIoT家電を導入したい方にはピッタリでしょう。
スマートディスプレイ:レシピをみる、家電の音声操作にも使える万能ディスプレイ「Google Nest Hub」
Googleが販売するスマートディスプレイ「Google Nest Hub」はスマートスピーカーとして使えることはもちろんですが、7インチのタッチパネル画面を搭載しています。インターネットに接続することにより、このディスプレイでビデオ通話をしたり、youtubeやフォトフレームに使ったり様々な使い方ができます。
※AIZINE編集部がGooglen Nest Hubのレビューを行った記事があります。それがこちら
さて、今回はIoT家電の便利さと5つのジャンルごとにおすすめのIoT家電をお伝えしました。それでは、今回取り上げたIoT家電についておさらいします。
- 進化したお掃除ロボ「ルンバs9+」
- ペット見守りカメラ「HDペットカメラ KX-HDN215-K」
- タッチパネルで情報表示可能な冷蔵庫「SJ-AF50G」
- 載せるだけで在庫管理と自動注文可能なスマートマット「Octotas」
- 照明とプロジェクターが一体化した「popIn Aladdin 2」
- 朝のルーティンを自動化するめざましカーテン「mornin’ plus」
- 遠隔でお風呂にお湯を貯めることができる「Switch Bot」
- 取り付けだけでハンズフリーとオートロックが実現Qrio Lock Q-SL2
- 買い替え不要で従来の家電をIoT家電化する「Switch Bothub」
- 多機能ディスプレイ「Google Nest Hub」
今回お伝えした製品は、いずれも大掛かりな工事を必要とせず、設置や取り付けとスマートフォンとの連携のみで導入可能なものです。
IoT家電は新しい分野であるため、値段が高かったり聞きなれない言葉や機能も多いです。しかし遠隔や音声での操作と動作を自動化できるIoT家電は、いずれも使いこなせば私たちの生活を便利にします。
また、新しい分野であるため、これから更に便利に、更に簡単にと、まだまだ進歩することは間違いありません。そして将来的には家にある全ての家電がIoT家電になるかもしれません。そんな未来を先取りして自身のライフスタイルに合ったIoT家電を導入しましょう。
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ペットカメラ KX-HDN215-K | 商品一覧 | ホームネットワーク システム | Panasonic
SJ-AF50G | 冷蔵庫:シャープ
スマートマット「Octotas(オクトタス)」ー対象消耗品なら使いきる前に自動的に再注文ー|プラス株式会社ステーショナリーカンパニー(PLUS Stationery)
大画面のある暮らし。popIn Aladdin 2 は場所を取らない、すべての間取りにフィットする大画面 。
めざましカーテン mornin’ plus (モーニンプラス)
SwitchBot | スマートホーム化できる簡単スイッチ| Alexa | Google Home
Qrio Lock(キュリオロック)- カギが自由になる生活。 | Qrio(キュリオ)
Google Nest Hub Max – スマートホーム ディスプレイ – Google ストア